49 工房付きの家って
ウ~ンヤッパ屋台は地球でのデパートのオモチャ売り場と同じだ
アルファとシータが座ったまま動かない『『お肉お肉狼のお肉♪パパお肉♪』』
メロディ迄聴こえて来そうな合唱世のお父さんに合掌
現在俺は中央広場の屋台村の前にいるミーナに串焼き20本買いに行かせ
鍋がないのでボルドに鍋とお玉とカップ他バスケットを買って来て貰って
シルビアにはパンをボルドにはスープを鍋にいれもらい夕食を確保
当然アルファとシータは狼さんと格闘中w
因みにこの世界には紙製品は少ないパン一つ買うにしてもバスケットや袋等
必要となり4人分の食料となると尚更嵩張るそのうえ水がとんでもなく嵩張る
今回は魔法で凌ごう(空き樽寸胴鍋最低10個は欲しい)
準備も終わりギルドではエリナさんが待ち構えていた
その家は貴族街と商業区画の間にありオオキナ家ではなく大きな館もしくは
屋敷だった大きな建物その10倍はある土地これは維持管理無理と思って
回れ右して帰ろうしたらエリナさんが襟首掴んで離さないんだ
「セイ様ここがクエストのお家です」
「僕は家を探していたんですがこれって邸または屋敷ですよね」
「いいえ此処は工房付きの家です」
エリナさんが門を開けキャロットを屋敷の庭に放ち屋敷の玄関へ
玄関の扉を開けると「では一晩此処で過ごして頂きます不正防止のため
門を閉めさせて頂きます朝になれば鍵を開けますご了承下さい」
「エリナさん罠に掛けましたね」
「なんの事でしょうか?私はセイ様の質問に正確にありのまま答えています
その上でクエストを受けられたのはセイ様です私は一言も虚偽と事実の
隠蔽は致しておりません」
「判りました今回は僕の落ち度です勉強させて頂きます」
「この家の設備は自由に使って下さいでは」
エリナが去り4人聞く
「みんな身体の異常は無い?異常を感じたら直ぐにこの家屋から離れる事
そしてひとりにならない事を厳命します」うなずく3人
「旦那俺、幽霊ってのはダメなんだ足が無いのに立って動くだろ理不尽なんだ」
「言ってる事滅茶苦茶だなぁ戦力にならないなら外で待つか?ボルド」
「面目ねぇすまねぇ」普通のテントを取り出し
「これを持って庭に設置して待機してろ」『キャロット聴こえるかい?』
『聴こえます主』『悪いけどボルドの側にいてやってくれないか』
『判りました主』『何かあったら知らせ欲しい頼んだよ』『了解しました主』
「ミーナとシルビアは大丈夫かな?幽霊」「大丈夫です」「あたいも大丈夫」
「じゃみんなで部屋見て廻ろう」「「はい」」
この屋敷は3階建立で1階は重厚な扉のある玄関を入って直ぐにホール、
厨房・食堂・応接室・執務室・ベッド4人部屋が5部屋と個室が1部屋とトイレが
4ヶ所物置が2ヶ所、スロープのついた階段が2ヶ所設置されている。
2階は中央に吹き抜けの大ホールそれを3方囲むように7部屋とスロープのついた
階段が2ヶ所有り、3階は書斎に執務室と衣装部屋とベッドルームと3部屋の個室と
2人部屋が1室4人部屋が1室となっていた。
一階を除き2階3階の各部屋にはトイレ、クローゼットと湯あみが
出来るようになっており照明はマジックアイテムで魔力を込めると使用できた
家具や絵画や装飾した武具等の美術品や衣装もそのまま残っていた
「うわ~広い屋敷だ 一通り調べて視たけど何か感じた?」「「いいえなにも···」」
「この屋敷本当にだいぶ前から誰も住んで無いのかなやけに綺麗過ぎる」
「こりゃ何か起こるの待つしかないか····仕方ないから食事にしよう」
庭に出てボルドのもとに行き食事を取り
「ボルド今日はキャロットと一緒に此処に居てくれ10時に宿に行って食料の
調達を頼むこれを使ってくれ」と言って袋型のマジックバックを渡す
「登録は俺とミーナとシルビアボルドでしてあるから使ってくれ」「判りました」
「じゃ俺は屋敷戻る」『キャロット頼んだよ』『お任せ下さい主』
屋敷に戻り1階の部屋で休む事にした
『アルファ シータ何か変だよな』『うん人の気配も匂いも全く無いの』
『不自然だよね屋敷は綺麗なままだし 油断しないようにね』
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『助けて·····助けて·····』
 




