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巨大組織ボス誕生まで


国内を探訪して回ってみると

なんか、たくさん農村やら漁村やら鉱山村やらが、あった。


前世での漁協や農協や、その上部組織な中央金庫

食品総合商社やら、食品会社グループみたいな

同業者団体や企業グループは無くて


各地域の村で勝手に制度を決めて運営していて

誰も統括とかしていなくてバラバラ


「御前等、勝手にやれ、決められた税金を払えば良い」


という国からの指示で

村長と村三役の4人くらいで村の運営

それらの人々が村の掟を決めて村人を統治していた。


しかし、不思議な事に子供の教育に関しては

どこの村も同じような形式だった


ある年齢以下の子供を子供組とかいう組にして

年齢別に集めて村の掟やら迷信やらを教え込んでいた


たとえば農村なら、こんな事が教え込まれていた


 先祖伝来の田畑を維持するために

 同じ田畑を耕して農作物を作るためだけに生きる

 百姓として生きるのが当たり前、他に選択肢は無い


 野良作業をする事が大事なのだから

 酒や遊びなどの、翌日の野良作業を怠けてしまうような

 馬鹿げた事は、してはいけない


 農村の外に出て余所者となったら生きてはいけない。

 だがしかし村の掟を守らないと村から追放されて

 余所者に成らざるを得なくなって野垂れ死ぬ。


 この農村内で通じる言葉を覚えれば良い


 毎年、繰り返される農作業に必要な事だけを覚えれば良い


 農作業をしないで口先だけで仲介手数料を稼ぐような

 商人の真似事をしては、いけない

 百姓の自分達が、やっても仕事として成り立たない


 小作農の家に生まれたら

 地主である庄屋様の言う事は絶対

 何を言われても従わねばならない


 農村に生まれたのだから

 農村から追い出されるような事なく

 一生を百姓として生きるしかない。他には何も無い。


 家も村の一部、家長には従う

 そして家長は村長に従うのが当たり前


 我等、百姓は農村の外では生きていけない


こういった事が教え込まれ


村内に閉じた人間関係を大事にする集団行動が

何より大事だと繰り返し言い聞かされていた。


全てが世襲制なので向上心が一切、育たない世界

を、ずーっと維持すれば百姓一揆とかは発生せず

村の秩序は維持できるという事での教育だった。


漁村も、庄屋が網元に代わっていて

百姓が漁師になっているだけで同じような教育


宗主国の支配層が眼をつけたのは、この村制度と百姓気質


それらを利用して国内に巨大な労働者階級を作っていた。


・・・



そういった現状を確認した後


教育庁 最高決定権者な教育庁長官と

産業振興大臣の夢枕に立ち、神託を授けてみた



「宗主国では


 首都に各地域で優秀な子供や

 保守支配層な貴族の子女を集めて

 国や地域を統治するための高等教育を施して

 有能な働き者の役人や政治家

 優秀な企業経営者を輩出している


 なのに植民地時代

 我が国には反政府勢力が発生しないように

 一生を勤勉で地道に質素に生きるのが素晴らしい

 という労働者教育だけを施し導入した



 独立国家となった我が国でも

 同じような高等教育制度を取り入れてみては

 どうだろうか?


 そうすれば、現時点では大人と子供ほどに差がついた

 政治家、役人、企業経営者のレベルが縮まるのでは

 ないだろうか?


