第百六十一話『棚からぼたもちはおやすみにゃん』
第百六十一話『棚からぼたもちはおやすみにゃん』
《んもう。ミーにゃんとイオラにゃんの口ゲンカのせいにゃん》
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「ひとりで、って、
なんなのかしら?
さも自分は」
『無関係』
「みたいな顔をして」
「事実だもん。
アタシはミジンコ、
じゃなくって、
みじんも加担していなかったのわん。
すべてはイオラの独断専行。
ミアン、
これこそが真実なのわぁん」
《んにゃまでいい切る。これこそミーにゃんにゃ》
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「にゃ、にゃ、にゃんと!
イオラにゃん。
あんた、また」
「ち、違うわ!
いつもみたいに」
『ふざけて』
「とか」
『遊び半分で』
「とか、
そういうんじゃなくって」
「はて?
いつもやってんのにゃん?
ウチ、今の今まで、
さぁっぱりのぱり、にゃったんよ」
「うっ……。
——しまったぁ。
ワタシとしたことが、
なぁんて、うかつな——」
「きゃははっ。
——やぁっぱダメなのわん。
ガマンしようと思ったけど、
どうしても、
お顔がほころんで、どころか、
笑いに笑ってしまうのわぁん——
やぁい、やぁい。
イオラが、
自分で自分の墓穴を掘ったのわん。
自ら進んで」
『おのれのアホ』
「を勇気をふるって、
証明しちゃってくれたのわぁん」
《ミーにゃんったら、いつににゃくうれしそうにゃん》
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「——まるで鬼の首でも取ったかのような、
はしゃぎようね。
とはいうものの……。
あぉんなにも調子づいちゃったのは、
こちらにも責任がないとはいえないわ。
ワタシもそろそろ、
マジのマジ、
にならないといけないのかしら——
ミーナちゃん。
それはないでしょ?
あなたが」
『治してくれ』
「って頼むから」
「あわわわのわわぁん。
——この創造主、
ホントのホントに、
まるっきりのきり、な、
アホなのわん。
またもや自ら進んで、
しかも今度は、
『愛しい造り子』の立場さえも、
危うくなんかりして。
一体なにが楽しくって、
んなアホを繰り返してる、
っていうのわん?
……なぁんて、
悪態をついているヒマなんぞ、
これっぽっちだってあるもんかぁ。
降りかかってきた火の粉、
なんとしても払わなきゃあ——
な、な、な、なんてことを。
世の中、
いっていいことと、
悪いこととがあるのわん。
……んじゃなくって、
いっていいタイミングと、
悪いタイミングとがあるのわぁん」
「あのにゃあ」
《んれを一番自覚していにゃいのが……、つづくのにゃん》




