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そんなのありか13

案の定、後の審査にて苦労しつつ審査対象のカレーを食す審査員達。

ま、少量ずつ口に含んで審査ってねぇぃ。


いやぁ、流石にカレーしか用意できなかったみてぇぃでよぉぅい、俺のが別枠って感じにねぇぃ。

結果、俺が本コンテストにて勝ち優勝ってなった訳だが…良かったのかねぇぃ?


思わず優勝コメントを求められた時に…なぁっ、「私が優勝で宜しかったのでしょうか?」ってねぇぃ。

客席にて部長が何を言うんだぁっ!っう顔で見てっけどよぉぅぃ、仕方あんめいよぉぅぃ。


「それは?」っとインタビュアーが(いぷか)しげに尋ねるかんよぉぅぃ、言ってやった訳よ。


「いや…皆様のカレーは家庭料理といった感じの品々だった訳です。

 ですが、私のカレーは独身男性の趣味的なカレー…

 一般家庭で供するには手が込み過ぎ、材料に金を注ぐか如しな訳です。

 そんな私のカレーと一般主婦が作るカレーを同一に評して良かったのかと…そう思いましてね」

そう…俺のカレーを家庭にて作るには手が込み過ぎてるし費用が掛かり過ぎる。

いや…店にて提供するにも利益が上がらないレベルの超趣味的なカレーっと言えよう。


そう言う意味では素人でないと手を出し難い代物となっており、お遊びが過ぎるって言っても過言はあるまい。

素人カレーって括りならば、確かに間違いは無いが…家庭的なって括りで言うとよぉぅぃ…


俺が言わんとしていることが理解できたようだが…そんな俺のコメントに審査委員長が苦笑いして告げる。


「いや、レギュレーション…ルールに乗っ取り行なわれたコンテストであり、素人カレーっと言う定義からは外れてはいません。

 ですので、問題はないでしょうな」ってよぉっ。

「そうで御座いますわねぇ…プロが調理するならば、更にグレードが上がるでしょう」

いや、知ってよぉぅぃ、あの究極至高なカレーと比較するとよぉぅぃ…ま、なぁっ。


「そう言う意味も鑑みまして、間違いなく素人が調理した品と言えましょう。

 堂々と優勝者として評された事を誇りに思って下さいませ。

 大変、美味しゅう御座いました」ってさ。


う~むぅ…おば…こ、コホン、ご婦人に評されるのが、一番嬉しいかもなぁ…だがよぉぅぃ…本当にエスパーじぁっねぇぃのけぇぃっ!

ギィッてぇ目付きが鋭くなるタイミングがよぉぅぃ…う~むぅ…気を付けねばねぇぃ、クワバラ、クワバラってかぁっ!


っうこってぇ、無事にコンテストに優勝っうこってぇぃ、カレー騒ぎから開放ってなぁっ。

明日から2日ほど代休が認められてっからよぉぅぃ、ノンビリと休暇を楽しんで疲れを癒すかねぇぃ。


そんな感じにてコンテストを終え、俺は日常へと戻る訳でぇっ…

休みは久々に、のんびりっと過し近くの公園を散歩したり自宅で寛いだりな。

流石に料理はノーサンキューって感じで外食三昧っう感じで過し、まったりと休みやしたとさ。


そして…会社へと出勤。

新たなプロジェクトが既に始動しており、俺はプロマネの1人として組み込まれていやしたってかぁっ!

代わりにプロジェクトマネージングしていたヤツからプロジェクトを引き継ぎ仕事を進める事にな。

ま、日常に戻ったってぇぃヤツさね。


そんな感じで日々は過ぎ去る訳でぇっ…って、女子社員からカレー要望がエスカレート気味で参ってっがよぉぅぃ、なんとか、かわしてんぜぇぃ。


そんな日常の中でぇっ、俺が参加した素人カレーコンテストが放映された訳でぇっ…大盛況だったよぉぅぃ。

っか…あの放映のせいでよぉぅぃ、更に女子社員からの食わせろアタックがよぉぅぃ…勘弁してくれやぁっ!


ま、それでも日常に戻ったって言えるレベルだったんだがよぉぅぃ…あの日に、あんなことが起こるまでは、よぉぅぃ…


俺が普通に己の机上に据えられたPCを使用して業務を遂行していると…部屋の入口にて何かの騒ぎが…


んっ、って思い、入り口の方を伺うと…何故か、うちの社長と…本社の社長が、なっ。

い、いや…今日、この事務所を訪れる予定など無かった筈なのだが…何事ぉっ!


ってもよぉぅぃ、俺にぁっ関係ねぇぃことだろうさねぇぃ、って仕事に集中…


「矢鷹ぁっ!矢鷹はぁっ、何処だぁっ」って、うちの社長が…って、俺ぇっ!

そんな社長の頭を本社の社長様が叩く、って何事ぉぉっ!


「失礼ですぞぉっ、矢鷹さん、いや…違うな、矢鷹殿、でも無く…矢鷹様、そう、矢鷹様っと呼ぶべきですぞっ!」

などとなぁ…って、ちと、待てぇぇぇぃっ!

俺は平ぁっ!平社員だってばよぉぅぃ!

間違ってもぉっ、うちの社長や本社の社長様に様付けにて呼ばれる人種じゃねいかんねぇぃっ!

厄介事の匂いしかしやがらねぇぃよぉぅぃっ!

俺は咄嗟に机の影に身を潜め、後方のドアへと…っぅ!ぶ、部長ぉぉぉっ、アンタぁっ、何、ドアの前で腕組んで良い笑顔で俺を見てんねんやぁぁぁっ!

っ、退路は絶たれたってかぁっ!


んでぇっ、結局社長ズ、いや、社長ツインズにて捕獲され…左右を固められた形にて黒塗り高級車へと…まるでぇ拉致…電○少年けぇぇぇぃっ!


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