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そのお悩み、”恋愛支援部”が解決します  作者: 風野唄


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第090話 クイズの時間

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

華が飛び出していくのに合わせて、俺も走ります。

俺の役目は攻撃を当てる事も重要だが、無敵を生かして華を守ること。

それだけを意識しておけば、負けることはない。


「これで窮地に追いやったつもりかな?」


「余裕そうなその顔が崩れる所を一度で良いから拝みたいもんだぜ!」


「ディフィカルト。」


俺からの攻撃に接触するとアウトなので、避けながら俺の隙を狙っているようだ。

だが、俺ばかりに気を取られていたらもう一人が黙っちゃいない。


「オラァーーー!!!」


この気迫はいつにも増して本気である事を表している。

今までで見てきた中でも、ここまで本気を出している所は中々見ない。

それ程、音無という相手の強さを物語っている。

でも、それは分かりきっていた事。


息を合わせろ、タイミングを逃すな。

華と思考をリンクさせ、同時に攻撃する事で防御不可能な一撃に仕上げる。


いつもは主人公って柄じゃないんだけど、この決勝ぐらいは華やかに一撃を決め、主人公になっても良いだろ。


「甘いね。息は合っているがただそれだけ。対人戦において、重要なのは自分達の能力を上げる事ではなく、相手の心理を読むこと。アンダスタン?」


それが出来たら苦労しないっての。

いや、わざわざそうやって注告して来たという事は、彼はそれが出来ているのかも知れない。


避ける気配もないので、俺はそのまま攻撃を続行。

このままいけば、当たる。

攻撃が当たってしまう。

音無という存在を俺は過大評価していのか。


「試合終了ー!勝者は!」


俺の攻撃が最後にヒットしたのを確認した。

華の動きこそ止まったが確実に俺が振り抜いたからな。

しかし、価値を確信している時にアナウンスからは衝撃の言葉が流れる。


「サッカー部!」


どういう事だ。

審判はどこを見てこの結果を出している。

俺は焦りと共に音無を確認すると、勝ち誇った表情で立っていた。


「君はちょっとばかり遅いんじゃないか?」


「馬鹿言うなよ。腹に喰らったのは、演技じゃないんだから。」


華の方から声がする。

それはまだ倒れているはずの真の姿。

思っている以上に立ち直りが早かったのか。

攻撃に集中している余りに、俺も華も真が接近している事に気付いていなかった。


「悪いな陽太。こんな時ぐらいは目立たせて貰うぞ。」


勝ったのは俺達ではなく、サッカー部であるという事実が精神的にきつい。


あの時俺が欲張らなければ。

もっと華を守ることにも意識を割いていれば。

後悔は止めようとしても止まらない。

たかが、イベントのひと勝負と言えば、そこまでなのだろうけど、全力で戦ったからこそ勝ちたかった。


「悪い。俺がもっと・・・」


「謝罪なんて要らない。後悔ならアタシにもある。でも、最高に楽しかったよ。」


「あぁ、最高だった。」


疲れた体をどうにか動かして、みんなの所へと戻る。

結果は負けてしまったが、そんな俺達を励ます為に待っているんだろうな。

それが嬉しくて辛い。

勝ってさえいれば、もっと素直に喜ばせてあげられたのに。


「よく頑張ったね二人とも。」


「結果は二位でしたけどね。」


「文化部で二位を勝ち取るのは異例の事だよ。それに相手も強かったしね。」


「まぁ、次の勝負に期待しといてよ。三年生って言うのがどれほど凄いのか見せて上げるから。」


「えっえっえっ!ちょっと待ってください!」


慌て出す凛。

気持ちは大いに分かるぞ。

次の勝負を三年生二人が出た場合、残されているのは凛一人。

最後の勝負が一人で挑まないといけない場合のプレッシャーは計り知れないからな。


