第37話 その者の名は
ユニーク20,000人ありがとうございます!!
もう一人の主人公?ピエールを宜しくお願いします!
ピエール(〇〇者)side
「俺の名はピエールだ。前世は宮元 悟という名の日本人だった者だ!」
俺は自己紹介をしながら、不思議な泡をノックする。
泡の中の少女は警戒心全快で怯えた目で俺の背負っている弓矢を見ていた。
俺は弓矢を下ろして、無害だとアピールするために両手を上げて数歩下がった。
(久し振りの日本の服を見てテンション上がって、相手の事を考えていなかった・・・反省反省。)
両手を上げた状態でしばらく待っていると
少女は白い玉を拾い上げ立ち上がった。
「バブルパールガード・閉」と少女が日本語で呟くと不思議な泡は白い玉に吸収された。
「えっと、初めまして・・・あたしの名前は中村 雪です。
・・・・・あたしをどうするつもりですか?」
「どうするつもり?・・・ああ!ゴメン!!どうもこうもするつもりも無いよ!
久し振りに日本の服を見てテンション上がって何も考えずに声をかけただけだよ!!!」
「えーと、とりあえず敵対するつもりが無いと言うことですか?」
「ああ、そのつもりだけど?・・・敵と言えば、ここだとモンスターが彷徨く危険な場所なので俺の村まで来るか?」
ユキは眼を閉じ、ぶつぶつと小声で独り言を言っていた。
「?・・・何か用事があるのか?」
ユキは眼を開けた。
「いいえ、村まで連れてくれますか?」
「OK!・・・あっ!その格好では無用なトラブルが起きるかもしれないから、途中に小屋に寄ってローブを持って行こう。」
「・・・その辺は任せます。それでは行きましょうか?」
俺は弓矢を背負って、ユキと一緒に森の中を歩いて行く。
しばらく、無言で二人で歩いていたが、俺が沈黙に耐えきれずに話題を振る。
「・・・・・そう言えば、さっきの不思議な泡はユキさんのスキルなのか?」
「えっと!?あっと!?そっと!?」
「ああ!・・・ゴメン!自分のスキル構成を明かすのは死活問題だから無理には聞く気は無いよ。
ただ、羨ましいなぁ~と思ってさ。
俺は前世の記憶は有るんだが、スキルの才能が無くて村では落ちこぼれになっているんだ。
だから、スキルがある奴は羨ましいなぁ~と思ってしまう・・・」
「・・・・・・・・・・・えっと、ピエールさんでしたっけ?」
ユキは俯いた状態で立ち止まった。俺もそれに合わせて立ち止まった。
「ピエールでいいよ!」と俺は笑顔で答えた。
ユキは俺の声に戸惑いながら会話を続けた。
「じゃあ、ピエール・・・・・・何も聞かずにこの腕輪に触れてください!」
そう、ユキが言うと右手を出して腕輪を見せた。
(う~ん、何か企んでいる感じじゃないし・・・騙されたと思ってやってみるのもいいな!)
「ああ、分かった!」
俺はユキの出された右手の腕輪に触れたとたん、腕輪はピッカと光った。
目が眩んだ俺は
「目がぁ!目がぁ!!」とおどけた感じで言ってみた。
ユキは慌てた様子で
「ああ!?ごめんなさい!・・・こんな現象が起きるとは思わなくて!!!」と謝罪してきた!
「あっ!いや、大したことは無いよ。ただ単にラピュ●ネタをやってみただけだよ!」
「え!?・・・ラピュ●?何ですか?それは?」
「えーーーーー!!!あの名作アニメのラピュ●だよ!ラ●ュタ!!!」
「・・・・・ごめんなさい!知らないです!
たぶん、ピエールの前世の日本とあたしの知っている日本はパラレルワールドで違う物だと思います。」
「ああ、そうか・・・そういう事もあるのか?
それで腕輪に触れた行動について聞いていいか?」
「えーと、これはおまじないみたいな物でもしかしたらピエールのスキルが覚醒するかもしれない・・・」
「本当か!?村に戻って鑑定石に触れたら俺のスキル項目が『無し』から変わっているのか!?」
俺はユキの発言に驚いて、ユキの両肩を両手で掴んで問いつめてしまう!!!
「!?ピエール!!痛い!!!」
俺はユキの声で正気に戻り、両肩から手を離した。
「ゴメン!!!ちょっと気が動転した。」
「こちらこそゴメン!不用意な事を言って・・・」
俺は深呼吸して自分を落ち着かせて質問した。
「・・・それで、実際の所はどうなのですか?」
ユキは困った表情でオロオロしながら答えた。
「えっと、さっきのはピエールの状態を調べる為の行為だったのです。それでもうしばらくすれば、スキル無しの原因が分かるのです。」
「そうか!?期待してもいいのか!?」
ユキはその言葉に頷いた。
俺は嬉しさの余り、ヤッホーと飛び上がってしまった。
〇〇者は転生者でした。ひねりが無くてすみません。
次回は8/4 12:00に更新します。
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