第四話:犯人現る
──午前十一時、東京ディズニーランドがジャックされた──。
アトラクションが動き出す。一分ほどしてから次々に爆発していった。
上空には見知らぬヘリが飛んでいる。女性が、
「何か、物足りないな」
と言い立ち去った。警察はその五分後到着した。すでに、東京消防庁、
自衛隊には連絡済だ。警視庁、東京消防庁の捜査本部の電話が鳴り止ま
ない。内容は、ほとんど同じで、
「頭痛がする、吐き気がする、異臭がする。」
と言った内容だった。自衛隊は、捜査員等に化学兵器の恐れがあると
して化学防護服の着用を命じた。そして、入場者数全員の救助に向か
った。死亡者数は、二百人、負傷者数は一千人以上となった。翌日、
防衛大臣、佐能康一は、総理大臣に報告した。すでに国も、テロ対策
会議が行われていたが、犯人が特定できないためとても困難だった。
総理大臣の天賀雅弘は、国会演説、緊急記者会見をした。
「全力で捜査したが、犯人に繋がる有力な情報が見つかりませんでし
た。これにより日本国全土に、緊急テロ非常事態宣言を発令します。
犯人が見つかるまで、すべてのテーマパーク、水族館、動物園、美術
館などの施設をすべて休園、休館とし、自衛隊、警視庁は、都庁、府
庁、県庁に対策本部を設ける。通勤時の駅には捜査員を配置する。」
と天賀総理大臣は、すべての国民に告げた。
翌日、科学捜査研究所では鑑識の結果を基にして動き出した。ディ
ズニーランドの防犯カメラには、白衣の女性が映っていた。防犯カメ
ラの映像を特殊なコンピューターで拡大していと、顔がはっきりと
映った。鉄は呟いた。
「あいつは・・・。」
すると、パソコン担当の花田龍は、
「知ってるのか、鉄」
と鉄に訊ねた。花田の言葉に対して少しびっくりしたような反応を示
した。鉄は、
「嫌、知らない。」
と言った。そのときはとても、強がっているように見える鉄の姿が窺
えた。そのころ警視庁では、一人の女性が相談窓口に来ていた。そし
て、自分が犯人だと名乗り出た。職員が取り押さえようとした瞬間、
相談窓口の周りにいた人達の話し声が一瞬にして悲鳴へと変わった。
その後、銃声が聞こえ、真っ白な白衣は赤く染まった。そして、白衣
の女性は倒れた。身元の確認をしたところ、青島愛海、三十七歳だと
言うことが分かった。何を望んで自殺したのかよく分からない。私はこれ
で事件は終わりかと思った。しかし、違った。第二の幕開けが始まろうと
は・・・・・。




