女神の嘲笑と、絶望の眠り
モフモフの勝利と、救えなかった命。
前半はオフィーリアの襲撃と、セレナの尻尾を使ったヤミルの「機転」で笑える展開でしたが……。
後半は一転してシリアスです。
黒竜の血でも救えない女王。そしてヤネットの暗躍。
リンダの「大人のからかい」に真っ赤になるヤネットは可愛いですが、やっていることはえげつないです。
そしてクララ王女が倒れ、ジェイズは無力感に打ちひしがれます。
【ハミール艦隊 旗艦 —— 惑星クル・ナイへの航路上】
深宇宙の静寂を破るのは、ワープエンジンの絶え間ない低い駆動音だけだった。
ハミール率いる大艦隊は、金属の捕食者の群れのように虚空を切り裂き、目的地へと進んでいた。
メインブリッジでは、リゼットがホログラム画面の数値を無表情に見つめていた。
「オフィーリアが城に到着したようね」
リゼットは通信パラメータを調整しながら報告した。
コンソールに足を乗せてくつろいでいた砲手のロエが、神経質に笑った。
「あいつを怒らせてなきゃいいけどな。あの女、事情を聞く前に全員ぶっ殺しかねないぜ」
ジェイズの祖父やジャコズとの激闘から回復しつつあるダイスケが、鼻で笑った。
「ははっ、実体験に基づく感想ってやつか、ロエ? お前、あの女に何度かあの世へ送られそうになってるもんな」
「ロエが女の扱いを知らないバカなだけよ」リゼットはデータから目を離さずに斬り捨てた。「オフィーリアのような気性の相手が、彼を数回殺そうとしたのは論理的な反応だわ」
「あいつが狂ってるだけだろ!」ロエが身を起こして抗議する。「あの女と論理的な会話なんて不可能だぞ……。ところでリゼット、あいつに何て言ったんだ? 通信越しでも相当キレてるのが分かったぜ」
リゼットは短く溜息をついた。
「クララ王女が『炎の錬金術師』の魔の手に落ちる危険があるから、直ちに保護に向かえと伝えたわ。それと、彼に近づきすぎるなともね。ハミール隊長は、あの少年が女性の意志を操る魔法か何かを持っていると考えている。……馬鹿げているけれど」
「馬鹿げてなどいない」
ブリッジにハミールの重厚で威圧的な声が響き、私語をピタリと止めさせた。
「以前、惑星プラリズの教会本部を訪れた時だ。私は彼女……アリス・ヴァルティエラに会った」
ハミールは腕を組み、星図を見つめた。
「彼女は教会の三大剣士の一人。その中では最も階級が低かったが、それでも彼女の瞳には揺るぎない意志が宿っていた。あれほどの信念を持つ人間はそういない。立派な女戦士だった。……あんな風になるまでは」
「ええ、大観衆の前で、発情したメス犬みたいに這いつくばるまでは、っすね」
ロエが皮肉な笑みを浮かべて嘲笑した。
「あの『聖剣』サマが尊厳をかなぐり捨てて啼く姿は、傑作でしたよ!」
「何かがあの女の心を折ったのだ」ハミールは部下の不謹慎な言葉を無視して断言した。「気まぐれで人間があそこまで変わるはずがない」
「へいへい、隊長がそう言うなら……」
ロエは肩をすくめ、疑わしげな目でダイスケを見た。
「おいダイスケ。お前が回復中でエネルギーが必要なのは分かるが、俺のチョコレートを食うのはやめろよ! 昨日の夜、冷蔵庫に3パック入れといたのに全部消えてたぞ」
「はあ? 何の話だ?」ダイスケがムッとして答える。「俺が甘いもの嫌いなの知ってるだろ!」
