表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【詩集】果てしない扉  作者: につき
過ぎるままに
94/100

ありふれた美しさ

美しい子沢山のチーター

子熊を咥える白熊の母

母猫に包まれる白黒の子ねこ

激しく同時に

三羽の雛に餌をねだられる親鳥


様々な人の

ツイートの画像から

様々な家族たちの

生きる情熱が伝わって来る


寄り添う夕暮れの空腹

たしなめる無邪気な油断

突き詰めた思いの抱擁

決意と決死で支える普通


ありふれた息吹は

ほかをかえりみる余裕もなく

必死に輝いている


育てるということは

自らの全てを捧げるということ


育てられるということは

全てを委ねるということ


親と子は

お互いを与え合う


時に

お互いに持つ毒に触れ

蒼ざめることがあっても


やがて

動悸は治まり

傷は癒えるだろう


暖かなうちに

愚かさを赦し

過ちをとどめて


暁光の染める

静かな海のように


ありふれた

美しさを

認めよう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