表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/146

70話 作戦会議

「では、第一回相楽さん救出作戦の、会議を行います」


 ログハウス(特大)のリビングで行われる、相楽さん救出作戦会議。


 出席者は9人。


 出席メンバーは、俺、向井さん、岩清水さん、稲葉さんの勇者4人。


 俺が勇者なのか微妙だが…


 そして、竜王、シャルティア様、グランマリア様。


 フブキ様は不在。


 何処に?


 まあ、置いとこう。


「では、何か良い案がある方は挙手をお願いします」


「いちじょー、きょしゅって何~?」


「手を挙げる事です」


「はい!はい!シャルあります」


「では、シャルティア様」


「はい。全員ぶっ飛ばす~」


 それが出来たら苦労しない。


「はい」


「では、グランマリア様」


「全員、影も残らぬ様に焼き殺すのじゃ!」


「マリーちゃん、天才!」


「うむ、良い考えだ」


 竜王様まで何言ってるの?

 この二人を止めれるのは、相楽さんだけだった……


 師匠は偉大だ。


「王都のすぐ側に私の畑は無事かな?

 また無くなったらどうしよう」


「「ごめんなさい」」


 此処に居たよ、止めれる人が。


「というか、相楽さんは王都の何処に居るのかな?

 城に居ると思って良いのかな?」


 なんとまともな意見を。


 向井さんが常識人に見える。


 いや、向井さんは元々常識人だったな。


「で、どうやって王都まで行くの?

 竜形態だったら、すぐにみつかるよね?」



 稲葉さんのまさかの、的確な意見。


 ……いや、君は常識人では無かったよ。


「ねえ、ねえ一条君、人間同士も合成出来るのかな?」って聞かれた時は、キンタ◯が縮んだよ。フュージョンか!


「妖精のチョークで行けば、バレないじゃろ」


「…ドローンにカメラつければ偵察出来る」


 おお!名案!


 ……ん?


 てっ、おい!


 ククルトンの爺さんとラランじゃねえか!


 何時から居たんだよ?



「…何言ってるの?最初から居たよ」


 は?


 勇者四人と、竜王、シャルティア様、グランマリア様……ククルトン、ラランで9人…


 確かに……


「のう、一条。ずっと思っていたのじゃが、そこのドワーフは知り合いか?」


 グランマリア様気付いていたなら、教えてくださいよ。


 と、言うか知らないメンバーいたらこんな大事な会議参加させたら駄目だよね?


「ん?だってそこちっちゃいドワーフから、いちじょーの匂いしたもん」


 凄い嗅覚だな。


「でも、釜元…敵の勇者からも俺の匂いするんじゃないですか?」


「ううん。ちょっと違う~。

 あのグランマリアちゃん踏んづけたアホは、いちじょーの怒った時の匂いがするのー。そこのドワーフは結構仲良しの匂いがする~」


 匂いから感情がわかるのか?


 凄すぎる。


 竜族って凄いですね竜王様。


 えっ?竜王様はわからない?


 そんなのがわかるのは、フブキ様とシャルティア様ぐらい?


 竜王様が大変な理由が少しわかった気がします。


 俺が言うのもなんですが、頑張って下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