第百二十八話『いろいろ話パート022にゃん』
第百二十八話『いろいろ話パート022にゃん』
《ネコはネコにゃん》
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「ネコがネコとして生きるにはにゃ」
「どうするのわん?」
すやすや。すやすや。
「ふん」
『言葉より態度で示すのにゃん』
「っていいたいのわん?」
《おネムこそ、わが生涯の大部分にゃん》
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「ふっふっふっ。
はっはっはっ。
ああっはっはっはっ。
ネコのクセに怖れをを知らぬやつめ。
とうとう、
ボスキャラである、
わしの元まで来るとは」
「あんたってホントに魔王にゃん?」
「よく判らん。
生まれた時から、
そう呼ばれてはいるが」
「あんたもにゃん?
いるんにゃよにゃあ。
そういわれて、
祭りあげられたお方が、
たぁっくさん。
にゃもんで困ってるのにゃん。
ミッションが、
にゃかにゃか終わらにゃくって」
「そう嘆くな。
難易度の高いゲームとは、
たいてい、
そうしたもんじゃないのか?」
「はあぁ。
——と思わず、
ため息をもらしちゃうほど、
他ネコごとみたいに、
しゃべられてもにゃあ——
ホントのホントに困ったもんにゃあ」
《一度、ご自分の故郷へ行って確認してみてにゃん》
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ゆっさゆっさ。
ぱらぱらぱら。ぱらぱらぱら。
「うわん!
崩れゆく牙城。
その中から現われたのはっ!」
『ミーにゃん。おはようにゃん』
「……これ以上はない、
っていうくらい、
見覚えが、たぁっぷりのぷり、な、
アタシのアホネコだったのわん」
《枯葉の山に埋もれて、ひと休みしていたにゃけにゃんよ》
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「んなら、どうして?」
「ぶふふっ。
あんたにゃら、
どう思うのにゃん?」
《答えが判らにゃい時の、お上品にゃ返し方にゃん》
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「ひとりぽっちでもなく、
かといって、
群れているわけでもなく、
あやつは一体、
なにを考えて生きている?」
「自分は器用にゃって、
自慢したいんじゃにゃあい?」
《ひょっとして、ネコの、おニュータイプにゃん?》
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「苦労は買ってでもするものらしい」
「いくらにゃん?」
《つい、おサイフのがま口を拡げてしまったのにゃん》
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「これは……ごっほん。
見るお方が見れば、
相当な金額にまで、
達する代物です。はい」
「見るお方がいにゃかったら、
どうにゃるのにゃん?」
「正直いって、
二束三文の価値しかありません。
まっ。
どの品も似たようなものですよ」
《欲しい金持ちに逢えるか否か。とどのつまりが運次第にゃん》




