学校2
みくが出ていく久遠を黙って見送っていると、
「ねぇ今!雅紀と喋ってなかった⁉︎」
席を外していた翔子が教室に入るなりみくに詰め寄る。
「う、うん。あ、でも昨日のぶつかった事で改めてお詫びされただけだよ・・・」
みくは何となく名前呼びされたことを翔子に話さなかった。
「なんだその事かぁ、にしても雅紀自身は何にもしてないのに気にしてくれてんだね〜、優しい!」
昨日久遠に様呼びはやめてと言われたからだろうが、翔子の久遠の呼び方がさらっと様呼びから呼び捨てになっていることに驚く。
「んじゃ私らも帰ろっか。どっか寄ってく?」
「ん〜、翔子ちゃんごめん。今日は帰るよ」
今日1日で色んなことが起こり疲れ切っていたみくは家に直帰することにした。
「ただいま〜」
玄関を開けながら先に帰っている妹に帰宅を告げる。
すると奥のリビングから妹がすごい剣幕で詰め寄ってきた。
「ねぇちゃん!本当なのこれ!!!」
里緒菜が手に持ったスマホにはR I V E Rが通う高校が私の通っている高校だと書かれていた。
「う、うん。私と同じクラスに神威 昴くんと久遠 雅紀くんが居る、、、かな、、、」
「昴と雅紀!!!話した!?ねぇ話した!?サインとか貰った!?私の分のサインないの!?」
「えーっと...ごめん…特に関わってない」
疲れていた事もあり妹の質問攻めに付き合い切れず部屋に入りベッドに横たわる。
スマホを弄り自分の動画投稿サイトを確認すると、リオさんから新しいメッセージが届いていた。
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未来君、おめでとうございます!
って、まだ合格した訳じゃないからおめでとうは速いですよね。
でも2次は実技選考ですから未来君なら合格したも同然ですね!
応援してます!頑張ってください!!! byリオ
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みくがサイトに1次を突破したことを報告した事に対しすぐにリオさんが反応してくれていた。
リオさんに返信してからスマホを置き、安心した途端に今日の疲れがどっとのし掛かりみくはそのまま寝落ちした。