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オンラインゲームで庭付き犬付き一戸建て!《策士×鈍感干物女》

架空のゲームです。

  私は今、とあるオンラインゲームにハマっている。Wordとネットサーフィンにしか使わなかったパソコンだったけれど、とある家電屋さんでマウスを新調した時に店員さんに勧められて、無料だし いいかなーと思い やってみたら、どハマりした。

 それはダンジョンを攻略するも良し、町で店を営んで暮らすも良し、はたまた農場や牧場の運営をするも良し、という自由度の高いゲームだった。

 中でも私は冒険ものが好きで、 ダンジョンを攻略して、モンスターを ボッコボコにして素材を剥ぎ取って売る毎日を過ごしている。

  別に、モンスターを倒すのが好きな訳じゃない。倒した時に手に入る素材を売って、お金を貯めたいのだ。このゲームでは、お金を貯めればマイホームが持てる。デザインも間取りも思いのまま!夢の庭付き犬付き一戸建ても夢じゃない。実家もマンションで、生まれてから一度も一戸建てに住んだことがない私は「自分だけの家」に強い 憧れを持っている。だけど、しがないOLの私には一戸建てなんて夢のまた夢。それなら、ゲームの中だけでも理想の家に住みたい!そう思ってマイホーム建築のために毎日お金を貯めている。


 でも、課金もしない私では良い装備もなかなか揃えられなくて、弱いモンスターをちまちまと倒して、やっすい素材を ひたすら剥いで売って、剥いで売っての繰り返し。時間をかけている割りには お金が貯まらない。

 

「もー、モンスター強過ぎ……運営さんの課金してくれオーラをひしひしと感じるし」


 ゲームに お金を掛けない主義だったんだけど、これではマイホームは いつ建つのか分からない。


「課金、しちゃおうかな……」


 と悩んでいると、ポンッと軽快な音が響いた。ゲームを始めて1年経つが、初めて聞く音だったから、焦ってマウスを画面で彷徨わせていると、メールのアイコンに新着メッセージを知らせるアイコンが付いていた。


「わ、ユーザー間のメール機能のやつだ」


 恐る恐る、アイコンをクリックする。


 〉ルミカ

 こんにちは。よかったら、フレンドになってもらえませんか?


 フ、フレンド……! もしかしなくとも、それって一緒にダンジョンを攻略したり お店で商品の出品を手伝ってくれたり、家の建築を手伝ってくれたりする ネット上の仲間であり友達を作る機能の事?

 オンラインゲームをやっておきながら、他者と交流する勇気もない私が避けてきたリア充のみ使用可の難易度高い機能だと思っていたのに……私に声を掛けてくれる人が居たことが嬉しすぎる。


 〉アカ

 私、こういうのに、、慣れてないんですけど、私で、いいんでsか?


 ああ……! テンション上がって今までにない速度でキーを打ったから点が多いし誤字有りのまま送っちゃった! 恥ずかしい! これは恥ずかしいぞ私!

  画面の向こうの ルミカちゃん?ルミカさんは 変に思っていないだろうか。うわダッサ!とか思われてたら もう死ねる。

 どうしよう…とマウスに手をかけたまま フリーズしていると、またも軽快な音が。ルミカさんっ?!


 〉ルミカ

 落ち着いてください(笑

 もちろんですよ。友達になりたいと思ってメールしたんですから ^_^


 神だ!ルミカさんは神だ!しかもコレ→ ^_^ 可愛いぃー!

 私は 早速、ルミカさんをフレンドに登録した。私もルミカさんも男性アバターを使っている。せっかく非日常だからと異性のアバターにしたんだけど、ルミカさんのアバターは めちゃくちゃイケメンだった。私のアバターは弱い装備を何とか補正して組み合わせているから、ちょっとチグハグな格好をしている。レアアイテムを隙なく着こなすルミカさんのアバターの隣に並ぶのが かなり恥ずかしい。


 ルミカさんは私の2つ上の27歳で、会社員。仕事が終わって家に帰ったら、すぐにゲームをするらしい。私と同じだ。フレンドのチャット機能で話してみたら、彼女は めちゃくちゃ いい人で、めちゃくちゃゲームの腕も良かった。やっぱりルミカさんは神だった。ちなみにボクっ娘。可愛すぎる!



 〉ルミカ

 僕はダンジョン攻略が好きなんだけど、良かったら一緒に行かない?

 〉アカ

 私もダンジョン行きたいです! でも私 劇弱(劇的に弱い)なんですけど……

 〉ルミカ

 大丈夫。僕にできる範囲でフォローするし。僕、アカが初めてのフレンドだから大事にしたいんだ。

 〉アカ

 ル、ルミカさん……(感激

 ==========

 〉アカ

 すごい装備ですね!

