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解体

 三日後の朝、大阪府精神科医療センターは、レジスタンスの急襲を受けた。

 六宮は合鍵によって解放され、彼らと共にセンターを制圧した。このとき、多くの医療スタッフはレジスタンス側に加担している。

 ここを拠点とし、政府の助力も受けて、六宮率いるレジスタンスはさまざまな場所を次々と制圧していく。

 銃声鳴り止まぬ中、小暮は何名かのスタッフと共にセンターに居を構え、負傷したレジスタンスの治療に明け暮れていた。男、女、時には子供が、ひっきりなしに手当てを求めて訪れる。


そんなある日。六宮の盾となって十六発もの弾丸を受けた隻眼の男が、小暮のもとに運び込まれた。


 時は七月二十一日。

 日本政府により大阪解体宣言が出される、わずか二日前の出来事であった。



【参考文献】

『救急精神病棟』 野村進著

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