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薬物殺人事件  作者: 和竜
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第六話:組織を探る

花田は答えた。

「それは、反政府高等薬物密輸化学組織。通称AHDSCOです。」

すると、小口が

「気を付けろ。そいつらは、只者ではない。あらゆる分野の科学的知識

を持っているやつが集まった組織だ。下手したら、一国を滅ぼせるほど

の力を持っていると聞いたことがある。」

深刻な顔をして呟いた。捜査本部は、また静まり返った。小口が、急い

で言った。

「やばいぞ。金本の身が危ない。」

すると、後ろのほうから女性の声が聞こえた。

「大丈夫ですよ。彼はそのくらいもうとっくに分かっていると思います

から。」

丁寧な口調だった。彼女は、警視庁公安部の安藤楓だ。彼女は、かなり

有名な超エリート女性署員だった。誰もがあこがれる存在。鉄が、

「なぜ、そんなこと分かるんですか。」

と訊ねた。実は分かっていたんだが聞いてしまった。すると、安藤は

「あなた、分かってるでしょ。私達夫婦なんだし、あの人も、エリート

なんだから。」

と強く突っ込まれた。誰もが、うらやましく見るエリート夫婦さすがだ

と、鉄は思った。すると、小口が

「しかし、スパイということがばれたら大変なことになる。」

と言った。すると、安藤は、

「今、動かすほうが余計危ないと思いますけど。」

得意そうに言い返した。一方、花田は組織の情報をかぎあさっていた。

すると、有力な情報がひとつ見つかった。去年の夏に組織の工作員が捕

まっていることが分かった。花田は、

「コレは有力な情報が見つかりそうだ。」

と呟き、府中刑務所へ出かけた。花田は、面会室である男を待っていた。

五分ほど待つと、ドアが開き大柄な男が入ってきた。名前は桐嶋健也。

花田は早速質問を始める。

「それでは、これからいくつか質問を始めます。あなたが、組織に工作

員に入ったのはいつですか。」

すると、男は、

「五年前です。」

と小声で答えた。

「次の質問です。あなたが、組織に入った理由は何ですか。」

花田は立て続けに質問する。桐嶋は

「人を殺すために決まってるじゃないですか。」

うっすら笑いを浮かべながら答えた。花田は唖然とした。次に組織につい

て質問を始めた。

「組織には何人いる。」

すると、桐嶋は、

「俺は知らない」

と言った。何度訊いても、返ってくる答えは同じだった。花田は、次の質

問をした。

「お前はリーダーを知ってるか。」

少し間を空けて桐嶋は、口を開いた。

「よく分からないが、リーダーらしき人がいた。」

とあいまいな口調で答えた。花田は、

「そいつの事を詳しく教えてくれ。」

と真剣な目つきで質問した。すると、桐嶋は、

「分かった。性別は男で、黒い眼鏡をかけていて、背は百九十センチくら

い。肌の色は色黒。右耳の下に小さな黒子が三つある。」

と丁寧に答えた。花田は、礼を言って捜査本部に戻った。



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