 〉ルミカ

 これ?すごく難しいクエストの報酬だったんだけど、これがどうしても欲しくて時間かけてダンジョン攻略をして手に入れたんだ。僕、欲しいものは時間と手間が かかっても手に入れたい主義なんだよね。

 〉アカ

 そうなんですか!なんだか、ルミカさんとは気が合いそうです。私も その気持ち分かります!

 〉ルミカ

 ほんと?友達からは よく気に入ったものに対する執着心が強くて蛇みたいって

 言われるんだけど。笑

 〉アカ

 蛇ですか。私はアライグマに似てるねって言われます。 同じですね(=゜ω゜)ノ笑

 〉ルミカ

 え?

 〉アカ

 ええ?

 〉ルミカ

 笑

 ==========

 〉アカ

 すごい!2人だとダンジョン攻略が楽だし素材の入手数が ちょっと増える!

 〉ルミカ

 本当だ。アカが いてくれてよかったよ。

 〉アカ

 私こそ、ルミカさんが声をかけてくれて助かりましたo(^▽^)o

 〉ルミカ

 ふふ、声を掛けたのがアカでよかったよ。これからも よろしくね。

 〉アカ

 はい!(*^_^*)

 ==========

 〉ルミカ

 今日は けっこう頑張ったね。

 〉アカ

 レベルが5も上がりました!素材も がっぽり!ルミカさんのお陰です( ´ ▽ ` )ノ

 〉ルミカ

 明日は別のダンジョン行ってみようか。

 〉アカ

 行きます行きます!ルミカさん大好き!

 〉ルミカ

 ふふふ、僕は愛してるよ。

 〉アカ

 きゃー両想いー!(≧∇≦)

 ==========

 〉ルミカ

 アカ、仕事お疲れ様。こないだ言ってた家の素材、余ってるのがあるから あげようか?

 〉アカ

 ルミカさんも お疲れ様でしたー!マジですか?なかなか家の素材が集まらなくて困ってたんです!お礼に何か手伝わせて下さい!

 〉ルミカ

 じゃあ、牧場の牛の世話を お願いね。あと、また一緒にダンジョン行こう。

 〉アカ

 お安い御用です!でも、ダンジョンなんて ほぼ毎日一緒に行ってるじゃないですか( ^ω^ )

 〉ルミカ

 だって、アカと いっぱい一緒に 居たいからさ。

 〉アカ

 ルミカさんに口説かれた……

 〉ルミカ

 よし、嫁に来なさい。

 〉アカ

 だが断る

 〉ルミカ

 !!

 ==========

 〉アカ

 ルミカさん!私一人でダンジョン攻略できました!

 〉アカ

 まだ お仕事ですか?

 〉アカ

 ルミカさん、今日は遅いんですか…?( T_ T :)

 〉ルミカ

( *`ω´)

 〉アカ

 えっ?怒ってます?

 〉ルミカ

 一人で行くなんて

 〉アカ

 ごめんなさい。まさか、怒るとは思わなくて(・_・;

 〉ルミカ

 一緒に行こうって言ったでしょ?

 〉アカ

 ご、ごめんなさい……いつもルミカさんにフォローされてばかりだから、私も強くなろうと思って……

 〉ルミカ

 アカは僕が守ってあげるから、強くならなくていいんだよ?

 〉アカ

 やだルミカさん、男前♥︎

 〉ルミカ

 うん、お嫁に おいで?

 〉アカ

(´・Д・)」ぷぇ


 こんな感じで、私とルミカさんは毎日のようにオンラインゲームで やり取りをしていた。

 不思議なことに、彼女とは妙に気が合う。日常の些細な事でさえ話題にしたり、時には会社の上司の愚痴を聞いてもらったりと、ルミカさんは親友の様に 何でも語り合える相手になっていった。顔も知らない相手を親友だなんて おかしいのかも知れないけれど、私はルミカさんが大好きになっていた。

 だから、ルミカさんが「会いたい」と言ってくれた時は嬉しくて、すぐにOKの返事を返した。


 待ちに待った、ルミカさんとの顔合わせの日になった。私は ちょっと おめかしをして、いつもは はかないスカートなんて着てしまっている。正直、楽しみで仕方がない。ルミカさんは、どんな人なんだろう。可愛いお姉さん?それとも、綺麗な お姉さん?私と同じ地味系でも大歓迎!ルミカさんなら どんな感じでも大好きだよ!

