そんなのありか14
いくら知り合い…それも、我が社の社長と親会社の社長と言えども…行き成り拉致とは、どう言うこってぇぃっ、こりゃぁよぉぅぃっ!
黒塗りのリムジンの後部座席にて左右を社長ズに固められての移動中、ナウ。
ってよぉぅぃ、流石にぃ洒落になんねぇぃぜぇぃっ!
「あのですねぇ…」
「なんで御座いましょうか?」って、本社の社長様がよぉぅぃっ!
って…いやいや、なんで社長様がぁっ、俺に敬語なんっすかぁぁぁっ!
「いや、あのぉ~、俺…何かしましたか?っと言うより…何処へ連れて行かれてるんでしょうか?」
あのですねぇ…モーレツにぃ不安なんっすがぁぁぁぁっ!
「おお、これは失礼をば。
矢鷹様をですな、大林様がご所望でしてな。
丁寧にお連れする様にとの御下知を承っておるのですよ」ってニコヤカにな。
ってぇぇっ、グル神ぃぃっ、テメェが元凶かぁぁぁっ!
ってもよぉぅぃ…彼方は我らのオーナー一族様にて大財閥様ってかぁっ。
逆らうことなど出来る筈もねーってばよぉぅぃ。
っぅことは…カレー絡みなのかねぇぃ?
しかし…あの騒動は終息したんじゃなかったのけぇぃ?一体…
道中にて経緯を聞かされるが…社長ズも詳しい話は聞いていない事実が判明しだけだったよぉぅぃ。
いや…役に立たねぃぜぇぃっ!
車は高速を経由して郊外へと…超高層ビルが見えて来たが、こんな所に、このようなビルが建ってるなんて初めて知ったぜぇぃ。
高速は既に降りて私有道をリムジンは走っていたのだが…山間を抜ける道を抜けるとだぁっ、そこには見知らぬ町がな。
どうやら町から出る道は私有道しか、ねえみてぇだねぇぃ。
んだぁっ、この町ぃっ?
そんな町へと分け入り、リムジンは超高層ビルへと向かっているようだ。
そして、それは間違えではなく…超高層ビルの地下駐車場へと、スルスルと吸い込まれるようにな。
駐車場の下にガラス張りの自動ドアと受付が有り、車は、その入口前にて止まる訳で…
俺は社長ズに促され車より降りるとっだぁっ…「では、我々は此処までで」っう言葉を残し、社長ズはリムジンへと、って、はぁぁぁっ!?
行き成り放置ってぇっ、どゆことぉっ!
慌てて2人を見るとぉっ…ニコヤカに手を振りつつ…リムジンは去って行った訳でぇっ…
無責任やろぉぉぉっ!
そんなん思っているとだ、迎えが来ていたようでぇ…ってよぉぅぃ…なんて、シュワルツ○ネッガー?
コマ○ドーやラ○ボーのような、ごっつい黒服、サングラスのマッチョさんがねぇぃ。
雅か…彼らが…嘘、だぁ、よぉ…なぁっ。
そんな些細な抵抗って感じの希望は脆くも打ち砕かれ…うん、彼らが向かえでしたとさ。
っかさぁ…俺の左右、前後と近辺を黒服ゴッツイ奴が固める訳でぇっ…護送される気分でやす。
いやぁ…この歳で売られる子牛なドナドナ気分を味わうこととなろうとは…知りたくないものだな、このような、有り得ぬ経験など…って、現実逃避している場合じゃねぇぇぃっ!
本当にぃっグル神こと大林 真様んとこへ連れて行かれるんだろーなぁぃっ!
雅か…弾道弾にてお騒がせな国へってことは…思わず、ぞぉっとすんぜぃっ!
非常に不安にぃっ、なり、や・したぁっ!
そんな俺をエスコートする黒服軍団に連れられ移動。
エレベータを経由して階を超えてからゴッツイ樫の木一枚板にて荘厳たる彫刻を施された扉の前へと。
ぬぁんじぁっ、こん扉わぁぁっ!
えれぇっ金掛けてそうな扉ですたいっ、本当、此処ぉっ、何処よぉっ!
そんな感じで俺の不安、マァックスぅって感じになった時、静かに扉が内側へと開かれる。
自動ドア?って思っていたらよぉぅぃ、執事姿のダンデェィな老紳士が扉を開けてくれていたぜぇぃ。
「矢鷹様で御座いますな。
御待ちしておりました。
主がお待ちで御座います、此方へ」
だってさ。
黒服軍団は扉の前にて去って行った訳だが…なんだったんだぁっ、ありゃぁよぉぅぃ。
一挙にドッと疲れが…ねぇぃ。
そんな俺を老紳士執事殿が促し、彼のエスコートにて移動ってなぁっ。
部屋の奥に存在する扉を潜り、再度部屋へと。
どうやら執務室らしく…うん、ま、そうだわな…そこには、グル神こと大林 真様が居られましたとさ。
いや…確かに大林様に呼ばれたって聞いたけどよぉぅぃ、此処までの道程ってぇ、どうなのよ?
っかさぁ…俺に用って?
俺が室内へと入ると、大林様がニッコリ微笑みながら俺へと告げる。
「良く来たねぇ、仕事中に無理に呼び出して済まないのだけど…どうしても君に協力して貰い確かめたい事案が発生してね。
どうか協力して貰えないだろうか?」
だってさ。
いや、アータァッ、それ…拒否権ねぇーだろがぁっ!
会社のオーナーに頼まれて拒否るてぇなこと出来るほどぉっ、俺は心臓強くねぇぃぞぅぃ!
「畏まりました。
それで…どのような案件なのでしょうか?」ってなぁ。
それで大林様からことの次第を聞かされた所…どうやら、俺が作ったカレーを商材として扱おうと考えたとのこと。
先ずは再現してから扱いを決め、目処が立ったら俺へのマージンの話を通すつもりだったのだとか…
って…え゛っ?マージンっすかぁっ?マジでぇっ?
思わずニヤケそうになる顔面を押さえつつ話を聞くとだぁっ、どうやら再現できないってよぉぅぃ。
同じ食材、同じ調理手順にて調理を行なってもだぁっ、出来上がるのは別物ってなぁっ。
いや…確かに美味いのは美味いそうなんだがよぉぅぃ、あの究極至高な味と比べると雲泥の差だってさ。
って、どゆことさね、それぇっ?