ロエは目を細め、パイロットを振り返った。
「お前か、リゼット?」
「狂ってるの?」彼女は冷たく返す。「パフォーマンス維持のために厳格な食事制限をしてるわ。そんな砂糖の塊、触りもしない」
ロエはハミールを見たが、即座にその考えを捨てた。
「ボスがチョコ泥棒なんてありえねぇし……」ロエはフラストレーションで髪をかきむしった。「クソッ、艦隊5隻の中で、この船に乗ってんのは俺たち4人だけだぞ……! 一体誰が俺の食い物を食ってんだよ!?」
◇◆◇
【惑星クル・ナイ —— 王宮の回廊】
廊下の空気は、固形化しそうなほど張り詰めていた。
鋭い黒き爪と霊的な刃が、破壊的な力で激突している。錬金術師を守る竜の爪か、それとも処刑を執行しようとするエルフの剣か。
「オフィーリア様、お願いですからやめて!」
クララが絶望的な声で叫んだ。
「彼らはお客様です! お母様を救うために遠くから来てくれたのよ!」
「嘘です!」
オフィーリアは冷酷な声で返し、剣を押し込む力を強めた。
「貴女もこの男に魅了されているのね! たとえ王女殿下の言葉でも、信じるわけにはいきません!」
安全な距離から見ていたヤミルは、首筋に冷や汗が流れるのを感じた。
(マズい……オフィーリアは危険すぎる)
王子は焦燥感を募らせる。
(今すぐ何か手を打たないと、全員殺される!)
ヤミルは顔を向け、エルフの放つ殺気に震えているセレナを見た。
(すまない、セレナ……。これしか方法がないんだ!)
その瞬間、ドラカリスが力任せに押し返した。鋼鉄の筋肉がうなり、息苦しいほどの熱気を放つ。オフィーリアは数メートル後退し、ジェイズへの直接の脅威は一旦退けられた。
「主よ、無事か?」ドラカリスは敵から目を離さずに問う。
「ああ……」ジェイズは信じられない思いで首に触れた。「まだ頭は繋がってる」
「このクソアマ……!」
ドラカリスの体が大きくなり始める。ドラゴンのオーラが膨張し、大理石の床にヒビが入った。
「待て、ドラカリス!」ジェイズが止める。「これは誤解だ……! なあ、あんた! 俺たちは敵じゃない、助けに来ただけだ!」
オフィーリアは落ち着くどころか、新たな必殺の構えをとった。霊剣が暴力的なエメラルドの光を放つ。
「聞く耳は持ちません! 何を言っても無駄です!」
「待ってくれ、オフィーリア!」
突然、ヤミルの声が響いた。
「僕が持っているものを見てくれ!!」
あらゆる動きに敏感なオフィーリアの本能が、即座にそちらへ視線を向けさせた。
そして、彼女の瞳孔が限界まで開いた。
ヤミルは、狐娘のセレナを抱え上げ、極めて“無防備で恥ずかしいポーズ”をとらせていた。
その結果、セレナの豊かでフワフワな狐の尻尾が、シャンデリアの光を浴びて抗いがたいモフモフ感を全方位にアピールしていたのだ。
「えっ……?」
ブーッ!!
オフィーリアの鼻から、勢いよく鼻血が噴き出した。
彼女の放っていた殺気は、コンマ一秒で宇宙の彼方へ消え去った。
「ヤ、ヤミル様ぁっ!!」セレナが顔を真っ赤にして悲鳴を上げる。「絶対に、絶対に許しませんからねっ!!」
「みんなの平和のためなんだ!」ヤミルは目を閉じて叫んだ。
ドラカリスは、二度言われる必要はなかった。
オフィーリアのガードが“モフモフ”によって完全に崩壊した隙を突き、超音速で動いた。
ドゴォォォォォンッ!!
