第百十五話『どう切り出すのにゃん』
第百十五話『どう切り出すのにゃん』
《斧で木を、の話じゃにゃいんよ》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「『ごっさんです』がぁ……、
身体も心もホントのホントに、
『ごっさんです』
みたいだったのがぁ……、
あっけなく凍りついちゃった。
なぁんてアホらしい結末を、
んでもって、
ほかに類を見ない、
がぁっかりのかり、な、
終焉を、
迎えてしまったのわぁん」
のっしのっし。のっしのっし。
「ミーにゃん」
「あっ、ミアン。
お疲れさまなのわん」
「あのにゃ。
——どう切り出せば、
よいものにゃん?
……と悩んでみたって、
しょせんネコ頭では、
どうにもにゃらいにゃいのは、
百も承知にゃん。
にゃらば用いる手立ては、
例によって例のごとく、
『当たって砕けろ』
しかあるまいのにゃん——
ええとぉ。
つかにゅことを、
たずねたいのにゃけれども?」
「なにあらたまって?
一体なんなのわん?」
「ミーにゃんはにゃ。
何事によらず、
アヤマられたら、
どう思うのにゃん?」
「と、いきなり聴かれてもねぇ。
……まっ」
『悪い気はしない』
「とは思うのわん」
「——ぶふふっ。
にゃかにゃかもって、
良い手応えじゃにゃいの。
よぉし。
こうにゃったら……。
あとは運を天に任せ、
即、実行あるのみ、にゃん——
んにゃら、ごめんにゃさい。
奇っ怪霊獣を倒すため、
にゃったとはいえ……。
ウチ、
気配りというか、
配慮というか、
んにゃもんが、
足らにゃくって」
「えっ。それってどういう?」
「にゃあって」
『カワイさ』
「は、ともかく、
もう片っ方がにゃあ。
相も変わらず」
『今一歩』
「にゃミーにゃんにとっては、
聴くにゃけでも」
『ちとコクにゃセリフ』
「にゃったんじゃにゃあい?」
「……ミアン。
前言、撤回するのわん」
「にゃあんで?」
「聴くまでもないのわん」
《聴かにゃいとネコにも判らにゃいもんで、つづくのにゃん》




