第百二十二話『衝動にかられて爆発にゃん』
第百二十二話『衝動にかられて爆発にゃん』
《イオラにゃんのクセを受け継いでるのにゃん?》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「にゃあ、イオラにゃん。
頭っから無理と決めてかかって、
どうすんのにゃん?」
「ならミアンちゃんがいってよ」
『いっくら朝のすがすがしさに、
感動したからって、
毎日毎日、
「どっがあぁん!」
するのはやめなさい』
「って。
あれ、とぉってものても、に、
ご近所迷惑なのよ」
「にゃって、ミーにゃん」
「あらまっ。
ミアンちゃんの後ろに、
隠れていたの?」
「うん。
イオラ、これからは、
……今すぐに、は、ちょっと、
かもしれないけどさ。
少しずつ、少しずつでも、
『衝動にかられて爆発』
なぁんてしないでいられるよう、
心がけてみるのわぁん」
ぱたぱたぱた。
「あっ、待ってちょうだい。
——と声をかけるも……、
時すでに遅し。
お外へ行っちゃったわ——
ああんもう、ワタシったらぁ」
ナメナメナメ。ナメナメナメ。
「ミアンちゃん。
どうしたらいいのかしら?」
「にゃにをにゃん?」
「んだからぁ。
ミーナちゃんに」
『スパルタ的教育』
「を施しちゃったことよ。
いるのを知らなかったとはいえ、
ワタシったら、
あぁんな、
きついこといっちゃうなんてぇ。
良かれと思ってやったことが、
裏目に出て、
かえって非行に走らせちゃう、
なんてよくある話じゃない。
ああ。
困ったわぁ。困ったわぁ。
困ったわぁ、ったら、困ったわぁ。
もしも、もしもよ。
今回の『つい、うっかり』が、
バレたとしたら……。
ミーナちゃんばかりじゃなく、
創造主のワタシまで」
『守護神、転じて、破壊神となる』
「とか、うわさされちゃうのが、
目に見えているわ。
そしたらどうなると思う?
これまでのように、
ミーナちゃんを弁護するのだって、
ムツカしくなる……はっ!
むしろ『同罪』とかいわれて、
ふたりで」
『石牢送り』
「にぃっ!
ああんもう!
お先真っ暗じゃないのよぉ!」
ナメナメナメ。ナメナメナメ。
「あのにゃあ。
あんたまで」
『衝動にかられて爆発』
「はしにゃいでにゃん」
《しょせんは親子にゃん、とあきらめて、つづくのにゃん》




