表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/100

第百七十五話『いろいろ話パート025にゃん』

 第百七十五話『いろいろ話パート025にゃん』


《怒らにゃいでにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


 むしゃむしゃ。


「わたしは、たった今、

 新しい知恵と力を授かりました」


 むしゃむしゃ。


「わたしは、たった今、

 新しい知恵と力を授かりました」


 むしゃむしゃ。


「わたしは、たった今、

 新しい知恵と力を授かりました」


 むしゃむしゃ。


「わたしは、たった今」

「あのにゃあ」

「はい?」

「にゃあんで、

 木の実を一つ食べるごとに、

 んにゃセリフを、

 吐いてんのにゃん?」

「この素晴らしい味と香りが、

 そうさせるのです」


『必ずや、

 わたしを成長させる糧となる』


「と信じさせるだけの説得力が、

 この木の実たちにはあるからです」

「ふぅぅん。

 ——んにゃ美味しいもん、

 と判っているのに。

 どうにも、

 油断のしすぎにゃんよ——

 まっ。んれはどう考えようが、

 あんたの勝手にゃもんにゃあ。

 にゃら、さいにゃら」


 のっしのっし。のっしのっし。


「なぁんて感動のない。

 やれやれ。

 しょせん」


『味の判らないものは、

 味の判らないものでしかない』


「のですね。

 にもかかわらず、

 共感を求めようとした……。

 早い話が、こっちが、

 おろかだった、

 ということですか。

 なぁんかとぉっても不愉快です。

 この気分を一掃するには、

 あの木の実たちに、

 すがるしかありますまい。

 では早速……あああっ!」


 きょろきょろ。きょろきょろ。


「なぁんてことでしょう。

 この樹木の、

 ありとあらゆる枝に生っていた、

 あの尊き木の実たちが……」


『一個もありません!』


「なぜ? どうして?

『天空の村』の神々が、

 この美味しさにかれて、

 あっという間にたいららげてしまった、

 とでもいうのでしょうか?」


《もちろん、機を見て敏にゃるウチの仕業しわざにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


 どがどがっ! ぐさぐさっ!


「どんなに殴られても蹴られても、

 ……そして倒されても!

 次の瞬間」


 ぐぐっ!


「と立ちあがる。

 それが、

 常に不屈の闘志を、

 うちにみなぎらせる、

 あたしの信条……あっ!」


 がっくり。


「どうしたのにゃん?」


『大地を力強く踏ん張った』


「と思ったら、

 すぐにうずくまって」

「痛いんです」

「やあっぱにゃ。

 ——どんにゃに、

 お口で強がってみせても、

 正直にゃところは正直、

 ってわけにゃん——

 あれにゃけやられたのにゃもん。

 身体にゃってボロボロ」


『歯が』


「ふにゃん!

 おいたわしや、にゃん」


《不屈の闘志でも、あそこはにゃあ。お気の毒さまにゃん》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