52 税金1
何事もなく無事に朝を迎えたセイ達はボルドとミーナに金貨2枚と銀貨5枚を持たせ
食材の調達と大樽10樽 中樽10樽 小樽20樽
直径40センチ高さ40センチの寸胴10個の発注を頼んだ
寸胴に関してはラフ画と共に簡単な図面を書き持たせた
その後屋敷の魔力補給をしてシルビアと冒険者ギルドに向かった
冒険者ギルドにつくと応接室に通され
エリナさんと見知らぬ男がいた男はこちら見て憮然とした態度でいきなり
「これがあの屋敷と土地の権利書ですお納め下さい」と書類を差し出し
「名義は既に貴方の名義に変えてありますこの物件はこれで貴方の物です」
「はあ」権利書受け取ろうとすると差し出した権利書を引っ込め
「まだ話しは終わってませんこの物件を所有するにあたって税金
金貨50枚納めて頂く必要があります支払っていただけますか?
全額即納が条件です」「はあ?」
「もし払えない場合差し押さえとなります」
「2つ聞いても良いですか何故全額即納なのかそして税金の種類は
答えて下さい」
「基本税金は全額即納だからです2つ目の答えは土地建物所得税です」
「エリナさん金額は妥当ですか?」「ええたぶん」
「エリナさんに質問です冒険者のクエスト報酬の税金はどうなっていますか?」
「クエスト報酬はギルドが最初に依頼者から手数料を頂いてますから無料です」
「おかしいですねどちらも所得税ですよねそれに冒険者ギルドの報酬を
商業ギルドが渡すのもおかしい冒険者ギルドから僕に手渡される時は
天引きされてないとおかしい貴方はこれをどう思いますか?
もう一つ普通Gランク冒険者が金貨50枚なんて持ち歩かないですね
何故事前通告しなかったのですか?」
「うるさい!お前は金を払えば良いんだ」
「五月蝿いのはお前だ!でどっちなのかな?
依頼が来たとき普通は報酬の立て替えなんかしないし
所有者は商業ギルドでも権利書は冒険者ギルドにあって
所有者の名義変更だけ行うのが筋だろ」
「うるさい!うるさい!」
「エリナさんどっちの主張が正しいか上と話し合いして見てよ
この人初対面なのに名前も名乗らないし信用できない」
「上に聞いて来ます暫くお待ちください」席を外すエリナ
この問題、金額は問題ではないもしセイの指摘が正しければ
税金の2重取りとなる商業ギルドと冒険者ギルドとの間に
どういう取り決めがあったかは解らないが商業ギルドが
セイを嘗めているような気がした普通15才のGランク
冒険者が事前通告無しに金貨50枚日本円にして5000万円
を即金で払えるものではないとたかを括り土地家屋を取り上げ
問題が無くなった土地を高値で後に売却という筋書きさえ
透けて見えるギルドでは無いけど商人の誰かとも考えられた
暫くしてエリナが入って来て
「税金の問題ですので慎重を期しますですので税務担当者と
慎重に話し合うそうです権利書は名義変更された事ですし
冒険者ギルドの預かりとしますなおセイ様は供託金として
金貨50枚を冒険者ギルドにお持ち下さい」




