13 薬(ポーション)
魔力を纏う事に慣れ、ある程度納得した。いよいよ実験を開始した。
「ラノベだと確か水に魔力を流してたんだよな」
先ず、大中小の壺を並べ大きな壺に川から
インベトリに収納していた水をだし、壺に入れる
大きな壺に水が満たされたら、中の壺を手に取り大の壺から
水を汲む小の壺も同じようにする。
取り敢えず、小の壺に魔力を流してみる『鑑定』すると
『 水 魔力少しを含んだ水』とでた。
「ウーン少しイメージと違うがやってみるか」
先ずは、乾燥してないドクダミ擬きをその水に混ぜてみる
いくらかき回してもなにも起きない水の中に
ドクダミ擬きの葉っぱが浮かぶだけ ····失敗···
次、同じ水に乾燥させたドクダミ擬きを入れ同じくかき混ぜる。
結果、色が少しついたがドクダミ擬き茶の薄い物ができたこれも失敗
何かないかな?と思い工程を振り返る
今までもドクダミ擬き茶を作りポーションになってないんだから
恐らく煮てもドクダミ擬き茶しか出来ないと思い
材料をヨモギ擬きに変え同じ工程をやってみる。煮ても
先程のものと代わり映えしない。
何か忘れていないか記憶をたどる
「そうだ! 材料を入れる時に魔力を込めるんだった」
魔力が少し含んだ水を沸かして、ヨモギ擬きを結構、多めに入れ
土鍋で煮込みながら、魔力を込めるだけ込めやってみたところ
突然小さく光り、色が変化した。鑑定をかけて見たところ
『 初級ポーション 傷薬 飲料不可 品質 粗悪品
味が不味過ぎて気分が悪くなり下痢を引き起こす』とでた
「やった♪ この世界にもポーションが有るんだ!
そうと解れば研究するしかない!」
粗悪品のポーションを眺めてヨモギ擬きが結構
沈殿しているのが解る。ヨモギ擬きを、もっと細かく摩り潰し粉末状にする。
そして、何度も分量を調節し沈殿しない様に工夫してみた結果
『 初級ポーション 傷薬 飲料可 品質 普通
美味しく無いがなんとか飲める
傷の回復に少し時間が掛かる 』
「とうとう初級とは言えポーションを作ったぞ~♪」
初級ポーションをインベトリーに収納して
ふと疑問に思ったことがあったので
試してみることにした。恐らくポーションは魔法の一種だと思ったセイは
『キーワードは魔力』だったら水にもっと魔力を注ぎ込めば
どういう物になるんだろうと思い実験してみることした。
結果は普通に大量の魔力を流し込んでも『魔力を少し含んだ水』しか
作れなかった。それでもセイは諦められなかった。
「少なくとも、水に魔力を含ますことが出来るんだから····」
悩んだ·····
その時『魔法はイメージ キーワード 意思 』という言葉が浮かび
水に魔力を注ぎ込む時に、魔力を融合させるイメージをもって水に
注ぎ込み鑑定してみた。
『 魔力水 大量に魔力を含んだ水
効果 極僅かだがMPを回復させることが出来る 』
「第一段階は成功だ」
次に普通ポーションの工程を魔力水を使って作ってみると
『 下級ポーション 傷薬 品質 普通 飲料可
浅い傷なら即座に治る
但し LP迄は回復しない 』
セイは飛び跳ねて喜んだ♪
因にドクダミ擬きは毒消しポーションになっった。
この日スキルに『調薬』『錬金術』が加わった。




