第百八十話『ミーにゃんも近づいてきたのにゃん』
第百八十話『ミーにゃんも近づいてきたのにゃん』
《お話はノリノリじゃにゃいとにゃん》
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「あらヤだ」
ばたっ!
「ふにゃっ!
いつの間にか現われていた、
ミストにゃんまでもが、
気取ったフリして、
ぶっ倒れてしまったのにゃん!
一体全体にゃあんで?
どうして今日にかぎって、
んにゃにも」
『千客万来』
「にゃのぉっ!」
たったったったったっ!
「やれやれ。
ミアンったら、ノリノリ、なのわん」
《ノらずにおられようかのウチと、ノれにゃいミーにゃん》
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「しっかりっ!
しっかりするのにゃ!
ミストにゃん!」
「ダメよ、もう」
「ミストにゃん!」
「聴いたの。
ここに来れば、
自分の隠しても隠し切れない」
『美しさ』
「に出逢えるって。
そして……出逢ってしまった。
目覚めてしまった。
美しさへの追求に。
お化粧なるモノがどうして、
あれほどまでに高価なのか?
なのにどうして、
手に入れんがために、
我に我もと群がろうとするのか?
これらに思いをはせた時、
めまいにも似た感覚が、
込みあげてくるのを、
どうしようもなかった……の……」
ぐったりっ。
「うわん!
——ちらっ、と、
姿を見せただけで、
しかも、気を失うまでの、
ほんの少し間だけで、
どこに出しても恥ずかしくない、
正真正銘、ご立派な、
『ヒロイン』
となってしまったのわぁん。
ああなんてこと。
このミーナ。
『美しさ』というもののすごさを、
あらためて、
思い知った気がするのわぁん——
なぁるほどね。
美しさがもたらす苦難は、
こうも妖精を、
変えちゃうのわぁん……って、
アタシったら、
なぁに感心してるのわん?」
「ぶふっ。
ミーにゃんミーにゃん。
あんたも始まったのにゃん」
「へっ?」
「にゃんにゃんと、
こっちへ近づいてきたのにゃんよ」
《みんにゃで『美』に染まるためにも、つづくのにゃん》




