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42日目 名前の無い2人

 2月11日土曜日、朝7時。『目が覚めテレビ』視聴中。


『おはようございます、目が覚めテレビのお時間です』


 高村さやちゃん……美しい……

 高村さやちゃんのご尊顔を眺めることがこの桐屋蘭子の生きがいと言っても過言では無い。彼女の為に朝は来る。コケコッコー……


「はぁっ///はぁっ///」

「蘭子、リビングでマ〇ターベーションしないでっていつも言ってるでしょっ!!」

「お母さんうるさいっ!!!!」


『本日2月11日土曜日、建国記念日ですね。皆様今日1日のご予定はお決まりですか?』


 ……建国記念日かぁ…

 国民の祝日。しかし悲しかな土曜日と重なってしまった。蘭子の貴重な祝日が……( ´・ω・` )


 ……祝日。

 4月10日に地球が滅亡する。となると私はあと何日祝日を経験できるんだろう…?


「蘭子ーご飯よー。こーちゃん起こしてきて」

「はぁっはぁっ……///」

「聞いてんの?(怒)」


 地球滅亡まで59日。今日も激しくマ〇ターべー……


 ピンポーーーン♪


「蘭子ー、出てー」

「ああっ///さやちゃんっ!!」


 ベチンッッ!!



 朝7時からインターホンを鳴らす圧倒的常識知らずに頬っぺの紅葉マークを見られるのは屈辱極まる。

 私はぶたれた左頬を見せないようにカニ歩きしながら玄関にやって来た。


 ピンポーンピンポーンピンポーン♪


「はいはい今出るからそんなに連打しないで!AA-12頭にぶっ放すぞ!!」


 開けます。


「明けましておめでとう……あれ?」


 玄関を開けた先に立っていた小さなシルエットに私は固まった。まさか……なぜここに?

 カチンコチンになる私にじっとりとした眼差しを向けるこの小学生くらいの少女の正体は……っ!!


「蘭子ー、どなたー?」

「孫っ!?」

「あんたいつの間に子供産んだのよ」


 ********************


 孫とは。

 孫である。つまり、自分の子供の子供。孫である。

 このこけしのような孫が誰の孫なのかと言うとそれはつまり、易者のババアの孫なのである。

 名前は知らない。

 会ったのは2度。ババアの占いの館で1回と、入院中に見舞い……ではなく勧誘に来たので1回。


 つまり孫である。


「おかあちゃん……おはよ…むにゃ」

「こーちゃん今お姉ちゃんにお客さん来てるからあっちでご飯食べようね」

「……もしかして…ひなおねえちゃんか?」

「ひな?誰それ?」


 ゴゴゴゴゴ……


「お久しぶりです。孫です」

「なぜここが分かった」

「私は占い師の孫……どんな事でも占う事が出来るんですよ」

「占いってのは住所検索もできるの?」

「あなたならよくご存知のはずですが?『Agの鍵』」


 そんな事よりだっ!


「……お前のババアに話があるんだけど」

「私も今日はババアから言伝を預かって来てます」

「ほう…聞かせてもらおうじゃないか」

「なぜうちに来ないのかと、ババアがキレてます。無断欠勤分の給料とY〇utubeの収益は差し引いておくと。現時点でマイナス210万円です。払ってください」

「おい孫。何勝手に私の写真Y〇utubeで垂れ流してんだ?肖像権って知ってるか?」

「あなたうちで占い師やるって言ったじゃないですか」

「言ってませーん」

「がっぽがっぽ?とか言って喜んでたくせに…」

「言ったとしてもY〇uTuberになるとか言ってませーん。今すぐやめてくださーい」

「嘘つき」

「嘘つきじゃないでーす。気まぐれなだけでーす。とにかくやめてくださーい。お前のせいで学校からも怒られるし時空のおじさんもお前らと関わると嫉妬するんだから、もう私に関わらないでっ!!いやっ!!やめてっ!!もう何も聞きたくないっ!!」

「……そんな。あなたが『万華鏡』の占い師になってから、うちの売上は爆増中なんですよ?」


 なんでだよ。1回も占ってねーよ。


「あなたはバナナ事故の生き残り…その知名度で興味本位のお客さんが来ては、あなたが居ないことに対してクレームを入れて帰っていくんです。消費者庁からも「これは詐欺ではないのか?」と調査が入る寸前なんですよ」

