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【AIOライト 45日目 07:12 (2/6・晴れ) 始まりの街・ヒタイ】
「さて、始めるか」
「そうですね。よろしくお願いします」
『吸収する岩の神殿』から帰還した翌日。
吸収する石膏をソイルロックダガーの代わりにギルドショップに登録すると、俺は『吸収する岩の神殿』で手に入れた素材を使って錬金を始めた。
『asanAwan0 youTwoha wiDewide daGA jy0se1wO 8inDsulunoha noNe』
「ふむふむ」
まず錬金するのはシアの防具だ。
使うのは吸収する麻縄で、見た目を変えずに純粋に性能を強化する形で錬金する。
当然レア度:3の素材だけあって難易度は高いが……これぐらいならばまだ何とかなる。
「よし出来たぞ」
「はい、ありがとうございます」
と言うわけで、無事に作成完了である。
なお、現在のシアはいつの間にかボンピュクスさんに貰ったらしい衣服を身に付けているので、下着姿ではない。
嬉しく思うべきか悲しく思うべきか……うん、深くは考えないでおこう。
「じゃあ、次は武器だな」
「『呪詛招く樹の王』の枝を使うんですか?」
「ああ、使う。それとこれだな」
次はシアの武器。
使うのは『呪詛招く樹の王』の枝とアブソーブスケルトンの珠だ。
『eDato 1temo sAmaZada Dakala 1odn0 k1ndmo samaZAmad5 sAte d0nNAtuewo HOPE』
「……」
流石はレア度:2のボス素材にレア度:3の素材。
難易度は桁違いだな。
だがこれぐらいならばまだ何とかなる。
「よし出来た」
そうして無事に出来上がったのがこれだ。
△△△△△
『呪詛招く樹の王』の杖
レア度:3
種別:武器-杖
攻撃力:340
耐久度:100/100
特性:カース(傷つけたものを傷つけ返す)
アブソーブ(力を奪い己の血肉とする)
『呪詛招く樹の王』の枝から作られた木製の杖。
細かく捻じ曲がり、黒を主体としたその色は見るものに不安感を与えるが、呪いなどは特にかかっていない。
以下の起動文を発声することで、MP消費と引き換えに魔法を発動する。
『ブート』『カース』『アブソーブ』『カースウッドキング・フォースハウル』
▽▽▽▽▽
「起動文になんか変なのが付いていませんか?」
「付いているな。まあ、害はないはずだし、後で試してみればいいんじゃないか?」
シアは自分の身の丈ほどある杖を少し訝しげに見つめる。
実際、出来上がった『呪詛招く樹の王』の杖には見慣れぬ起動文が付いていた。
『カースウッドキング・フォースハウル』、名前から察するに『呪詛招く樹の王』の素材を使ったからこそ出てきた起動文なのだろうが……まあ、試してみるしかないだろうな。
「さて次だな」
さて、作るものはまだまだある。
具体的に言えば、俺の持つバーサークスチールタバルジンと吸収する鉄釘、それに胴、腕、脚防具と吸収する石膏を合わせる形で錬金する。
『sEkkoniha o0kunoK1ndgAal halFh2o tWoH2o noNesuida』
「ふんふふん」
この程度の難易度であれば気負う必要など欠片もない。
と言うわけで、俺は難なく四つの装備品を作り上げる。
△△△△△
バーサークスチールスパイクアックス
レア度:3
種別:武器-斧
攻撃力:300
耐久度:100/100
特性:バーサーク(猛り狂う者に祝福を)
アブソーブ(力を奪い己の血肉とする)
鉄製の三日月状の刃と釘に似た部位を持つ斧。
二つの刃を使い分ける事で、効率的に戦いを進める事が出来る。
▽▽▽▽▽
△△△△△
バーサークギプスシャツ
レア度:3
種別:防具-胴
防御力:77
耐久度:100/100
特性:バーサーク(猛り狂う者に祝福を)
アブソーブ(力を奪い己の血肉とする)
毛皮で造られたシャツに石膏による補強を行った物。
防具の素材としては適切ではないので、取り扱いには注意が必要。
▽▽▽▽▽
△△△△△
バーサークギプスズボン
レア度:3
種別:防具-脚
防御力:77
耐久度:100/100
特性:バーサーク(猛り狂う者に祝福を)
アブソーブ(力を奪い己の血肉とする)
毛皮で造られたズボンに石膏による補強を行った物。
防具の素材としては適切ではないので、取り扱いには注意が必要。
▽▽▽▽▽
△△△△△
バーサークギプスアーム
レア度:3
種別:防具-腕
防御力:77
耐久度:100/100
特性:バーサーク(猛り狂う者に祝福を)
アブソーブ(力を奪い己の血肉とする)
毛皮で造られた籠手に石膏による補強を行った物。
防具の素材としては適切ではないので、取り扱いには注意が必要。
▽▽▽▽▽
「これでよし」
シアの物に比べるとどれも微妙にスペックが低い気もするが、これについては石膏が防具の素材としては適切なものではないからだろうな。
詳細にもわざわざ書かれているぐらいだし。
何故か防具三つとも特性:ソイルではなく特性:バーサークが残った件については……まあ、こっちの方が都合は良いので、気にしないでおくとしよう。
「じゃあ次はっと」
つまり何の問題はない。
と言うわけで、俺は次の錬金に移動。
ネクタールの装備している三本のガードデーモンナイフとアブソーブランサーが落とした壊れた装備品(槍)を錬金する。
『yar1hatUyo1 l0nGdakaradA aiTen0 ma1gaIkala SemererunoHa tuYoinodA』
「はいよっと」
そうして出来上がったのがこれだ。
△△△△△
ガードデーモンスピア
レア度:3
種別:武器-槍
攻撃力:315
耐久度:100/100
特性:ガード(防御力を強化する)
リジェネ(回復力を強化する)
ガードデーモンの角を加工して刃とした槍。
強度は十分だが、癖がある。
発光機能があり、光源としても使用可能。
▽▽▽▽▽
「ネクタール」
「ーーーーー」
ネクタールは俺からガードデーモンスピアを受け取ると、刃の部分だけ残して何処かにしまいこむ。
どうやらネクタールならば出す持ち手の部分の長さを調整できるらしい。
【ゾッタの錬金レベルが24に上昇した。錬金ステータスの中から上げたい項目を一つ選んでください】
「ま、当然か」
で、これだけ錬金すれば、当然ながらレベルの一つぐらいは上がる。
と言うわけで撃道具を14に上昇させる。
△△△△△
ゾッタ レベル20/24
戦闘ステータス
肉体-生命力20・攻撃力10・防御力10+2・持久力9・瞬発力10・体幹力10
精神-魔法力10・撃魔力10・抗魔力7・回復力25+4+2・感知力10・精神力11
錬金ステータス
属性-火属性10・水属性10・風属性10・地属性10・光属性7・闇属性10
分類-武器類15・防具類15・装飾品15・助道具15・撃道具14・素材類15
▽▽▽▽▽
「さて、次は……」
「マスター、そろそろお昼ですので一度」
「ん?そうか?ああ、本当だ。じゃあよろしく頼むな。シア」
「はい、マスター」
と、気が付けば時刻は12:00を回っていた。
シアの言うとおり、この先は昼飯を食べた後にするとしよう。
なにせ本番は……この後に待っているのだから。
12/29誤字訂正




