表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/100

第百九十七話『残りもんには福があるのにゃん』

 第百九十七話『残りもんには福があるのにゃん』


《ミリアにゃんもイオラにゃんも、ご立派に『福』にゃんよ》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


『あのぉ』


「にゃあんて、

 おそるおそる、みたいに、

 手を挙げてるのは、

 イオラにゃん」

「今日も今日とて、な感じで、

『ろくろっ首な女の子白ネコ』

 なぁんて斬新なるお姿を、

 自らデザイン、

 創造なされてらっしゃる、

 イオラさん」

「イオラ……。

 と空いた口が、

 ふさがらないくらい、

『最後の最後は出番を』

 と、あがきにあがくもんで、

『んなやつ、

 もう、どうでもいいのわん』

 って造り子のアタシでさえ、

 サジを投げかねない、

『天空の村の守護神』さまが……、

 ——ふぅ。

 ……と息切れしちゃうくらい、

 思いのほか、

 セリフが長くなったけど、

 そこはそれ、お姫さまだもんね。

 根性根性、ど根性で、

 やりとげちゃうのわん——

 満を持してかどうかは別として」


『100パーセントの確率』


「でもって、

 こそこそのこそっ、と、

 登場なのわん」


《まさかのミリアにゃんに続いて、よもやのイオラにゃんまで》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「——三にんとも、

 いつから、

 批評家なんかになったのかしら?

 ……なぁんて、

 あきれ返るよりも、まずはぁ——

 ごっほん。

 ねぇ」


『ワタシもいるんだけどぉ』


「そうにゃった」

「そうでしたね」

「そうだったのわん」

「——あらあら。

 創造主なのに、

 すぅっかりのかり、に、

 記憶の外へと、

 追いやられてたのかしら——

 ……んまぁいいわ。

 それで?」

「それで?

 はて?

 にゃんにゃの?」

「なんですか?」

「なんなのわん?」

「……あのね」


『真実を映し出す鏡』


「のカガミちゃんを、

 のぞいたとたん」


『ばたりっ! と倒れた事件』


「の真相はどうなったのかしら?

 ……とか思って」

「それもあったにゃ」

「それもありましたね」

「それもあったのわん」


《忘れるのはネコの特権にゃんよ、で、おしまいにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「……はっ!

 ——目の前に、

 同じ姿がそろっているから、

 ついうっかりしていたけどぉ——

 アタシって」


『ネコ』


「じゃなかったのわん!

 なもんで、

 特権もなにも関係ないのわん。

 なもんで、

 このままじゃあ」


『おしまいにゃん』


「とはならないのわん」

「にゃにを今さら、にゃん」

「なにを今さら、ですね」

「なにを今さら、じゃないかしら」


《にゃもんで、今度こそ、おしまいにゃん》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