鉄筋と鉄骨の違いと鉄筋の曲げ方
鉄筋と鉄骨の大きな違いは、コンクリートを補強する細い鉄の棒(鉄筋)か
建物の骨組みそのものになる太い鉄の柱や梁(鉄骨)かという点です。
鉄筋はコンクリートと合わせて強さを出し、ヒビ割れや、建物の大きな崩落を防ぐ役割があります。
鉄骨は建物の耐力を支える役割と、鉄のしなやかさで建物を支えます。
鉄筋
(鉄筋コンクリート造 / RC造)の特徴仕組み: 細い鉄の棒を組み、その周りにコンクリートを流して固めたもの。
強み: 音が伝わりにくく(遮音性)、火事や地震にとても強い。
弱み: 重いので工事にお金と時間がかかる。
鉄骨
(鉄骨造 / S造)の特徴仕組み: 工事で作った太い鉄の骨組みを、現場で組み立てるもの。
強み: 建物が軽くて丈夫、工事が早く終わるので費用が安い。
弱み: 鉄筋に比べると音が響きやすい。
引き続き鉄筋の曲げ方の説明に入ります。
鉄筋の曲げ加工は、常温(冷間)で行うのが原則です。
熱を加えると鉄筋の強度が変わるため、加熱は禁止されています。
加工時は規定以上の曲げ半径を確保し、一度曲げた鉄筋を戻す「曲げ戻し」は行ってはいけません。
主な曲げ加工の道具曲棒:手動で現場微調整や台直しを行う、先端に角度がついた棒。
電動鉄筋ベンダー:モーターや油圧の力で、太い鉄筋や大量の加工を正確かつ素早く行う機械。
パイプ補助:DIYなどで細い鉄筋を曲げる際、頑丈なパイプを差し込んでてこの原理を利用する手法。
加工の基本ルール常温加工:バーナーなどで加熱しない。
曲げ半径:コンクリート標準示方書などの規定値(径の何倍か)を守る。
曲げ戻し禁止:破断の原因になるため、曲げた後に逆方向へ戻さない。
鉄筋の曲げ加工の計算は、外法寸法(仕上り寸法)の合計から、曲げ部分の伸び(控除値)を差し引いて切断寸法(展開長さ)を求めます。
計算の基本要素となるのは、曲げ内側半径(r)と、鉄筋の直径(d)です。
計算の基本ルール
曲げ内半径 (r):一般的にJIS規格やコンクリート標準示方書に基づき、鉄筋径 d の倍数(1.5d、3d、5d、10d など)で設定されます。
中心線の長さ:曲げ部の中立軸(中心線)の半径は R = r + 0.5d として計算します。
90度曲げ(L型など)の場合:外法寸法 A と B を足した値から、鉄筋の太さに応じた控除値(曲げ控除)を引いて全長を出します。
注意点
鉄筋を曲げると外側が伸びるため、図面の仕上り寸法通りに切断して曲げると寸法が大きくなってしまいます。
使用するベンダーの機種やダボの隙間によって実際の伸び代が微調整されるため、本番前に必ず試し曲げを行ってください。
脳筋的になりますが、計算が面倒であれば、曲げ加工を試して、どの角度でどの位伸びるか確かめて計算するのも良いでしょう。
曲げ加工の角度
U字型、135度、90度、が基本ですが塀の基礎では角度が一定ではないため、土地に合わせてその角度で曲げなければならないので大変です。




