「旅する東洋医学」設定・主要登場人物
もとがコミック原作コンペの応募作ですので、原著書が存在しております。
元著書:山本高穂 小野智『東洋医学はなぜ効くのか』
講談社ブルーバックス 2024年5月20日
説明の都合で順番が前後していますが、杏香と智子のダブル主人公体制です。
主人公1:大狸羽田 杏香(おおまみうだ きょうか/通称:あんこ)
「医者は人を見ていない!」
母を亡くして自律神経の不調に陥った小学生。治ってみれば、運動神経が良く行動力にも溢れたく〇がきであった。拳法マニアにしてちょっとしたハッキング能力持ち。
「(ママの死に目にも会いに来なかった)〇そ親父に一発入れる」べく、全国を飛び回り父を探す旅に出る。その行く先々で騒動を起こす&巻き込まれる。
年齢は小学4年生、見た目は小柄なボーイッシュ。
メタ的に言えば、患者と読者の視点を代表するキャラ、社会問題との接点、各回の導入&オチ要員。
大狸羽田 太
「患者を診ずして何が医者か!」
元・縞根大学准教授or助教、杏香の父にして下記・小野智子の先輩。研究が主体とならざるを得ない大学病院勤めに疑問を感じ辞職した。現在は流しの(?)鍼灸医。
東洋医学の手法により全国各地で難病を治しまくる天才肌の名医だが、「患者から見て、なぜだか分からないけれど間違いなく効く漢方手法」で「治すだけ」の人。予後やらインフォームドコンセントやら理論的裏付けやら論文作成やら学会への言い訳やらの「しりぬぐい」を後輩の智子(と縞根大学)にさせている、身勝手なおっさん。社会問題や患者が抱える生活事情等の「背景」には全く意識が向かわない点も杏香・智子とは異なる。
年齢はアラフォー、見た目はタヌキめいた名前に反してイケメン。なお、婿養子。
メタ的に言えばライバルにしてラスボス(?)、「原著者とは異なる立場」の提示役。
主人公2:小野 智子
「ほんとに患者を治したいなら、論と理とを立て通せ!」
医師・縞根大学准教授or助教or医局の若手。太と同じ医局で東洋医学を修めた医学者。杏香(アタマ小学生)の理解では「同じ流派の兄妹弟子」。
杏香と共に全国を旅しつつ、太が起こした騒動を収拾していく(ほか、訪れた先で出会った同じ症例の患者や別の難病患者を治して回る……など)。その際、東洋医学の機序を説明する、理論的に確立した手順を踏んで鍼を打つ、あるいは西洋医学も利用しつつ予後の方針を患者に示す……などの活躍を見せる。
理論派なので、天才肌の太に比べるとやや手際は悪い(きっちり治すけれど)。統合医療のあり方、西洋医学との兼ね合いをどう捉えるか、完全には立証(?)されていない療法を適用すべきか、社会問題等の「背景」にどこまで踏み込むべきか等の諸問題について、常に迷いながら患者に向き合う(「背景」については、結果として杏香が強引に解決してしまう)。
運動神経や生活能力ほかに少々問題のある、優秀だけどちょっぴりドジっ子。大狸羽田親子(〇そがき&く〇おやじ)に振り回されがちな常識人にして苦労人。年齢は20代後半~30代半ば、見た目は「やせ型メガネ」
メタ的に言えば、本論要員にして原著者の分身・主張の代弁者。
北大路 哲郎:第一話では未登場
「私も学徒だ、未知へと踏み込む姿勢には敬意を払う。だが適用は認めない、ヒポクラテスの名のもとに」
東大なり京大なり国立研究所なり「えらそ……権威あるところ」の教授。科学者誰もが認める研究者にして国民誰もが知る名医。
「西洋医学の限界」を認めようとしない頑固者で、統合医療にも懐疑的。東洋医学を「怪しい民間療法」的なものと感じており、「間違いなく効いてはいるがなぜだか理由が分からない」療法の適用を絶対に許そうとしない。ただし科学的に「正しい」手法に則っているならば快く認める、厳しくも公正な人格者。
「原著者とは異なる立場その2」の提示役。年齢は50代半ば以上、見た目は隙の無い紳士ふう。
なお、第一話においては医学的なところについて、「〇〇のツボ」「△△神経」「××に作用する」等と伏せ字にしたうえで「それらしく聞こえそうなフィクション」を書くのが限界でした。後日改定することとさせてください。
また、「杏香&智子が旅に出る」のではなく、「(太と関りがあったり無かったりする)患者が、智子が勤めることになった『大狸羽田医院』にやってくる」ものとして話を組み立てる場合、舞台として「過疎化が進む地方の町/東北地方の温泉街」を想定しております。
2024年12月30日付けでnovel days に投稿した小説を移植したものです。