ドラカリスの強烈な拳が炸裂し、王宮の東翼全体が揺れた。
オフィーリアは砲弾のように吹き飛び、廊下の突き当たりの壁に深くめり込み、瓦礫に埋もれて白目を剥いて気絶した。
「イカれた女じゃ……」ドラカリスが爪を緩め、息を吐く。
数メートル先で、タニアは衝撃波からリンを守るために強く抱きしめていた。
「ずっと静かにしてて偉かったわね、リンちゃん!」タニアが安堵して言う。「いい子ね!」
つい先程までオフィーリアを氷のような冷酷な目で見つめていたリンは、心の中でこう呟いた。
(……これでよかった。このうるさいエルフには、もう我慢の限界だったから)
次の瞬間、リンはいつもの愛らしい仮面を被り、ジェイズの元へトテトテと走っていった。
「お兄ちゃん……大丈夫?」
ジェイズは屈んで彼女を受け止める。「ああ、無事だよ。リンは怪我してないか?」
「うんっ!」天使のような笑顔で頷く。
ヤミルはセレナを床に降ろし、服を整えながら、恐る恐る近づいてきた衛兵たちに指示を出した。
「オフィーリアを医務室へ運べ」ヤミルが命じる。「怪我の手当をしっかりするようにな」
「は、はいっ!」
衛兵たちは慌てて壁にめり込んだエルフを回収し、急いで廊下から運び去った。
【アルミラ皇太后の寝室】
数分後、一行はようやく目的の部屋へ足を踏み入れた。
そこは視覚的な楽園だった。発光する花びらを持つ異国情緒あふれる花々がベッドを囲む室内庭園となっており、超自然的な安らぎを与える香りで満たされていた。
「お綺麗な方……」タニアが、眠る女王の静謐な美しさに打たれて囁いた。
「母上は『眠れる森の美女病』という未知の病に侵されているんだ」
ヤミルが憂いを帯びた声で説明した。
「この状態になってもう10年になる。僕はまだ9歳、クララは5歳だった。だからクララは母の記憶がほとんどない。……だが、一番苦しんでいるのはハミール兄上だ。兄上は母上の病を自分の責任だと感じている」
ドラカリスが首をかしげ、動かない体を見つめた。
「どうやって飯を食っておるのじゃ? それに……大きい方はどうしてるんじゃ?」
ドラゴンの率直すぎる疑問だった。
「お前はつまみ出されたいのか!」ジェイズが恥ずかしさで真っ赤になりながら小声で叱る。
「ふふ、面白い人……」クララが小さく笑った。「私が説明するわ」
「い、いや、結構です王女殿下!」ジェイズが慌てる。
「別にいいのよ、秘密じゃないし……」クララが言いかけたが、ヤミルが素早く遮った。
「全てはこの花のおかげだ」
「ちょっと、お兄ちゃん! 遮らないでよ!」クララが唇を尖らせる。
「この花が母上に栄養を与えているんだ」ヤミルは妹の抗議を無視した。「体を清潔に保つ役割も果たしている。定期的にメイドが着替えを行うが、それ以外の生命維持はこの花が行っている」
「信じられない! なんて高度な生態系なんだ!」ジェイズは驚嘆した。
「で、結局トイレはどうしてるんじゃ?」ドラカリスが食い下がる。
「お前という奴は……」ジェイズは疲労困憊だった。
ヤミルが嬉々としてベッドの下の装置について説明しようとした瞬間、ジェイズとタニアが声を揃えて叫んだ。
「「答えなくていい!!」」
コミカルな緊張が解けた後、ジェイズとドラカリスはベッドに近づいた。
セレナは緊張し、クララは祈るように手を組んでいる。
「よし、頼むぞドラカリス」ジェイズは真剣な表情に戻った。
「御意、主よ」
ドラカリスは自らの手首を少し切った。黒竜の血が、女王の唇に滴り落ちる。
その瞬間、皇太后の体が激しく痙攣した。
「効いてるの!?」ヤミルが叫ぶ。
