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「なろう」は巨大図書館である


「検索周りどうにかならんかな」という話


 いやほんとに。

 書籍1冊=投稿1本と換算した場合、なろうの1,311,897作品数(26/7/27現在)という数字は、蔵書数で近いのが名古屋市舞鶴中央図書館の約1,200,000冊約、ついで京都府立図書館の約1,100,000冊と、人口の多い都道府県の主要図書館に匹敵する。

 ちなみに国会図書館はR6年度で約48,114,000冊で文字通り桁が違う。まあ図書館+資料館みたいなところなんで一般の図書館とは性質が違うけれども。


 

 だけど。

 なろうはこれだけの作品数を抱えているのに、その大半はアクセスされず死蔵されている状態なのでは。

 だって、投稿しても半日すら保たず表示されなくなってるから。


 朝7時に投稿された作品は、昼13時頃に2,000番に達する。6時間でそこまで流される。

 試しに検索で「7/26のみ」で抽出してみたら4,847作品あるはずなのに、「新着順」で表示されるのは19:00-23:59までの2,000作品。「更新が古い順」にすると逆に00:00-18:00までの2,000作品が表示。

 18:00-19:00の間の847作品が出せない。どこ行った。


 ただ、これはジャンル指定がない場合。

 例として「異世界」ジャンルに絞ってみると、7/15-7/27で100Pに到達していた。

 ジャンル別なら慌てなくてもどうにかなりそうではある。

 

 それ以前に、どうして1ページ20作品×100P、計2,000作品までしか表示されないのか謎なんだけれど。

 2,001番以降の作品を投稿時間通りの順番ですべて閲覧する方法、あるんだろうか。


 ……まてよ、詳細検索に「時間」指定があれば空白域だけ出せるのでは?


 いやいや…。

 そうだけどそうじゃない。順番に全部見たいんだよ自分は。

 


 

 そして、検索。


 自分としては、操作感はよろしくないと思う。

 デザインが直感的。操作パネルにひたすらボタンを並べてる感じ。

 まあ見りゃわかる、というのはいいんだけど物理的にスペースが足りなくなりそうだし、ここまでの投稿数を想定した設計ではなかったのか? 知らんけど。

 

 まあ文句だけ言っても生産性がないので、自分の使いやすさを優先した願望をたれ流してみよう。


 「小説を読もう!」のトップ画面のキーワード選択、細胞みたいでちょっと気持ち悪い。

 項目をただ並べるんじゃなくてプルダウン形式にしたら画面がもっとすっきりしそう。

 数・あいうえお順でソートできたらより見やすくなると思う。


 詳細検索。

 こちらにもチェック項目の一括編集(選択/解除)が欲しい。なんでジャンル選択にしかないんだろう。

 投稿年月日も「投稿年だけ」も選べるようにしてほしい。

 あと意味のわからない項目が多い。

 最新掲載日はともかく、初回掲載日がある意味とは?

 抽出条件の指定以下はもっとわからない。

 これにチェック入れたら何が起きる? 何が目的である?


 現在検索と扱いが違うけれど。  

 平均点順作者一覧があるならもっと踏み込んで「作者別」項目を拡充したらどうだろう。


 「評価ポイント数」

 「PV数」

 「投稿数」

 「完結率」

 「商業化」


 などでもソートできるのでは?

 支持されている作者を探したいなら役に立つと思う。



 検索がタグ頼り(だけじゃないだろうけど)なのもどうかと思う。

 自己申告だから適切なタグが付けられている保証もないし、そもそもタグを付けないユーザもいる。

(というか、タグ=キーワード、という認識で正しいんだろうか。わからん)


 例えば「ざまぁ」がある話を読みたいとする。


 「ざまぁ」と一口に言っても程度があり、ごく軽いものからやらかした人間+関係者全員惨殺レベルまで非常に幅が広い。

 やらかしの程度に応じたざまぁは許容できるが、何倍返しかってくらいスプラッタな復讐劇は苦手なので読みたくないなぁ、という場合どうしたらいいのか。

 「ざまぁ度:大」とか、程度をランク分けするとか? なんかそれはそれで興醒めな気もするし。

 うーん。

 あくまでタグ検索の範囲でどうにかするならば、投稿時あらすじを分析して自動で適切なタグをつけるシステムはどうだろうか。


 ……というか。

 これこそ解析・分類が得意なAIの出番では? と自分は考える。


 図書館の司書のようにAIが投稿内容を分析・把握しているなら、ワード縛りの検索じゃなくて、なんとなく「こういう話が読みたい」を入力したら該当作品をリスト化して出すことが可能だと思う。検索の空白域がなくなるんじゃないだろうか。

 タグで拾いきれない作品も日の目を見られるかもしれない。

 約20年蓄積された作品という膨大な資産、できる限り活用しないともったいないと思うんだけれど……導入は難しいかな。ややこしくなるから。

 AIが絡むと、うん。



   * * *



 「なろう」は巨大図書館である。

 

 あるのに見えない作品が、日々着実に積み上がっていく。



読むものはジャンル問わず新着順を流し見て決めたい派

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