「知らんがな」

「Y〇utubeチャンネルの再生数も最初の動画だけで20万回を超えてます」

「え?私の顔、そんな全世界に撒き散らされてんの?」


 どうりでカンパルノ妹が私の事知ってたわけだわ…


「……あの動画で毎日占いあげるって言ってしまったのに…あなたは音信不通。ババアが毎回適当な占いあげてるんですが、尽く外れて炎上寸前。そこで今日は、あなたにまた未来を予知してもらおうと思って…」

「……」

「何日分かまとめてお願いします」

「いや、あのさ…だからさ?そういう事してると時空のおじさんに怒られんねん。私」

「お願いします」

「とにかくもう私に関わらないでっ!!」

「お給料出ますよ?」

「いやっ!!触らないでっ!!」

「触ってませんけど……」

「私まだ朝ごはんも食べてないんだからっ!!やめてっ!!」


 ピンポーン♪


「こんな時に誰ですか?」

「こっちが訊きたいね」


 朝っぱらからこんなに連続して来客があるなんて…この世界には常識知らずしかいないのか?やはりこんな世界、滅んでしまった方がいいのかも…


「蘭子ー、出てー」


 そして我が母は客人の対応中の娘をパシるという私にも孫にも失礼極まりない鬼畜なのだ。


「……」

「……どうぞ」

「新たな来客を招き入れるのと同時にお前が帰れば、1度で2つのタスクを消化することができる」

「私の話はまだ終わってませんよ」


 ズルズル


「帰りませんよ。私は」

「ふんっ!ふんっ!」


 孫を引きずって玄関まで…孫は軽かった。このままゴミ袋のように放り出して朝食を摂る。そんでもってこーちゃんと人生ゲームする。

 完璧な休日のプランを組み立て終わった桐屋蘭子、模範的受験生としての1日を過ごすべく玄関の扉を開く--



「グッドモーニング、マイプリンセス。君に会いに来たよ☆」


 現れたのはイケメンでした。


「蘭子ー、誰ー?」

「カっ……カンパルノ妹!?」

「誰それー?」


 ********************


 なぜ?

 カンパルノ妹と孫、そして令和のノア桐屋蘭子。

 今宵伝説と称される1人とゾウリムシの生まれ変わり2匹が対面し、緊張感のあるリビングをこーちゃんが扉の隙間からそっと覗いてる。


「孫、紹介してやろう。これ、カンパルノ妹」

「はじめまして、孫です」

「孫って、桐屋さんの!?」

「違う」

「孫と呼んでください。カンパルノ妹」

「はじめまして…路端響みちばたひびきです」


 そんな名前だったのか……(汗)


「えっと……お邪魔だったかな?マイプリンセス達」

「…まいぷりんせす?」

「お邪魔に決まってんじゃん!私、お昼過ぎないと人と会う気しないっていつも言ってんじゃん!!(怒)」

「ごめんよハニー……これを渡す約束をしてたから……」


 ドサッ!!

 …てな感じでテーブルに置かれたのは札束となんかが入った発泡スチロールだった。

 とりあえず札束は見たこともない分厚さだ。


「約束の300万円と生牡蠣だよ」

「なんの約束!?」

「姉さんを探してくれたじゃないか」

「そうだった……(汗)」


 いや、生牡蠣はともかく……


「受け取れるか、こんな大金」

「要らないのかい?君が欲しいと言うからお父さんの口座から盗ん……引き出して来たのに。これはハニーへの正当な報酬であるのと同時に、僕の愛なんだ」

「頂きます」


 正当なら頂こう。

 いかせていただきます。蘭子、狂乱の宴。


「いやっぁっふぅぅぅぅっ!!うーーーっうーーーっうーーーっ」

「……(汗)」「……(汗)」「おきゃくさんが、おねえちゃんこわした」

「つんたったーつんたったー♪なーに買おうかなにゃぁぁぁ♪」

「……桐屋蘭子、それはなんのお金ですか?」


 宴に乱入してきた孫が疑わしい眼差しを私とカンパルノ妹に向けてくるんだけど…これは正義を成した報酬なのでなにも後ろめたくないです。なんスか?


「おふたりはどういう関係ですか?」

「熱くて激しい関係さ」

「生(牡蠣)な関係とも言えるわね。おほほ、ごめんあそばせ」

「あの、カンパルノ妹さん」

「路端響です」

「桐屋蘭子は我々『万華鏡』の従業員でして…勝手な雇用は困るんですけど……」

「なんの話?」

「うち、副業禁止なので…」


 困惑するカンパルノ妹。私は説明してやる事にした。300万の束を手に。


「こいつ、私に占い師やらY〇utubeやらやれってしつこいんだよ」

「占い師……?Y〇uTube……?あっ!君は確か!桐屋さんが出てた…ていうか写真貼られてた動画にも出てたあの!」

「あの、孫です」


 流石20万回再生の動画だ。


「しつこいんだよこいつ。カンパルノ妹悪いんだけどさ、こいつ、追い払ってくれね?」

「……」

「カンパルノ妹?」


 おや?かんぱるのいもうとのようすが…


「…あのさ、桐屋さんはその、いつからY〇utubeやってるの?」

「やった事ないけど?」

「……でも、この人に雇われてるんだよね?」

「正確には、私のババアと雇用契約してます」

「してねーし私中学生だし」


 中学生なのに不労所得300万手に入る女ですけど?なんスか!?