  私はスキップをしたいくらいに上機嫌で待ち合わせ場所に向かう。もう少しで着く、というところで、待ち合わせの ちょうど ドンピシャのスポットに ちょっとした人だかりができている。女子の群れが 何かに たかっているのだ。怖い。あれじゃあ、近づけないよ……


 私はドンピシャスポットに行くのを諦めて、事前に教えてもらっていたルミカさんの携帯に電話を掛けることにした。

 少し場所が変わっても大丈夫だろうか?ルミカさんも、もう着いているかな?ワクワクしながら、アドレス帳に登録したルミカさんの名前をタップする。実は これが初電話だったりする。


  プルルルル…

 呼び出し音が鳴って、いよいよ私の心臓もドキドキしまくってくる。ルミカさん、どんな声してるのかな。可愛い声かな?うわあ楽しみー!


 プルルルル…ガチャッ

『はい』

「えっ?……ま、間違えましたっ」


 声を聞いて、即座に通話を切った。だって、ルミカさんじゃなかった。


 電話に出たのは、男の人だった。


  教えてもらった番号、間違えてたのかな? ルミカさんにメールをしてみよう。そう思って、スマホの画面をタッチしてメールを作成していると、あの女子の人だかりから何やら、引き止める声や残念そうな声が聞こえる。ちょっとしたイベントでも あったのかな?

 

 少し気になって、ちらりと人だかりの方を見れば、その人だかりを掻き分けて一人のイケメンが飛び出してきた。わ、目があった。

 遠目で見ても私が今まで出会ったことがないくらいのイケメンだったから、かなりビックリした。イケメンが 眩しすぎて、咄嗟に背を向けてしまう。いや、平凡な私などイケメンの視界に映っても周囲の景色に埋没してしまって果たして視界に入っていたのかも微妙だけど。イケメンに慣れていない私は まじまじと見れなかった。テレビとか雑誌なら見れるんだけど、実物を直で見るのは ちょっと、恥ずかしい。


 なぜかドキドキする胸をなだめて、私は再びルミカさんにメールを作成する。「今、どこ?」という超短文メールを送信したと同時に、後ろから肩をつかまれた。


「ひいっ?!」


 予想外の出来事に変な声が出た。こわごわと後ろを振り返れば、先程目があったイケメンが私の肩を思いっきり掴んでいた。


「は えっ……」


 驚いて変な声が出た私を、イケメンは ふっ、と 可笑しそうに笑う。


「うっ、えっ、あの……」

「アカ、やっと会えたね」

「……えっ?」


 私は、目を見開いて ついでに口も あんぐりと開けて立ち尽くした。


 ルミカさんは、女の子じゃなかった。


 挙動不審なまでに そわそわと落ち着かない私の手を引き、ルミカさんは近くのオシャレなカフェに入った。ルミカさん?でいいのかな……男の人に さん付けは有り?まあ、有りか……でも私の中ではルミカさんは可愛い女の人のイメージで固まってたんだけどな。まさかこんなに格好よすぎる男の人だと思わなかった。どうしよう。女子会のノリで来ちゃったんだけどな。


 可愛いカフェの可愛い椅子とテーブル。そこに爽やかなイケメン。非常に目に嬉しい景色ですね。しかし そこに ボヤッとした平凡な女が付属されているのがナンセンス。つまり、私が ルミカさんの隣に並ぶのは違和感があるわけで…

 ウェイトレスさんの視線が分かりやすいこと この上なし。「すんごいイケメン!」の後の「なにこのアライグマ」みたいな目が めちゃくちゃ私の胸に痛い。


「アカ、会えてよかったよ」


 にっこりと眩しい笑みを浮かべるルミカさん。私、どんなルミカさんでも大歓迎って思ったけど、女の子のルミカさんが前提ですから……


「アカ?」

「あっ、わ、私も会えて嬉しいです!その節は お世話になりました」


 落ち着け、私。すぐに テンパってしまうのは私の悪いところだ。落ち着け。平常心、平常心。

 この人はイケメンな お兄さんじゃない。ルミカさんだ。毎日 一緒にダンジョン攻略して家を建てて牧場 営んで釣りをして お店を出して…そう、ルミカさんだ。


「あ、ルミカさん、でいいんですか、ね?」


「うん、僕がルミカだよ」


 どうしたの?と私を覗き込むルミカさん。確認までにさっき私が送信した「今どこ?」メールを見せてもらったら、しっかり受信してた。これは本格的にルミカさんだ。ちなみにルミカは苗字のロゴを並び替えたら、ルミカになったらしい。本人はネカマを狙った覚えもなく、普通に男性としてゲームをしていたらしい。


 つまり、完全に私がルミカという名前を見て、勝手に女性だと思い込んでしまっていた、というわけだ。思い返せば、ルミカさんは会話の内容も特に女性っぽい訳でもなかった。


 ルミカさんは男性。そうなると、私は とんでもない恥さらし野郎だと思う。己のプライベートを惜しみなくルミカさんに語っていた気がする。時には理想の男性像を熱く語り、時にはマイホームを持つことへの憧れや夢までも。中には付き合って始めてのキスは どんなシチュエーションがいいとか、初めての夜は どこそこのホテルがいいとか。女子のノリだから話せたことを!女同士だからこそ恥じらいもなく話せたことなのに!ルミカさん、「すごく参考になる、もっと詳しく聞かせて」とか「記念日だし、ああいうホテルが いいよね」とか言ってたじゃないのさ!