 少なくとも首都や大都市に高等教育機関を作って

 構造改革をするべきだ


 そして、農業と漁業の全国的な同業者団体を作れ・・・」



自分の前世での農協、漁協知識

それらの協同組合の統括金融機関な中央金庫など

についての知識は乏しい貧弱なものだ


なので効率的な最適で効率的な構造が上手に説明できない

でも、知っている限りを語ってみた。



・・・


数日後、議会で教育庁長官や産業振興大臣が

語った神託を受けての発言は

神託を、膨らまして語ったものだった


それに関して地方自治を統括する

地方自治統括大臣が反論する



「いや、農村の百姓一族は一生を農作業だけに


 漁村の漁師一族は一生を魚などの

 水産物を獲る事だけに人生を捧げるべきだ


 今更、生き方を変えろというのは無理がある


 それに農村の村長や村三役として生きる人間が

 農村の数だけ存在している


 それに家も村の一部として家長が存在していて

 今まで通り、いつも通りに生きる事を望むだろう


 急激な変化に人間は警戒心を抱くもの

 対応できるわけがなく不満が吹き上がるだけです


 現時点、村制度で利権を抱えている村長や村三役

 そして、その一族をどう説得するのですかな?」



『そこらへんは法務大臣、何か良い法律は有りませんか?』



「首都や大都市、地方都市という区分を超えて

 全国的な農業漁業従事者組合を作る制度を制定して

 各地域に組合長を任命しましょう


 そうすれば、各地域別の農村や漁村の

 村長や村三役の中から有能な人間が選出され


 それらの一族の面目とか面子とかも立つはずです


 同じような気候で同じような作物を作っていたり

 同じような海流で同じような水産物を獲っていたりなのに

 村制度だけバラバラでも駄目でしょうからな


 まあ、村の家で子供が何人か生まれたとして


 家も村の一部として農村の百姓や漁村の漁師として

 村に残って先祖代々からの一族の仕事をする子供


 農村や漁村の仕事には向いていなかったけれども

 大都市や首都へと行って高等教育を受けて

 他の事に向いている仕事で働ける子供まで


 色んな子供がいても良い

 という事に家長が気づくのでは? ないでしょうか?」



というワケで全国の大都市、首都に

前世の大学のようなものが設立され


村の子供組、ある年齢以下の子供を集めて

村のために生きる集団行動などを学ぶ小中学校や

能力を判別する高等教育機関が設立された。



・・・



しばらくすると小学校で同じような呪術が流行した


 ” 政治は原始時代、呪術だった”


と言われるが、まさに子供だけの閉じた世界で

発生して流行した内輪の遊びのようなものだった


「俺は御前より偉い、俺の言う事を聞いて当たり前だ」


と大きな声で言って、相手の子供が納得すれば

それが当たり前な事になる


そして


「偉い俺様が決めた、コイツは俺様の子分だ」


と言って、相手が納得すれば親分子分が決まる。


そういった呪縛の掛け合いをして

従わなかった者への制裁は暴力


といった単純な世界。


親世代からして村の子供組で同じような呪術と暴力による

原始的な閉じた世界で子供時代を過ごしたので


” こどもが元気に じゃれあっているなあ ”


とニコヤカに笑いながら、呪い合う世界を見ている。


それが当たり前なのは教育制度を変えても変わらず

前世の中学生くらいの年齢になる頃まで

呪術と暴力による世界がエスカレートしていく


 体が大きくて強く暴力に関する才能が一番


 声が大きくて呪術に関する才能が一番


という存在が出来上がる。


そして、呪いと暴力による支配で生きていけると判断した

声の大きさと体の大きさを持った異能力を持った人々は

高等教育くらいから学校からドロップアウト


類が友を呼んで集合体を形成していく


まあ、それは人間も群れを創る動物だから

原始的に弱肉強食な暴力による支配に自身のある人間だけが

集まって群れが出来上がるのは当たり前


大都市、首都、地方都市、いろんな地域に

体が大きくて強く暴力に関する才能と

声が大きくて呪術に関する才能がある人間が集まった集団

が出来上がり抗争を繰り広げ、離散集結を繰り返し


数年後、ある組織が国内組織を統一して

呪縛と暴力による支配をする巨大組織が出来上がった。



近隣の国じゃ、こういったのが反政府テロ組織になって

クーデターを起こして政権を転覆させ

その国の政府が国教としていた神は邪神に墜とされた。


なので、仕方なく反政府テロ組織にならないように

放置しないで手を打てと全体神にも指示され

一番偉いボスになった男の夢枕に顕現して神託を与える事となった。


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