「…………あのさ、マイハニー」

「今日だけだカンパルノ妹。お前が私の事をハニーだのプリンセスだの呼んでそれを私が許すのは…今日だけだ」

「実は僕……ずっと憧れてた事があって…今日この場に立ち会えたのはもしかしたら運命なのかもしれない……」

「運命ではない。お前は勤めを果たした。そして帰れ」


 何やら頬を赤らめて目を輝かせ、端的に言うとちょっとエッチな顔になってるカンパルノ妹がくわっ!と私に食らいつく。

 ご乱心か!?……そう思った。


「僕実は……ずっとY〇uTuberになりたかったんだっ!!」


 ご乱心だ。


「私も憧れてる」


 地球滅亡までにやってみたい事リストの1つだった気がする。


 なにか運命的なものをシックスセンスで感じたみたいな顔をしたカンパルノ妹。


「やっぱりっ!!」


 何がやっぱりなのか……


「桐屋さんっ!!」

「……仮にやるとしてもお前とはやらねーよ?」


 先読みの極地にいるこの桐屋蘭子、カンパルノ妹の戯言を先んじて制する。そこから先は300万では足りない領域なのよ?


「僕と一緒にY〇utubeやらないっ!?」


 それでもこいつは言った。

 こいつすげーめんどくせー女だった。


 ********************


「つまらないものですがどうぞ」

「つまらない!?北海道産ですよお母さんっ!」


 お母さんが貰った生牡蠣を出してくれた。

 絶対に火を通すなよ?と念を押したら剥きもせずそのまま出された。殻にイソギンチャクみたいのが付いてる…


「これ、どうやって食べるんですか?」

「がじがじ」

「こーちゃん!?そのま齧らないよ!?歯折れるよ!?」

「弟君、僕が開けてあげるよ。ふんっ!!」


 メキッ!!


 カンパルノ妹のとんでもない膂力によりプレスされた牡蠣の殻が粉砕した。


「あんがと」もぐもぐ

「可愛いねぇ。君いくつ?」

「よっつ」

「そうなんだぁ。ねぇ、僕達と一緒にY〇uTuberにならないかい?」

「鬼みたいに勧誘するな。こーちゃんにはもっと堅実な仕事に就いてもらうんだ!こーちゃん?こーちゃんは大きくなったら大手企業に就職なさい?公務員は薄給だからね?」


 でもそんな未来も来る前に隕石により吹き飛ぶ……悲しかな。


「ぐすんっ」

「……僕の姉はさ、ほら。芸能人じゃん?」


 なんか勝手に語り出したカンパルノ妹。

 私は生牡蠣に忙しかった。


 ぷるるんって白い身が殻から躍り出た時の躍動感、みずみずしさ、重量感、そして磯臭さ。


 ……え?なんか臭うな。


 御嶽原の牡蠣が鍋になった時は気にならなかったけど…これが生の牡蠣。

 私匂い敏感だからな……


 ドキドキ……


 憧れの生牡蠣実食!


「ずっとコンプレックスだったんだ。姉はお笑い芸人として成功して有名になっていくのに…対して僕は平凡なまま…」


 ちゅるんっ


「顔がいいだけの女…女にモテるだけの女…恥ずかしかった。変わりたかった…そんな僕に可能性があるとしたらそれは…」


 もぐもぐ……


「Y〇utubeドリームなんだよっ!!」


 …………なんか、生臭い。


「……ねぇ、これ腐ってないよね?」

「僕の話聞いてた?」

「私生牡蠣無理かも……ちょっとお母さーんっ!これ煮るなり焼くなりしてーっ!!」

「しないわよ!あんたが火を通すなって言ったんじゃないっ!!どうしてもって言うなら自分でやりなっ!!」

「……(´・ω・`)」

「…おねえちゃん、がんばって」







 自宅ガレージにて。

 一斗缶の中に枝とか葉っぱ(松浦さん家の)をぶち込んで車から抜いたガソリンに着火。

 燃え上がる炎の中に牡蠣を放り込む。


「黒焦げにならないかい!?」


 なんか火の勢いがすごい。


「車の隣でやるのは危険ではないですか?」

「はよ帰れ孫」

「桐屋さん、そんなわけだから一緒にY〇utubeやろ?」

「どうしてお前とドリーム追いかけないといけないんだよ。1人でどうぞ?」

「1人なんてその……僕自信ないし…恥ずかしいし……」


 イケメンってのは自己肯定感のおばけじゃないのか?