「安心してよ星海くん。僕は君が適材適所だと思って最後にしたんだ。」


「でも、最後が何か分からないですよね。」


「大丈夫。僕の第六感は当たるから!」


要するに、根拠はないのだけど糸井先輩は凛を信用しているから何とかなるよという無茶苦茶な回答か。

安心させる所か余計不安になると思うけど。


「糸井くんがそんな事言うから、固まったわよ凛ちゃんが。」


「あわわ、あわ。」


「ついでに言葉も失ったみたいですけど。」


「ここで気が楽になる魔法を掛けてあげよう。」


部員を一人一人並べさせ、その前に立つ。


「えっー、それでは魔法を唱えます。コホンッ!本日は、勝っても負けても今日は打ち上げをしようと思います!」


「「「「おおぉーーー!!!」」」」


ここで聞かされた新事実。

これはモチベーションに繋がるな。

しかも、七瀬先輩も驚いていると言う事は糸井先輩がこっそり計画していたと言うことか。


「とは言っても、未成年だけで飲食店に夜出入りすると補導され兼ねないので、ハイラ先生に相談して計画したんだけどね。」


「勿論、ハイラ先生も顧問なのだから大歓迎でしょ。」


「みんなと食事するの楽しみー!元気出て来ました!」


空気は明るく元通り。

今はそれで良い。

凛の番になった時に不安が舞い戻って来るかも知れないが、その時は俺達が励ましてやるだけだ。


「それでは、只今より二つ目のゲームを紹介しまーす!題して、知識をひけらかせ!シンプルクイズ大会!外野がうるせーので、ルール説明も一気に進めます。」


ルールは以下のようになっていた。


・解答は全部活一斉に行う。

・間違えた時点で解答者脱落。

・クイズの種類は多種多様。

・漢字の指定がない場合は、ひらがなでの解答も可。

・一部活二名まで解答可能だが、途中で解答者の変更は不可。

・一回目の勝負に出場した生徒は参加不可。


シンプルな知識勝負という事もあって、作戦を立てれるようなルールにはなっていないな。


「それじゃあ、行って来るね!」


今から始まるクイズ大会。

どんなクイズが出るかは分からないが、糸井先輩が負ける未来は想像出来ない。

だけど、糸井先輩も人ではあると思うので、覚えられる知識に限界かある。

限られた知識の範囲内に出題が収まるかどうかが鍵となるな。


「第一問!田中くんが二千円を持ち、三百円のお菓子を買いました。お菓子は最大何個買えるでしょう!ただし、三百円は税抜の価格とし、消費税は軽減税率の為八パーセントとします。」


ちょっとした手間が掛けられているが、小学生の算数の範囲内だな。

本当にこの学校へ入学しているのであれば、解けなければいけない問題である。


「全解答が出揃いました。それでは、まず正解発表です。正解は六個!この問題は、偶々消費税あっても無くても買える個数が変わらない問題だったんですね!意地悪な出題者もいた者です!」


意地悪とかじゃないだろ。

計算したら暗算でも解けるような問題だ。

しかも、日常的に使うような計算式なので、これを間違える奴がいるなら今後が心配だ。


「おっと、ここは全員正解かと思いきや、チラホラと一人間違えている部活があるみたいですね。」


一番ざわついているのは、教師陣だった。

まさか、一人二人ではなく、チラホラといるとは思ってもみなかったのだろう。

これを機に赤点指導が厳しくなれば、確実に華は苦しむ事になる。

ちなみに先輩達は勿論二人共正解。


「続いたの問題はこちら!馬肉はさくら。鹿肉はもみじ。では、猪肉は何?」


ちょうど良い難易度の問題だな。

馬肉を聞いて来ない辺りに、親切心を感じる。

さて、このペースだと長引きそうだが、果たして勝つ事は出来るのか。

先輩二人には頑張って欲しい所だ。

ご覧いただきありがとうございました!

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毎日22時から23時半投稿予定!

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