第一話:突然の死
普段は誰も訪れない・・・。
訪れる者は自殺する覚悟をしたものだけだ。
もちろん、夏場は心霊スポットとして使われる。
そして、私達は訪れた───。
明かりは何もなく事故死で亡くなった人も多いらしい。
しかし、ここまで来て帰ると言えない。
ここまで来るのに3時間もしたのだから。
暗い。
健が不安そうに橋の下を見た。
「誰か下にいる・・・。」
と健が呟いた。
「えっ。」
と楓がとっさに反応した。
胸の鼓動が高まる。
足が震える。
「なんか、声聞こえない。」
と理沙が言った。
高架橋の下からかすかに聞こえる。
不気味な音。
風が吹く音。
突然、宏が倒れた。
「宏っ。大丈夫。」
と焦った感じで理沙が声をかけた。
「う、うん。」
とかすれた声で返事をした。
「健。帰ろうよ。」
と震えた声で楓が言った。
「楓・・・。助けて・・・。」
と健が小さな声で言った。
「健っ。どうしたの。」
楓から見て健は手すりの所に座ってるように見えた。
楓が近寄ろうとしたその瞬間、健が頭から高架橋の下へ落ちた───。
「健ーーーー。」
楓が必死に叫んだ。
しかし、暗闇からはなにも聞こえない。
とりあえず楓は警察に連絡した。
20分後ようやく警察が来た。
真夜中なので捜査は明日からということになった。
───翌日───
消防と警察により捜索が開始した。
100人体制で調べて、5時間後結果が出た。
「遺体はありません。」
と偉そうな警察の人が言った。
それから続けて、
「この高架橋から落ちた人間は消えるという噂がある。」
と一言いい警察の人は立ち去った。
「どうする。」
と楓が言った。
楓の一言で友を失った私たちの謎解き冒険が始まる。
第2話へ続く───。




