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40.さぁ、今日も料理です!



「お肉は……ああ、結構な量を細かく出来てますね。煮詰めるのを頼んだトマトは……うん、このまままだ煮詰めて下さい。タマネギも出来てますね」


 ミンサーなんてないからお肉を細かくするには包丁でダダダンと切っていくしかないみたいで、料理人二人が肉を細かくする作業をまだしてました。タマネギは微塵切りになっててんこ盛りな山が二つ。……山二つで足りるのだろうか? 館にどれ位使用人がいるのかな? ま、いいや。足りなかったら料理人が後から足すでしょう。


 さて、まずはハンバーグかな。あとパンはピザ風。明日の朝パンはオニオングラタンスープで、お昼はハンバーガー。夜のおかずはなんだっけ? サラダとか欲しいけど生のトマト食べたらドン引きしてたから生で野菜が食べないのかしら? それと肉ねー……。


「燻製されたお肉ってないのかしら」


 昨日見てないんだよね。ソーセージとかないのかな? 朝食にはソーセージとかベーコンとかがいいと思うんだけども。


「燻製肉は貴族の方は食さないか、……と」


 あー……日持ちさせる為の加工だもんね。でも燻製肉はある事はあるんだね。

 

「出汁を取るにも便利なのですが……あとソー……腸詰肉とかあります?」


 ソーセージって言っても通じないかもと言い直したがそれでも通じないのか料理長デニスが頭を傾げた。


「腸詰、ですか……? 申し訳ありませんが知りません」


 ないのかー……衛生的に難しいか……。でも燻製肉があるなら出来そうではあるんだけどなぁ。確か羊の腸を使うんだったよね。羊いるのかな? 後でエルに聞いてみよっと。


「燻製肉は手に入れられます?」

「そりゃ街にいけば……頼んでおきますか?」


 デニスが本当に食べるのか? という顔をしているがどんな味がするんだろうか……あ、野生味溢れる肉を燻製されてるのか……だったらキツいかなぁ……。燻製を作っている工房とかあるのかな? 行った方が早いか?


「あ、やっぱり燻製肉はいいです。直接視察に行く事にします」

「……………………はい」


 デニスは意味が分からないって顔をしているが放っておこう。とりあえず横道逸れないで今日の分と明日の分だ。


「今日のお肉はハンバーグを作ります。ハンバーグは明日のお昼にも使いますのでちょっと多く作らなきゃないかもです。パンは今日はピザ風パン。明日の朝がオニオングラタンスープでお昼がハンバーグを使ったハンバーガーです」


 デニスがちんぷんかんぷんなのか目をパチクリしてるがスルーする。だって分かる訳ないもんね。


「順番に作っていきますが、まずはハンバーグ。切ってもらっていた肉とタマネギ、塩胡椒をして手で混ぜます」


 うーんと……夜のスープがポタージュだっけ? あとおかずは何がいいかなぁ? グラタンとか? いや、ハイカロリーになるからグラタンはやめよう。じゃあ何がいいかな……。野菜が足りないよね。野菜で洋風料理って何があるかな? ラタトゥユは昨日のスープと同じようなものだし。かぼちゃみたいなのがあったからそれでポタージュ、ジャガイモは付け合わせでフライドポテトにするか。ほくほく感が足りない気がするけど。ジャガイモの色が派手だけど。

 あとはやっぱサラダだよね! ドレッシングは油と酢で作れるし。

 

 あ、油と酢は昨日存在を確認済みです。酢というかバルサミコ酢みたいなものだ。あと油は何種類かあったけど、植物から摂れる油があったので。オリーブオイルっぽいのあったし。あ、トマトとチーズでカプレーゼもいいかも。でもハンバーグにかけるのがトマトソースにするからやっぱそれは今日はなしか。

 香辛料はナツメグっぽいのってどれかなー? 香辛料はみな名前が一致するものがなくてちょっと苦労する。にんにくがガーリックなのは分かりやすくてよかったけども!


 料理人が肉を、細かく切っておいてと指示した時に牛六、豚四でと言っておいたのでその割合で混ぜ始めた。


「あ、卵も入れて下さい」


 つなぎのパン粉はどうしようか……なしでもいいかな? 肉々しいのもいいよね? 玉ねぎは炒めてから入れるのが普通かもしれないけど、私は食感が残っているのが嫌いではないし、炒めるにも時間がかかるので今日はそのままでいいや。

 私は香辛料の確認を。ナツメグっぽいの……あるかなー。どれかなー。

 香辛料をテーブルに並べておいてもらったので一つずつ確認していく。けど、分からぬ。あ、でもなんかカレーっぽい匂いするのとかあるわー。

 ……というかこれもどういう形態で摂れるんだろうね? 普通の実なのだろうか?

 葉っぱっぽいのは分かりやすいけど。使いやすそうな、ローズマリーっぽいのとか、バジルみたいなのとか、私が分かりやすいように別にして、分からないのは仕舞っておいてもらおう。


「これを磨り潰し粉状にして、一緒に入れてさらに混ぜて下さい」


 混ぜてもらって、少し時間を置いてなじませておいてもらう。


「あ、そういえば! ええと、その混ぜたお肉ちょっといただけます? あ、手は洗ってありますよね?」


 ハンバーグのタネを混ぜていた料理人が頷く。じゃあ、洗っていない手だとどうなるかの対比の実験もしておこうか。

 



「転生公爵令嬢は王子様と結婚したい!」という短編を投稿しております。

謎解き回になっておりますので、よろしければどうぞ読んでみてください。


本編が主人公視点しかないので、リーディアが何故狙われたのか解けるまで大分先になるし、リーディア視点で正確に解明できるか私にも分からなかったので、それなら書いちゃえ! と思って書いちゃいました(^^;)

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