ジェイズがドラカリスを見ると、彼女は「反応があるのは良い兆候だ」と頷いた。女王は高く苦しげなうめき声すら上げ、それを見たクララは希望の涙を流した。
しかし――。
体は動かなくなった。
脈拍も呼吸も、元の静かな状態に戻ってしまった。女王は目覚めなかったのだ。
「おい、血の量が足りなかったんじゃないか?」ジェイズが尋ねる。
「量は関係ありません、主よ。妾が主とキスをする時、ほんの微量混ざるだけでも傷は一瞬で治るでしょう?」
「じゃあ……なんでだ?」
その時。
時間が凍りついた。
不吉な笑い声が部屋を満たした。
『あははははは! 傑作ね! あはははは!』
リンが上を見上げた。
(やっぱりね)
ヤネットが腹を抱えて笑いながら現れた。
『希望に満ちた顔が絶望に染まる瞬間って、本当に最高!』
彼女の姿はリンにしか見えていない。
「本当に不可侵協定を破るつもりなの?」
リンは元の女神リンダの姿に戻り、尋ねた。
『私がそんな馬鹿だと思う、お姉ちゃん? 私はただ、少し糸を引いているだけ。お姉ちゃんは負けて、愛する少年が死ぬのを見るのよ』
ヤネットは邪悪に微笑んだ。
『あの女の病気を封印したの、アンタね?』
「そうよ。助けようとしても無駄」ヤネットは認めた。「でも、あのドラゴンの血の力には驚いたわ。簡単な封印を使ったとはいえ、あそこまで動かすとはね」
リンダは彼女の真意を問いただしたが、ヤネットは「焦らないで。すぐに全てが繋がり、手遅れになるわ」と警告し、もしリンダが干渉すれば宇宙を根源から消去すると脅した。
「ねえ、妹よ。彼のこと、もっと知りたくない?」
リンダは艶然と微笑み、ヤネットを壁に追い詰めた。
「私は彼から多くのことを学んだわ。……恋に落ちたの。彼はとても男らしい、支配的な匂いがするの……抱きしめられると、自分が神であることを忘れて、ただ彼のものになりたくなるのよ」
ボンッ! と音がしそうなほど、ヤネットの顔が真っ赤に染まった。
『なっ、なに淫らなこと言ってんのよ!! あんな奴と唇を重ねるなんて想像しただけでも反吐が出るわ! 不潔! 気持ち悪い!』
「いつか、貴女にも貸してあげるわ」リンダはからかった。「もちろん、私が彼に『初めて』を捧げた後でね……」
『黙れ、この変態ビッチ!!』ヤネットは激怒して叫んだ。『あの男におかしくされたのね! あいつはすぐに死ぬわ! バカお姉ちゃん!!』
ヤネットが消え去り、時間が再び動き出した。
◇◆◇
失敗の後に訪れた沈黙は、息が詰まるほど重かった。
光る花々は、部屋に満ちる悲痛な空気など知る由もなく、ただ美しく輝いていた。
「本当に、訳が分からんのじゃが……」
ドラカリスは、すでに傷一つなく治癒した自分の手首を信じられない思いで見つめた。
「目覚めるはずなんじゃ。妾の血が失敗するなど、ありえん」
ジェイズは苛立ちから髪をかきむしった。
「ああ、何かがおかしい……」女王の動かない体を見下ろす。「病気じゃないとしたら? 何か複雑な魔法や、古代の呪いなんじゃないのか?」
ドラカリスは即座に首を横に振った。
「主よ、妾の血はいかなる複雑な魔法でも無効化できます。妾は黒竜。魔法に対して完全な免疫があり、血は魔力を喰い尽くすのです。もし魔法なら、すでに解けているはずじゃ」
「確かに……その通りだ」
ジェイズは顎に手を当て、仮説を失った。
「それじゃあ……」クララの声は小さく、ひび割れていた。「お母様はどうなるの? この植物状態から、もう二度と目覚めないの……?」
水色の瞳から大粒の涙が溢れ、ドレスを濡らしていく。
