日記12 冷めないうちに
き…来た……ピザが来ちゃった!!
どうしよう…こころのじゅんびができてないよ!!!
「…すみませ〜ん。いらっしゃいますかー?」
あわわわ…と…とりあえずでないと帰っちゃうよ〜〜!!
「い…います……います!!」
「おぉ…あの、ピザをお届けに参りました!」
「は…はい!!」
と…とびらをあけよう!
「ガチャ…」
「は…は〜い……」
「こんばんは!」
「こんばん…えっ!?」
で…デッッッカ!!
身長めっちゃたかいよ!!
うでもふといし…マッチョだぁ。ピザがちっちゃくみえるよぉ〜……
「あの…どうかされましたか?」
「へっ!? あの…いや、だい…じょうぶ……です………」
「分かりました。改めて、ピザのお届けに参りました。清水さんのご自宅で間違いありませんか?」
あ…ちゃんと私の苗字になってる……
「あ…はい……こ…ここで…あってます………」
お…おちついて…大丈夫…優しい人だから……だいじょ……
「……ぴゃ………」
め…目をあわせられない……こわい!
おっきくて…か…体がうごかない……!!
「では、こちらがピザです。お熱いので、お気をつけてお持ちください」
「…ぁ………」
だめ…こわくなってきて……声がでない……!!
「…清水さん、大丈夫ですか?」
「……ぁ…ぅぁ………」
口…動いて!!
おねがい……!!!
「…君、動ける?」
「……へぁ……あ…は……」
「…これ、重たいから君じゃ持てないかもしれないね。他にお家の人はいるかな?」
「…え……あ……い…いない……です……」
「…えっ、いないの? ん〜…君、こういう時は、親は居なくても手が離せないと言ったほうがいいよ。防犯対策にもなるから、安易にそれを口にしてはダメだ」
「…そ…そうなんですね……」
あれ…口が動いた……
「…玄関はダメだな。食品物だし、外に置いておくのも気が引ける…一つ一つなら持てるかな?」
「は…はぃ……」
「なら、俺はここで待っておくから、一旦これを運んでみたらどうかな?」
「わ…わかり…ました……」
て…手を伸ばして……受けとった…!
「玄関でいいよ。一旦だから、近くに置いたほうがいい」
「は…はい!」
近くに置いて…置けた!
「よし、じゃあもう一つ持てる?」
「はい!」
もう一つも…受けとった!
「これで全部だな。この度は、当店のピザをお選びいただきありがとうございました。では、お食事を楽しんでください」
あっ…おじぎしてくれた……
「あ…あの……ありがとうございます!」
「…はい、どういたしまして」
わらってる……あんな感じでわらえたらいいな………
「…いっちゃった……」
とびらを閉めないと…
「ガチャン」
「……つ…つかれたよ〜〜〜………!!!」
わたし…ちゃんとできたかなぁ……?
「…ピザ……あったかいなぁ…」




