第百六十話『棚からぼたもちでいこうにゃん』
第百六十話『棚からぼたもちでいこうにゃん』
《ぼたもち……にゃあんとも優雅にゃ響きじゃにゃいの》
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「出てこにゃいかにゃあ」
「……ねぇ。
なにがどうなもんで、
こうなってるのか、
さぁっぱりのぱり、
なんだけどさぁ。
今日一日中、そうやって、
棚を見上げてるつもりなのわん?」
「にゃあってぇ。
まにゃ一度にゃって」
『お顔拝見』
「の名誉を、
得させてもらえにゃいんよぉ」
「んだから誰の?」
「名前からして、
おいしそうにゃお方にゃん。
はあぁ。
……とまぁ、
ため息がもれてしまうくらい、
切にゃくて切にゃくて。
こぉんにゃにも、
ネコをじらすにゃんて、
にゃあんとまぁ
罪深いお方にゃん……はっ!
ひょっとして、
恥ずかしがってるのにゃん?
思いのほか、照れ屋さんにゃの?
ああんもう。
らちがあきやしにゃい。
誰かにゃんとかしてにゃん。
ウチに光明を、と、
願わずには、
いられにゃいのにゃあん——
『早く出てこい、ぼたもちにゃん!』
《祈りにも似た気持ちで、お話の続きを始めるのにゃん》
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「にゃあにふたりして、
ウチに」
『霊波の光』
「にゃんぞ、
浴びせてるのにゃん?」
ぶんぶん。
「——と、こちらが、
頭を盛んに横にフって、
んでもって、ついでに、
両手のひらも、
フるしかないほど、
ミアンって、
あやしげな目つきなのわん。
しかも、
垂直におっ立ってる、
ネコ目のひとみが、
んれにまた拍車をかけて、
お胸も心も、
『どっきんこ』
させずには、
いられないのわぁん——
あわわのわん。
違う、違うのわん!
光を浴びせたのは、
アタシじゃなくって……。
——ええいっ。ままよぉっ——
なにを隠そう、イオラなのわん。
イオラがひとりでやったのわぁん」
「ミーナちゃん……。
——予想をしてはいたのだけれどぉ。
こぉんなにも早く、
裏切ってくるなんて。
……じゃなくって、
罪をなすりつけてくるなんて——」
《イオラにゃんの反撃がくるもんで、つづくのにゃん》




