第百七十八話『イオラにゃんも隠し切れにゃいのにゃん』
第百七十八話『イオラにゃんも隠し切れにゃいのにゃん』
《んにゃら最初から隠さにゃきゃ……まぁいいにゃん》
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「いつまでも、
のぉんびりのびり、と」
『めまい』
「ってる場合じゃにゃいっ!
大急ぎでイオラにゃんの元へ」
「なに?
『めまい』ってるって?」
「んもう、ミーにゃんったらぁ。
んにゃ説明をするのも、
もどかしいほどの、
緊急事態にゃんよぉっ!」
たったったったったっ!
「んだからぁ。
——あぁあ。
もうイオラのところに、
たどり着いちゃったのわん。
やれやれ、しょうがない。
んならアタシもぉ——」
ぱたぱた。くるりん。
ぱたぱた。くるりん。
「うわ、うわ、うわわん。
——アタシと一心同体、
だからかなぁ。
二枚翅のほうも、
飛ぶ気を失せちゃってるみたい。
んれが証拠に、ほら。
いつもどおりに、
羽ばたいてるつもりでも、
左と右の力が、
どうにもアンバランス。
なもんで、
真っすぐに飛びたくても、
たちまち曲芸飛行。
身体全体の横回転だって、
『お茶の子さいさい』
で、やぁってのけちゃう、
びぃっくりのくり、な、
ありさまなのわぁん——
アホらしすぎて、うわ、
まともに飛ぶのも大変なのわぁん」
《今日のミーにゃんは『やる気』も、今一歩、みたいにゃん》
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「イオラにゃん!
しっかりするのにゃん!」
「ミアンちゃん。
もうワタシは……」
『真実を映し出す鏡』
「のカガミちゃんを前にして、
立った瞬間、
映し出される真実を、
目にしたとたん、
自分ながら、
どんなに、
隠そうとしても隠し切れない、
魅力あふれるオトナの」
『美しさ』
「に思わず、
はっ、
と息を呑んでね。
次の瞬間、
くらくらっ、
と『めまい』まで、
覚えてしまって……ああっ!」
ばたりっ!
《これぞ衝撃のシーンにゃもんで、つづくのにゃん》