 恥ずかしくて穴があったら猛烈に埋まりたい気持ちで いっぱいの私を、ルミカさんは心配そうに見ている。


「大丈夫?アカ、顔が真っ赤だよ?」


  ええ、 そうでしょうとも。恥ずかしくて、身体が ぶるぶる震えているしね。


「私、もうダメかもしれません。あまりにせ、赤裸々に曝け出しすぎてて、嫁に行ける気がしない」


 いままで彼氏も いたことがない、汚れなき修道女のようだと周囲に言われ続けた男っ気のない私が…突然 私の(ほぼ)全てを知っている親友が男性で しかもハイパーイケメンだったなんて、私の心が灰にならないわけがない。そんな時に、


「アカ、僕が嫁にもらうから大丈夫だよ」


 と、いつものネット上と変わりない優しい言葉を掛けられたら、その言葉に 縋ってしまっても仕方が無いと思う。

 私は じっと目の前のイケメンを見つめた。イケメン。ルミカさん。イケメン。ルミカさん。イケメ…いや、る、ルミカさん?そうだ、この人はルミカさんだ!


 この瞬間、私の頭の中で分離していたイケメン≒ルミカさん という図式が イケメン=ルミカさん に繋がった。いや、ほんと言うと無理矢理繋げた。大丈夫、現実逃避は大得意だから!


「ま……またまた、ルミカさんってば、男前ー!」


 つまり、現実を見ないことにした。ルミカさんはルミカさん、それでいいや!



 そうして、コーヒーを がぶ飲みして落ち着いた私たちは今更ながら自己紹介をし合った。ふと、今朝 ニュースで見たマンション買わせる詐欺とかじゃないよね?と冗談を飛ばしたら、「え?だって、アカは一戸建てがいいんでしょう?マンションなんて買わないよ。何年かしたら一緒に どんな家が良いか、色んなハウスメーカーを回って見てみよう。庭付き犬付きが いいんだよね?あと、リビング広めだっけ?僕も広めが良いと思う。イロンナコトできるしね。あと、二人で並んでゲームできるように大きめのソファも探そう。アカ、よく寝落ちするから そのまま寝れるやつがいいね。あとは……」


 と目を輝かせて話すイケメ…ルミカさん。うん?その家とかソファとかって、ゲームの中の話だよね?


 そして、数年後。念願の家を建てることになった。まだ 計画の段階だけど。でも、驚くなかれ。現実の話だよ!ゲームの話じゃないよ!ちなみに、私は名字が変わった。

 今度の名字で、私は新しいゲームキャラクターを作った。ルミカ2号。私も誰かさんのように、自分の名字のロゴを並び替えて、ルミカを作れるのだ。

 


 〉ルミカ2号

 どう?私もルミカだよ!

 〉ルミカ

 嬉しいけど、変な感じ……

 〉ルミカ2号

 えっ、どうして?

 〉ルミカ

 だって、ややこしいから……

 〉ルミカ2号

(。-_-。)

 〉ルミカ

 すごい、同じ顔してる

 〉ルミカ2号

 どういう意味?

 〉ルミカ

 鏡見てみて?すごく似てた。

 〉ルミカ2号

 うわ。びっくりした。ほんと似てる!

 〉ルミカ

 ていうか、これ、直接話した方が早いよね?

 〉ルミカ2号

 隣に並んでても、チャットは したい気分なの!

 〉ルミカ2号

 お腹くすぐるのやめてよ!

 〉ルミカ2号

 髪の毛ぐしゃぐしゃもやめて!

 〉ルミカ2号

 もう1人でゲームやる

 〉ルミカ

 ごめん、謝るから間に ぬいぐるみ挟むのやめて。

 〉ルミカ2号

 これ、見づらい!

 〉ルミカ

 だから、言ったじゃない。


 〉アカ

 やっぱりこれだね( ´ ▽ ` )ノ

 〉ルミカ

 おかえり、きむら あかねさん。

 〉アカ

 プライベートチャットだけど、名前だすのやめて下さい。

 〉ルミカ

 ふふふ。

 〉アカ

 きむら りょうすけの馬鹿。離婚だ。

 〉ルミカ

 Σ(゜д゜lll)

 〉ルミカ

 ごめん。

 〉ルミカ

 無視しないで。

 〉ルミカ

 アカ……

 〉ルミカ

 もうしないから!




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