61 エリナの災難
「また仕事が増えた····この4件の依頼申請書持って来て」と部下に指示だす
暫くして「これがこの4件の依頼申請書です」部下が書類を手渡した
「どれどれ えっ! 担当者が同じこの申請書には正確に情報も記載されてる
それにランクがF以上の指定、金額もおかしいどれも報酬は銀貨1枚以上
どうなっているのかしら ちょっと一緒にギルドマスターの所に行くわよ」
「マスター入ります」「どうしたエリナ」「これを見て下さい」書類を渡す
「Gランクのクエスト発注書と依頼申請書です見比べて下さい」書類見るマスター
「なんだこれは!改ざんされてるじゃねぇか」
「ええ今日セイ様がクエストを受けて下さりこの件が発覚しました」
「ありゃ~こりゃ怒っただろ奴は」
「ええ瓦礫処理の件は苦言を呈して下さった程度でしたが外の3件では相当
お怒りでした」
「そりゃそうだろ俺でも怒るわ」 「この件どう処理しますか?」
「ボレーを即刻拘束!首輪を装着、ボレーの過去担当した依頼申請書とクエスト発注書
全て調べろ「判りました」あとあの屋敷の件の依頼申請書も念のため調べておけ
尋問は俺がやる。あと今後の対策だが依頼申請書とクエスト発注書を報酬と手数料と
共に会計に提出、会計は確認印を押す事とし書類の不備や改ざん防止努める事にする
でどうだろうエリナ」
「会計が怒りそうな対策ですね」
「会計見習い一人雇うか別の部署から移動だなその辺は任せる」「会計と相談します」
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「ボレー拘束された理由は判っているな公文書偽造に詐欺と横領だ
なぜこんな事をした」
「ギャンブルで借金が膨らんでつい」「借金の総額は幾らだ」「金貨20枚です」
「エリナ今、解ってるだけでいいから横領した額は幾らだ」
「金貨30枚と銀色25枚ですどうも素材の買い取りまで手を出していて
まだまだ増えそうですそれと商業ギルドの物納の件にも関わっているようです
全て依頼申請書にはバブルのサインそして担当者はボレーとなっています」
「そうか繋がったかエリナ内部監査及び職員の借金の有無の調査を極秘で行う
監察官にそう通達してくれ」「はい」
「ボレーバブルとはどういう関係だ?」「バブルに借金があって····」
「物納の件では申請書だけか?」
「いいえ3件程立ち会っています」
「その時の手数料はどうした」「有耶無耶になってます」
「もういいボレーを調書と一緒に衛兵に引き渡せ罪状は公金横領と詐欺だ
商業ギルドのギルドマスターに至急来て貰うように連絡しろ」「はい」
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「昨日に引き続き悪いな物納の件だ」
「どうした何か進展でもあったのか?」
「実は恥ずかしい話しだがこっち職員の横領が発覚してな
調べてみたら物納にも絡んでいたそして御前さんとこのバブルも絡んでいた」
「なに!バブルが絡んでいるのか」
「ああ で、どうする?詳しく調べれば何か出て来そうだが
こっちでは手数料の未払いが3件あるが依頼は商業ギルドで
バブルのサインが入っている税金の件もバブルの名は出て来そうだが
物件はそのまま横取り商業ギルドではクエスト報酬として渡した事に
して転売って事だろうな残念ながらバブルがやったって証拠がない
こっちは商業ギルドに物件の返還と手数料を請求するしかない
書類上商業ギルドとなっているからな」
「なんと言うことだ!商業ギルド始まって以来の不祥事だ!
この事を知っているのは此処にいる人間だけか?
バブルを商業ギルドから追い出すのは簡単だが罪には問えない
こちらでもバブルを調べては見るがバブルの犯行を証明するのを条件に
手数料と物件の返還に応じよう但し、手数料は依頼当時の売値で
査定してくれそれから物件だがすでに善意の第三者に渡っていた場合は
依頼当時の値段でお金で支払うこれでどうだろう」
「まあいいだろうこちらも余り大事にしたく無いからなこれは貸しだぞ」
「ああ解ってる」
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「エリナ明日、朝9時にセイに此処に来るように連絡を入れてくれ
用件は委託金の返還と今回の職員の不手際の謝罪だ頼む」
「はい了解しました」