「それに桐屋さんはY〇uTuberとして先輩だし、心強いよ。ありがとう」

「何勝手に一緒にやる流れにしてんの?」

「桐屋蘭子はうちのタレントです」


 火の勢いが気になりすぎてる孫がそうはさせじと食ってかかるけど、生憎お前らのチャンネルのタレントになった覚えもない。去ね。


「渡しませんよ?あと、やっぱり車の隣でキャンプファイヤーは危険だと思います。せめて給油キャップ、閉めてください」

「そういえば……『万華鏡』…だっけ?あのチャンネルの動画の編集はもしかして君が…?」


 カンパルノ妹が今度は孫に食いついた。孫は推定AAAカップを反ってむふんっと誇らしげに語る。


「時代に取り残されたババアには不可能です」

「やっぱり!すごい編集技術だなって感心してたんだ!特に桐屋さんの写真がさも本物かのように喋ってるあれ!AIを駆使してるのかな?」

「その通りです」

「そんな事してんの?」

「よろしければお教えしても構いませんよ?カンパルノ妹」


 なんて太っ腹な孫……感心しながら2人のやり取りを眺めてたんだけど…

 突如として孫の手を取るカンパルノ妹によるセクハラ。孫はビクッてなってたけど意に介さずカンパルノ妹がキラキラした眼差しで語りかける。


「それよりも感心したのが、君のあの知的で的確なツッコミだよ!ババアさんのボケに対する完璧なアプローチ、冷静な喋り!」

「あれはボケではなく……ボケてます」


 つまりボケだと。


「僕思うんだ。僕も桐屋さんもボケ担当じゃん?」

「ボケてんのはオメーだけだカンパルノ妹」

「君みたいなツッコミが僕らのチャンネルには必要なんじゃないかって…」

「早速ボケてんな?僕“ら”って誰と誰のこと?」

「孫、僕らと一緒に…Y〇uTubeやろうっ!」


 まるで仲間に勧誘する海賊行為を行う犯罪者みたいだった。


「…しかし……私はババアのチャンネルの運営が……」

「うるせぇ!やろうっ!!」


 孫は喋るトナカイだった。


「おーいいですねー。チャンネル名は『スッポンと青たぬき』とかどうよ?ん?2人で頑張って」

「僕と桐屋さんと孫とで……世界一のY〇uTuberになろ!?孫だって、ババアより若くて可愛い女の子と一緒の方が楽しいよ!」

「……カンパルノ妹」

「君の力を僕らに貸して!」

「……蘭子ちゃんは貸さないよ?カンパルノ妹」

「……っ私は…」

「お願いだっ!愛してるっ!!」


 雑な口説き文句もあったもんだ。


「……私も……もう、ババアいやです」


 薄情な孫はあっさりと祖母に見切りをつけたらしい。そして夢という不確実で博打な進路にもう夢中で五里霧中な残念イケメン系女子は誰にも止められない。


「決まりだっ!!うわーいっ!これで僕も!有名人だっ!!」

「頑張りましょう、カンパルノ妹、桐屋蘭子」

「おい」

「チャンネル名は『クラブカンパルノ』にしよう」

「ふざけんな」

「そうと決まったらチャンネルアイコンを撮ろう!」


 徒労に終わると分からないのか撮ろうとするカンパルノ妹がスマホを装備。調子に乗った孫に引きずられ牡蠣の焼き加減を確かめる間もなく一斗缶の前に引きずられてしまった。


「言っとくけど、私、グループで活動するY〇uTuber嫌いなんだよねっ!!」

「僕らの新しい門出を祝って!」

「はいチーズ」

「聞けっ!!」



 チリチリチリ…ボッ









『本日午前10時頃、千葉県大津野市の住宅でガレージが爆発する事故が発生しました。警察の調べによりますと原因はガレージで牡蠣を焼いていた火がガレージ内の車のガソリンに引火したとの事で、事故当時車の給油キャップは閉められていなかったのが原因と見られています。この事故で死傷者は出ませんでしたが現場となった家屋のガレージは全焼し……』


 桐屋家が地球ごと吹き飛ぶまであと58日…

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