その姿に耐えられなくなったジェイズは、新たな決意を込めて彼女を見た。
「いいえ、王女殿下」ジェイズは力強く言った。「まだ何かできることがあるはずです。こんなに簡単に諦めません。タニア!」
エンジニアはビクッとしてブラウスを直した。
「は、はい、ボス!?」
「ルドルフ博士に連絡を取ろう」ジェイズが指示する。「君の父親は、俺が知る限り最高の天才だ。俺たちが見落としている理論や、試していない提案があるはずだ」
窓際に立ち、腕を組んで目を閉じていたヤミルが、一切の希望を失った声で言った。
「無駄だよ」
王子は振り返りもしなかった。
「何年も前に、銀河中の最高の専門家に連絡した。最高の錬金術師、魔術師、そして科学者……タニアの父親も含めてね。ルドルフ博士は遠隔でデータを分析してくれた。……でも、全て無駄だったんだ!」
部屋の空気がさらに重く沈んだ。ジェイズは最後のカードが消え去るのを感じた。
クララは手の甲で涙を拭い、唇を震わせながらも、無理に優しい微笑みを作った。
「ジェイズ様……ご尽力、感謝します」
悲しみの中にありながらも、心からの感謝を込めて彼を見つめた。
「私たちのために、遠くから来てくださったこと、本当に……。でも、どうやら母の状態は、不可逆のよう……」
クララの瞳が白目を剥いた。
笑顔が凍りつく。
王女の足から力が抜け、崩れ落ちた。
ドサッ!
「クララ!!」
ヤミルが絶叫した。
超人的な反射神経で飛び出し、大理石の床に頭を打ちつける寸前で妹を受け止めた。
「クララ! クララ! しっかりしろ!」
「いやあああ! 王女様!」セレナが恐怖に頭を抱えて叫ぶ。「誰か! お医者様を呼んで! 早く!」
ジェイズは棒のように立ち尽くし、ショックで動けなかった。
両腕が役に立たないもののようにぶら下がっている。目の前で助けを求める人を救えない、この苦く、ねばつくような『絶対的な無力感』。それを味わうのは久しぶりだった。
ドラカリスが彼に近づき、保護するように抱きしめ、ジェイズの頭を自分の豊かな胸に押し当てた。
「主よ……」ドラゴンは優しく囁いた。「主のせいではない。誰のせいでもないのじゃ」
「彼女の目が……」ジェイズは虚ろな目で呟いた。「笑顔を作ろうとしていたのに、絶望で満ちていた……。俺は、なんて無力なんだ!」
扉が勢いよく開き、王室の医療チームが駆け込んできた。彼らはクララ王女を浮遊ストレッチャーに乗せ、慌ただしく医務室へと運んでいく。
部屋の隅で、小さなリンがその光景を暗い表情で見つめていた。
(ごめんなさい、ジェイズ……)
女神は拳を固く握りしめた。
(貴方の悲しみを消して、その笑顔を守りたいのに……私は手も足も出せない)
心の中で、リンダはアストラル界に響くヤネットの嘲笑を聞いていた。定命の者の苦しみをあざ笑う声を。
(ヤネット……)
リンダは目を閉じ、彼女の頬を孤独な一筋の涙――人間の涙――が伝い落ちた。
(今日私が学んだ人間の感情……それは『挫折感』よ!)
(続く)
「今日私が学んだ感情……」。
神であるリンダが、人間としての「挫折感」と「涙」を知りました。
彼女の内面も少しずつ変化しているようです。
一方、倒れたクララ王女はどうなってしまうのか?
そして、この絶望的な状況でジェイズに打つ手はあるのでしょうか?
チョコ泥棒の正体も気になりつつ、物語はさらに加速します!
【お願い】
「オフィーリアの弱点ワロタ」「ジェイズ負けるな!」と思ったら、
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クララ王女の回復を祈って!




