第百八十八話『悲劇は繰り返されるのにゃん』
第百八十八話『悲劇は繰り返されるのにゃん』
《いいにゃん? 喜劇じゃにゃくって悲劇にゃん》
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「とはミストにゃんの遺言。
……じゃにゃくって、
うわごとによる伝言にゃん」
「んでもなぁんでミストんが?」
「ミストにゃん自身が絡んでいるから、
にゃろうにゃあ」
「なぁるほろぉ。
未だに自分を喜劇王と認めないのわん」
《喜劇でもいいにゃん、と、お話の続きを始めるのにゃん》
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「んにゃろうにゃあ。
さっきから」
『目立ちませんように』
「との心配りから、
かどうかはともかく、
ウチらのすぐそばに、
小っちゃく、しゃがみ込んで、
今か今かと、
指折り数えて、
待っていたもんにゃ」
「こちとら、にしてみれば、
とぉっくのく、
にバレバレ、なのわん。
なのに、
演出のつもり?
かなんか知んないけど、
やたらと」
『得体の知れない白い煙』
「なんぞばらまいて。
んのせいで、
霊視をもっても視界不良。
おまけに、
むせかえるようなニオイまで、
今なお、
漂っていて……げほっげほっ。
なぁんか心の底から、
むかむかっ、としたもんが、
込み上げて……ああんもう!
やってらんないのわぁん!」
「ええとぉ、ですね」
『謎解き、苦情』
「その他もろもろは、さておいて」
「こらあっ!
ミリアん!
ちょぉっ、と待つのわん!
少しは、こっちの嘆きにも」
「——聞き耳持たず、
ということにでも、
しておきますかね——
では早速、今回のイベントを。
んとぉ……確か、
『真実を映し出す鏡』
のカガミさんに映る自分の姿を」
『惜しげもなく、
のぞき込んでみる』
「とかでしたよね?」
《惜しげもにゃく、って、にゃんにゃの?》
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「んでもどうして、
それくらいで、
次から次へと失神倒れ?
……なぁんて、
ネコ頭で堂々巡りな考えに、
終始するよりも、
実際にやってみちゃえば、
いいんですよね。
なもんで、
どれどれぇ……」
じろりっ。じろじろぉっ。
「はうっ!
まさか、まさか、
これほどまでに、とはぁ……」
ばたりっ!
《また新たにゃる悲劇が……、つづくのにゃん》




