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第二章 迷いの国 Ⅱ

                    〈第二章 迷いの国 Ⅱ 〉

髪の毛は長く、肩にまでかかっているくらいだった。

紺色の厚い羽織に、おまけに白の汚れたセーター。黒く古びたブカブカのズボンを

履いていた。

 身長はスコットの肩くらいまでで、耳が少し尖っていて、体付きがよかった。

 「‥‥‥僕に‥‥‥言ってるんですか?」

 スコットは尋ねた。

 「アンタの他に誰がいるってんだい!」

 男が答えた。

 「そっちに行ってもないもないが‥‥‥」

 男がスコットに忠告した。

 「ここは‥‥‥いったいどこなんですか? なぜ人がいないんですか?

僕は‥‥‥今自分がどこにいるの分からなくて‥‥‥」

 スコットは男に問い続けた。

 「俺にもアンタがどこから来たのかは知らんが‥‥‥旅人に間違いないな。

だが、ここにいてもどうしようもない‥‥‥」

 スコットは冷静に黙って聞いていた。

 「‥‥‥ここはどこなんですか?」

 スコットはまた尋ねた。

 「もうそれはいい! とにかく着いてこい。その後ゆっくり話そう」

 スコットは男に着いていった。

 「アンタどこから来たんだ? あんなところに居ても、

ないもありゃしねぇぞ‥‥‥」男が突然言い放った。

 スコットはさっき見た橙色レンガの家に案内されス二人は中へ入った。

中へ入ると下に続く大きな階段があり段差はかなり太く、その他の周りには

樽らしき物しかなかった。

 「階段気付けな‥‥‥」男が暗示した。

階段はざっと五十段くらいだった。

 階段を降りると、さっき通った茶鼠色の洞窟と同じ色の壁の広場に着いた。

他のにも同じような入り口の穴があった。

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