プロローグ 朝日
初めまして、Mizuumiです。
ぜひ見ていってください!
二〇二六年五月一日 前部文章の大幅改変
桜が咲き始めるころ。
ある田舎の農村で一人暮らしをしている青年に一通の手紙が届いた。
「よっっっっっし!!! 合格した!」
その青年のもとに届いた手紙は汎人類拓務省からの合格通知書だった。
謎の大災害、"神災"によって人類が地上を追われて地下シェルターに避難して約五十年。
備蓄が尽き、人類はシェルターから地上へと出た。
しかし、地上はもう人類のものではなく、神災後に発生した生物、災害生物に支配されていた。
地下シェルターを脱出し、合流することのできた一部の人類は人類連合という国を建国した。
それと当時にアンファング・ヘルツを初代総督として災害生物に奪われた領土の奪還、謎に包まれた神災の正体の解明、そして災害生物の根絶を目指して設立されたのが、汎人類拓務省。略してMPEである。
そしてMPEは代々ヘルツ家が総督をしている。
そしてMPEの数年ぶりの新規募集。この青年はMPEの要ともいえる戦闘部門に応募し、過去最高の約五百倍の採用倍率を突破し合格を果たした。
青年の名はウムヴェルト・ヘルツ。ヘルツ家でもあるウムヴァルトの念願がかなった瞬間だった。
◇ ◇ ◇
「おーーーい!!! ヴェルトーーーー!!! 通知書とどいたかーーー??!!」
「どうだった?合格した⋯⋯?」
MPE合格をかみしめているとき、耳が痛くなるほどの叫び声とともに筋肉質な青年と小柄な少女が駆けてくる。
「おお、おまえら。」
男の方はルーク。
実技試験は好成績だが、筆記試験、面接は合格者最低点レベルで何とか乗り切ったらしい、俺と同じ戦闘部門に合格した。
小柄な少女はセレーネ。
実技試験も筆記試験もかなり高得点で合格した逸材だ。初対面の人が苦手であり面接はあまりうまくいかなかったが、合格したのだからまあいいだろう。実技試験は試験監督が半分寝ていて甘かったらしいが。
この二人は俺の幼馴染で、俺がじいちゃんに子供のころルークの家に預けられてからはいつも一緒にいる。今俺は少し離れたところで一人暮らしだがな。今俺たちはもう17歳。時の流れは速い
「ああ、なぜか普通より一日遅かったが届いたぞ。中級職員?として合格した。お前らは?」
「私も中級職員だったからおんなじ⋯⋯」
「お前も中級かよ! 俺下級職員だぞ! なんか俺以外成績高くない?!」
「頭が弱いからかもしれないな」
「んだとてめえ!」
はっはっは、試験で高得点が取れなかった奴が悪いのだ。
ちなみにMPEは主に都市の外の災害生物の領域で仕事をすることになる。そして市街地からMPEもかなり遠いため主に職員は寮で過ごす。二人はもう準備が完了したからあとは俺だけだ。
「ヴェルト! 必要書類出すの忘れんなよ! あと荷物もまとめとけ! あと一週間以内に本部向かわなきゃならないからな!」
「ああ。お前じゃないんだから忘れないよ。」
「あとルークもまだ書類書いてないでしょ⋯⋯」
「いまから書くんだよ!!」
MPEは身元保証書などはもちろん、機密情報保護のための守秘義務誓約書などを出さないといけない。
それら全部を今から一週間以内に本部に直接出しに行かないと強制的に除名になる。
それらの書類を出しに行くと同時に寮や入る部署の案内もされる。
そして任務は主に寮のメンバーで向かうため、寮の仲間たちと仲を深めることも大事だ。
そして寮に行くため、普通は家族と別れて過ごす。
俺の家族は祖父しかおらず、祖父はMPEの総督のため、常にMPE本部にいる。そのため久しぶりに祖父に合うことができる。
「そんじゃ、俺はもう準備始める。重要書類書いて明日には向かう。」
「おうよ! 俺も明日には向かえる!」
「私は準備はできたから明日の列車待ち⋯⋯」
俺たちが住んでいるところはかなり田舎の農村だから列車はあまり来ない。
次に列車が来るのは明日だ。今から約一週間後に辞令交付式があるらしいからそこまでにはつかなきゃいけない。明日の列車を逃したら徒歩かもしれないな、絶対に乗らなきゃいけない。
よし、そうと決めれば荷物の準備だ!!
次回は多分MPEに列車が到着した時から始まります。
Ministry of Pan-human Expansion 略してMPE




