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43/302

43.オムレツもおいしいよね!

 ピザトースト風はオーブンが大きくて焼くのに余裕があるのでチーズケーキ焼いている途中だけど開けてチーズケーキの横でピザも焼いてみました。膨らむ系のケーキじゃないからいっかなーと。膨らむ系だと途中で開けちゃったらしぼんじゃうからね。適当すぎだけどっ!

 すぐ焼けるのであっという間に出来上がってこれも皆でちょっとずつ試食。

 うん! 厳密にいえばピザではないんだろうけど、ピザ風になってます! おいしいよ!


「チーズが……」


 とろーんと伸びてとろっとろに。エルもダナもテオドルもチーズを伸ばして食べてた。あーバジルっぽいのを上にかけてもよかったかもね。それはあとで料理長に言おう。


「エル、チーズ好き?」

「ああ」


 それならただ焼くだけのチーズおせんべいもいっかな? とちょっとブルーチーズっぽいのをフライパンで焼いてもらう。


「熱いからね! ちょっと冷ましてから食べてみて」


 エルに渡すとダナが恨みがましい目で見ていたが知らん。自分であとやってみたらいいよ。簡単でしょ。エルがパリパリと音をさせながらチーズせんべいを食べる。


「う……うまい……けど、酒が欲しくなる」


 ああ、ですよねー。というかエルお酒飲めるの? あ、成人が一六歳だからお酒いけるのか? お酒もいけるスイーツ男子か!

 ええと、あとはサラダと明日の朝のオニオングラタンスープか。


「野菜を生で、は食べない?」

「ほぼ食べませんね」

「どうして?」


 衛生上の理由だったらだめだけど、どうなんだろうね?


「どうして……」


 どうしてと聞いたらデニスが悩んでいる。もしかして理由はない? 食べた事がなかったから、とかだったり?

 生でそのまま食べるのに抵抗あるなら和えたりしたらいくらか抵抗が薄くなるかな?

 さっき作った鶏肉ハムがもう冷めただろうから切ってもらい、ニンジンを細切りに、タマネギも薄切りに、あとは赤い色した大根みたいなのがあったのでそれも細切りに切ってもらい水に晒す。

 ドレッシングはオリーブオイルみたいなのと塩、胡椒じゃなくてパプリカ! あとさっきケーキ作る時に使ったレモンの余りを絞って混ぜてもらう。これでお口の中さっぱりするよね!

 野菜の水を切って全部を混ぜて、いざ!


「どう?」


 まずはデニスに食べてもらった。野菜を生食しないので恐る恐るという感じ。


「あ、野菜がしゃきしゃきして、おいしいです。口がさっぱりします」

 

 でしょー! じゃあそれも夜用で!


「あとは明日の朝用で、オニオングラタンスープを教えておきますね。まずはタマネギをたーーーくさんっ!」

「……たーくさん……」


「そう。いっぱい薄くスライスしてください。それをバターで炒めていきます。焦げないようにしてくださいね。飴色、薄く茶色になるまでです。でも焦げはダメですから! 間違っても強火とかでは炒めないで下さい。そこに鳥で出汁をとったスープ。さっき作りましたよね? あれを入れ、塩とパプリカで味を整えます。スープはそれで出来上がりですが、そのスープを一人用の器によそいますが、そこにパンを食べやすい大きさに切って入れます。パンがスープを吸うのでスープは多めに作った方がいいと思います。そうしたら上に細かく刻んだチーズをかけてオーブンでチーズに焼き色がつくまで焼けば出来上がりです」


「スープにパンを……」


 デニスがちょっと悩んでからすっと食器の並んでいる棚から選んでお皿を持ってきた。いつものスープ皿よりも大き目でちょっと深めだ。

 

「これ位の皿でどうでしょうか?」

「いいと思います」


 でもスープだけじゃ足りないか。卵……スクランブル? いやとろとろオムレツかな~。あ、でもとろとろはダメなのか? 卵にはちゃんと火を通さないと。日本の卵は衛生管理がしっかりしてたもんねぇ……そういや、卵料理もただ焼いた両面焼きみたいな薄っぺらいのしか見た事なかったね。

 卵がデカいから茹で卵も目玉焼きもできないよねー!


「明日の朝用にオムレツも追加しましょうか。いるのはバター、ミルク、卵、塩、パプリカです」


 ささっと料理人達が材料を運んでくる。なんか手馴れてきた感じだ。疑問に思ってもまずは用意する! みたいな気迫が伝わってくる。


「卵を溶いてください。そこに塩、パプリカ、ミルクを入れて。フライパンにはバターをたっぷり目に入れて下さい」


 じゅわーっという音と共にバターのいい香りが厨房に広まる。


「そこに卵液を入れますが全部じゃなくていいです」


 なにしろ卵一個が日本の卵の五個分位だ。そんなん無理です。


「くるくると固まらないうちにかき回して、さらにフライパンに片側半分に寄せてください。次は弱火で半分火が通ったらひっくり返して下さい」


 火は薪で調節してあって、強火、中火、弱火と分かれているのだ。ガス台みたいに自在に火の調節が出来ないのが難しいよね!


「火が通ったらオムレツの出来上がりです。トマトソースをかけて下さい。中にチーズを入れたり、葉の野菜や細かい肉を味付けして炒めたのを入れてもおいしいですよ?」


 火が通っているのでとろとろオムレツではなく普通にしっかりしたオムレツだがこれはこれでおいしい。やっぱトマトソースいいよね! 便利だわー。もう少し味が足りないのでケチャップとまではいかないんだけど。とりあえず今はこれで十分じゃないかな?

 

 

 

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[一言] > ピザトースト風はオーブンが大きくて焼くのに余裕があるのでチーズケーキ焼いている途中だけど開けてt-図ケーキの横でピザも焼いてみました。 t-図>チーズ 誤字報告が出来なかったのでこち…
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