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08.光剣&念動編

小説で超絶アクションをどこまで表現できるか、私なりの回答をここに。

今回のお題は光剣格闘、念動まで含めたアクションです。


よろしくお付き合いのほどを。

 難攻不落と謡われた、地下要塞の奥の奥。


 泰然と、白の男が通路を歩む。自然体。

 手には枷。前後を挟んで近衛の兵。

 その進路。司令部の、その前――、


 黒の男が仁王立ち。不適を通り越して獰猛な笑み。両手に――光剣の、柄。

 前を行く近衛が足を止めた。白の男が眼を細め――足を、床へ、置く。


 近衛の兵から意図を問う声。黒の男は幹部の身、とは言え司令の指示を軽んじるとは――、

 無視して白。眼はひたすらに黒の眼へ。

 黒も見る。白の眼、その奥、宿る意志。笑みを、拡げ――。


 黒が前へ。眼には確信、前へと一歩。その右手――、

 光の刀身。さらに前。踏み込む。衝き込む。貫く。近衛。二人――それだけ。


 宙に白。頭上を越える。一回転。着地。黒の背後――で振り返りざまに手を伸ばす。

 念動。手繰る。剣を呼ぶ。斬り返す黒――より速く。掴む。光剣。合。反発――から。

 睨み合う。白と黒。黒に笑み、充足の笑み、狂気の笑み。


 弾き合う。間が離れ――かけたところで。

 踏み込む。白。黒へと詰める。光の刀身に質量はない。舞わせる。手首一つ、横から踊らせ――。

 黒が跳ぶ。白の上。念動。縦、回って打ち込み――、


 地を蹴った。白。身を投げ出す。なお前へ。黒の光跡が空を斬る。白は肩口から地へ――着くなり小さく前転。両の脚へとバネを貯め――、

 斬り返す。白。横から斜めに薙ぎ上げる。その刃。かち合う。黒の光剣。反発。から――、


 伸び上がる。白。脚の力で押し上げる。黒の刃が力負け、上へ弾かれ――、

 利する。黒。反発に乗る。身を引き、刃の動きを手首一つで回転へ。

 すっぽ抜けた。白。そこへ黒の光剣。斜め下から。

 勢い。念動。白が跳ぶ。上へ。その下、黒が虚しく宙を斬り――、


 縦回転。白。光剣を上から斬り下げ――、

 打ち合う。光剣。宙で合う。勢い。反発。弾き合う。

 利した。双方。勢いに乗る。間を離す。

 地に足。向き合う。眼を合わす。

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