↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/17

AI使用作品、あなたは読みたいですか?


 なっが。

 おおう、タイトルから何だか不穏だね?


 まあ、その話をする前に「AI使用」の定義の確認をしようかな。

 今更感パねェけども。


 なろうさんの場合、AI使用の区分としてはこんな感じか。


  直接利用:AI生成テキストをそのまま「連続する文章のまとまり」として使用


  間接利用:AI生成テキストを下書きとして使う

       全面改稿したもの

       短い単一文章の使用


  補助利用:AIに誤字脱字チェックさせる

       アイデア出し

       資料検索


  不使用:AIを能動的に使用していない


〈直接利用〉

 段落や意味の区切りのまとまりで、AI生成文を改変なしにそのまま使った場合に設定。


 段落。

 一つの意味を形成している(から切り離せない)連続した文のかたまり。

 日本語の文章だと始まりは一段下げてるやつね。

 よし、適当にでっちあげてみよう。

 (〇多すぎなのはいちいち文言考えるのがだるいから。かたまり感の確認のためなので読む必要もないです)


 〇〇〇は〇〇〇〇〇〇である。〇〇は前述の著作中で「〇〇〇〇〇〇は〇〇〇である、と断定できる根拠としては〇〇〇の〇〇〇〇にある。〇〇〇は〇〇と〇〇〇〇という二つの性質を持つと言われているが、〇〇は実際は〇〇〇〇の〇〇であるので、〇〇〇〇だけということになる。よって〇〇〇は〇〇〇〇そのものであり、さらには〇〇〇〇〇〇ということになる。」と語っている。


 こんな感じかな。

 小説だと段落が増えるけど、


 〇〇〇〇は怒っていた。

 「なぜ分からんのだ。〇〇は〇〇である。〇〇〇〇はどうであれ、〇〇は絶対にいかん。〇〇〇〇は〇〇〇だからだ。〇〇からやり直すがいいこの〇〇ものが」

 「そ、そんな〇〇な! 〇〇〇〇! お許しください!」

 〇〇〇〇〇はその場で〇〇に手をついて〇〇したが、〇〇〇〇の怒りが〇〇ることはなかった。


 くらいのかたまりかな。

 段落ごととはいえ「〇〇〇〇は怒っていた」だけだと単文になるし。



〈間接利用〉

 生成文を下書きに全面改稿……ねぇ。

 文章の意味するところはそのままで、表現をすべて自分の言葉に置き換えたものということか。

 「〇〇は〇〇をした」程度は短い単一文章だからそのまま使えるとはいえ、面倒。

 (そもそも全面改稿できる技量があったらAI生成しないんじゃなかろうか)



〈補助利用〉

 AIによる校正やたたき台、資料検索程度の使用。



〈不使用〉

 自発的に使っていないならOK。

 何かを検索するとき、サイトによってはそこに組み込まれているAIが情報を出してきたりするけど、自分でAIを選んで検索かけていないなら問題ないということか。



 禁止事項としては、全面生成まんま使用、虚偽設定、プロンプト貼り付けが NG。

 注意事項としては、コンテストへ応募する場合は募集要項に合わせることと、商業化の際AI利用の嘘で揉めた場合になろう側は感知しないよ、ということ。


 そして、運営側で個別の使用不使用判定はしないから自分で考えて設定してくれ、と。

 そりゃそうだ、いちいち受けてちゃ事務がパンクするわこんなん。



 要するに。

 現状なろうさんでは「ポン出し」はダメでもAIの使用自体は問題なく、利用状況を設定すれば投稿はOK、ということ。


 ふむ。

 どうであれ、生成AI使用作品に関しては「排除」ではなく「容認」というところでしょうかね。

 歓迎されているとまでは言わないけど許されてはいる。


 AI使用作品の著作権問題がクリアではないとはいえ、使用作品の投稿数を見るに今後もこの状態が続く、むしろ増えていくだろうことは予想に難くない。

 (AI生成物は著作権グレーと言っても、生成文を全面改稿すれば改稿者に著作権が発生する。ポン出しNGなのも、著作権の帰属が不明だからか? 知らんけど)


 利用状況の虚偽申告は禁止、といったところでゼロにはならないだろうけど、運営側で投稿作のAI使用の有無が自動判別できるわけでもないから、使用不使用の申告は投稿者個々の良識に任せるしかない。

 まあ現実的な対応をされていると思う。



 繰り返すけれど、なろうさんではAIが創作に関与した作品の投稿は許されている。

 AIを使っていようがいまいが、誰が投稿しようが、読もうが自由。


 AI嫌い、と言うのも自由。


 「個性がなくて文体がどれも似ているから辟易する。読みたくない」


 まあね。

 改稿が甘いとAI臭(くどい説明・平均化)が消せないからそう感じてもおかしくないと思うよ。

 五感がないから個性が出る「揺らぎ」の表現が難しいしね。大体のキャラが淡々としがちだよね。

 有能=数字(帳簿etc.)なのもいくらAI的に話が作りやすいからっていい加減にしてほしいよね。



 「人力じゃないとがっかりする」


 なるほど。作品そのものより作者の努力・労力のほうを評価しているのかな?

 自分は作家ではなく作品単位で評価をするんでよくわからない感覚だな。あれか、推し活的な。

 結果より過程が重要、少々アレでも「頑張って書きました」と言われると気持ちよく読めるんだろうか。

 まあ、評価軸が違うだけだね。人それぞれだし、そこに上下もいいも悪いもない。



 庇うわけではないけれど、AIで「破綻なく読めるレベル」の小説を生成するのって、実際は結構難しいと思う。


 現時点で生成AIは小説生成の点ではまったく万能ではない。

 短編程度の文字数の場合は単純なプロンプトで押し切れなくもない。けれど中編以上になると設定の保持をしつつエピソードを繋いでいく必要があるので、それなりのスキルが要求される。

 AIはすぐ忘れるし混同する。人間が出す指示に従って動いているのであって自発的に話を作らない。もちろん自発的に投稿もしない。

 AIを道具として使うためには適切な指示を与え続ける必要があるので、スキルもセンスもない人間が使っても時間と電気の無駄レベルのナニかが生成されるだけ。最低でも編集者のセンスがないとうまく調整できないと思うんだが。


 ……え、

 AI生成、「ボタン一つでポン、と秒で出してくる」なんて思われているのか?

 使ったことがない人たちが、漠然としたイメージだけでAIの話をしている……?


 ははは。

 まさか、ねぇ。



 ただね。


 「自分が」読みたくないからってだけで。

 「なろうからAI作品を隔離しろ」というのはちょっと違うんじゃないかな?


 ランキングに今どれだけAI使用作品あると思っていらっしゃる?

 こないだ数えた時は50/300だったな。

 多数の読み手は、使用不使用さほど気にしないで読んでるってこと。


 棲み分け?

 今の時点でAI使用している作品、タグや作品情報見ればわかるよね?

 自己申告だけど。

 え、確認が面倒だし忘れちゃうからヤダ?

 そもそも運営がAI使用自動判定→分別なんてできないよ? どうしろと?


 補助利用まで開示しろ? 使用/不使用で判断したいから?

 ああ、そういう考え方もあるね。使っている以上開示しても問題はないんじゃない?

 自分は「不使用」でソートしたほうが早いと思うけどね。

 数をまとめて「AI利用状況についての要望」として運営にあげれば、検討くらいはしてくれるかもしれないよ。

 建設的な意見なら。



 そうだな、自分が考えるとしたらだけれど、


 表示区分はAI使用/不使用。直接・間接・補助利用を裏で選択、基本作品情報で全て開示。

 ランキングはAI使用/不使用でソートできる。


 これでいいかな。



 「AI嫌い、読みたくない」は自由。

 けれど、いちユーザが「AI使うな・一切自分の目に触れさせるな・隔離しろ・追い出せ」はね。

 一線を超えてると思うんだ。


 運営側が許容してるんだもの。

 AI使用者がどんな思惑で投稿していようが、自由では?

 AI不使用者が称賛を求めて投稿するのはOKで、使用者がそれを求めてはいけない根拠はなに?


 「AI」なら、どんなに罵っても許されると思っていません?

 あなたが憶測をもって非難しているAI作品は、誰かが——人間が投稿しているということをお忘れかな?

 

 あなたが書いたその感想。

 AI使用者が目の前にいたとしたら、面と向かって言える内容ですか?


 「負の共感」を求める集団心理、ほんと怖い。



   * * *



 Q:AI使用作品、読みたいですか?


 A:面白ければ使っていようがいまいがどうでもいい。タダで読ませてもらってるに過ぎないんだし。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。