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◆ケース⑥:番町皿屋敷◆
とあるお屋敷に奉公人としてやってきたお菊――。
ある日、屋敷の主人に
「大切なお皿を失くしたのはお前か!」
と責められ、濡れ衣を着せられ、
ついには井戸に投げ込まれてしまった――。
お菊は死後、その井戸に毎夜毎夜現れては
「一枚…二枚…三枚…」
とお皿を数え…
「九枚…。
一枚、足りない…。」
と、シクシクと泣いた。
私「これかな?」
白いお皿を渡す。
お菊「違う…。」
私「じゃあ…こっち?」
桃色のお皿を渡す。
お菊「色の問題じゃ…。」
私「じゃあ…こっちだ?」
水玉模様のお皿を渡す。
お菊「デザインじゃなくて…。」
私「じゃあ…これだね♪」
プラスチックのお皿を渡す。
お菊「材質でもないのだけど…。」
私「難しいなぁ…。」
腕を組んで小首を傾げ…
私「うーん…ネットで探す?」
お菊「そんな便利システムをこの時代に持ち込まないで?!?!」
私「大丈夫!ご主人にバレないように、
専用アカウントでログインするから♪」
お菊「そこを心配してたわけでもないのだけど?!?!」
私「配達先も指定できるから、任せて!」
お菊「親にバレずにこっそりと物買う時みたいに
言わないでくれるかしら?!?!」




