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スキルの活用方法 セイの日記  作者: 江戸の夜桜
フロント編
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51  家妖精《シルキー》


 翌朝、テントで朝食を取りみんなに事情を話して

ボルドには今日でクエスト終る旨『銀の小鹿亭』のマリアンナに

伝えるように指示した

『流されやすいねパパそう思わない?シータ』

『そう言う所も魅力だと思うの♪ お兄ちゃん』


「おはようございますご主人様♪」そこには完全実体化した家妖精シルキーがいた


「契約の件だが内容は屋敷全般の維持管理を任せるが

 俺の死亡1週間後屋敷の契約は解除される事とする

 あとは両者合意のもとにいつでも契約解除可能とする

 屋敷の維持管理や改造などお互い合意のもとに行う

 お互いが契約での不都合が起った時随時更新が出来るものとする

 これでどうだろうあとご主人様はやめてくれ俺の名はセイ ワタヌキだ」


「はい問題ありませんセイ様ただ1点屋敷の維持には魔力が必要ですが

 セイ様の魔力から頂く事になりますこの屋敷に魔石があるのでそこに魔力を

 注入してください毎日込めれば数日でいっぱいになり

 25年分の維持が可能です よろしいでしょうか?あとは私に名を下さい」

「判った君の名はサーシャでどうだろう」

「サーシャ···サーシャいい名前です♪きにいりました」

「じゃ今日からサーシャだよろしく」「はいよろしくお願いしますセイ様♪」

『ところで念話使えるの?サーシャ』

『はい使えます』『了解確認しただけだから』『はい判りました』


「では主従契約と付随契約を結びます『契約コンストラクション』」

魔方陣が現れ眩い光を放ちサーシャと俺を包む光が収まると少し成長した

サーシャがいたさっきまで少し幼さが残っていたがその幼さが消え成人の

女性だった顔はキレイだが印象残らない不思議な感じだ

整い過ぎて印象が薄いこれ!と言って表現できないのが悔しい


「これで正式この屋敷の主と成られましたこれからも末長くお願いしますポッ」


「セイ様実は前の主の事なんですが実はまだ居るんです

 研究室が地下にあり研究中に心臓発作で亡くなりました

 契約上研究室には立ち入ることが出来ませんでしたので御遺体は

 そのまま残されています」

 

「研究室がある場所へ案内してサーシャ」


「はい研究室はこの部屋から入ることが出来ます」

1階の食堂の横部屋に隠し扉がありそこを開けると地下に降りる階段があった

通路を抜けると2つ扉があり「此方です」とひとつの扉を指して教えてくれた

ドアにはカギが掛かっており開かない

「セイ様魔力を通して下さい既に登録はセイ様になっていますので解除出来ます」


「判った」扉に魔力を流すと解錠され扉が開いた


部屋の中には等身大の人形があった机を見ると白骨化した遺体があり

研究レポートが散乱していた


取り敢えず現場保存する事にしてエリナさんが来るのを待つ事にした


暫くしてエリナが冒険者ギルドの職員と共にやってきて


「エリナさんおはようございます」


「おはようございますセイ様如何でしたか?何か判りましたか?」


「ええ実は·····」家妖精シルキーの事 契約の事 地下にある遺体の事全てを話した


「判りましたすぐさま冒険者ギルド及び商業ギルドの職員と衛兵を召集します」

と言って各方面に連絡を入れ直ちに現場検証が行われ遺体に骨折等損傷もなく

白骨化していた事で事故死だと断定。又、家妖精シルキーの件は死者も出ておらず

妖精は法の適応外であり原因は前主の突然死に依るとこで責任は前の主にある

となった遺体は共同墓地に埋葬された


「これでクエスト完了ですね」


「おめでとうございます初クエスト完了です」


「でも本当に良いのかなこの屋敷貰っても」


「勿論です正規の手続きを経てクエストを達成されたのですから

 何年も達成できなかった塩漬け依頼を片付けて下さり

 冒険者ギルドとしては感謝しています 

 明日正式に商業ギルドの職員と共に手続きしますので

 朝9時にお越し下さいそれと念のため今日も此処で過ごして下さい」


このあと戻ってきたボルドから食事を受け取りみんなで食べた

昼食後屋敷の庭で従魔達と暫く遊び別棟を観て回った


この屋敷は母屋と別棟からなりL字となっていて窓は全てガラスが使われていた

別棟は2階建てで1階は鍛治工房 薬師工房 錬金工房と呼べる設備が有り、

各工房には資材倉庫が備わっていた。2階は多目的に使える部屋が5部屋という

構造になっており鍛治工房の横には倉庫が併設され薪や炭が入っていた。また、

錬金工房からも地下研究室に繋がっていた


庭は門から玄関に続く馬車2台通れる道になっており玄関前にはロータリーがあり

ロータリーの中央には噴水が設置されていた

門は重厚で高さ2・5mその横に門番の詰所、門をくぐると直ぐに石橋があり

門から母屋に向かって左手には5台分の馬車を置くスペース(屋根付きのガレージ)

に箱馬車2台その奥少し離れて馬が10頭程飼育できる厩舎その横に納屋と

井戸そして使用人が住まう家が6軒あった


また、母屋の裏側に中庭があり薔薇園になっていた

別棟の横にはガラス張りの温室があった

薔薇園の奥には芝生が広がり四阿あずまやがありテーブルと椅子が設置されていた

四阿の近くに池がありその周囲に森がひろがっていた


屋敷一帯の土地は高さ2m壁で囲まれ壁の内側は幅2m深さ2mの濠があり

濠は地下水を利用してるのか水を湛えていた


『どんだけ広いんだこの屋敷は』









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