プロローグ
初めて書く長編(中編かな?)小説です。
割と自分の中で温めてたので続けられると思います。
プロローグは短めですが、次以降は文字数も伸びてくるかな?
拙文ですがどうぞよろしく。
金曜の五限目、現代社会の時間、寝ぼけ眼を擦りながら話を聞く。
「***、F.ベーコンは『知は力なり』という言葉を残した。彼は***……、」
食後の怠ける脳にこのセンテンスだけが染み込んできた。少し格好良さげな響きだった。
どういう意味だろう?
自己流に解釈すると、『知ること以外には力を得る道はない』といったところか。
しかしそれは的外れだった。要点をまとめれば、
『先入観を排除し、観察や実験によって得られた事例をもって自然を支配せよ』、
とのことだ(少し格好を付けてみた)。
やはり偉人には敵わないな、いやはやベーコンさん万歳、などと思っていたら授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
金曜の六限は総合学習の時間。今取り組んでいるのは職業学習。そして今日は六限から放課後にかけて行われる実地調査の日。
そう、俺は今日、ついに間近で目にすることができるんだ。
憧れの、管理警察を。
一般的な情報と僕の主観を交えて管理警察について説明しよう。
管理警察というのは、いわば警察の上位職と言うべき存在で、十数年ほど前に国が指定する国家公務員として正式に認められた職業だ。
以前から凶悪化が問題視されていた犯罪への対策として、有識者の意見を参考にした法案が国会を満場一致で通過したときには多くのメディアで取り上げられ、国内外でも話題を呼んだ(このとき俺は小さかったのでそのことを知らなかった)。
管理警察には世の中に蔓延る凶悪犯への対抗策として様々な権利が与えられている。
例を挙げると、警察には認められていない武器の携行やそれらの使用権限、危険だと思われた事象への単独調査などなどといったところだ。
権利が強すぎると乱用される可能性があるのでは? という懸念は導入後に瞬く間に払拭された。
彼らの業務態度が民間に高く評価されたからだ。
なぜ民間に高評価を受けたのかというと、彼らの仕事が及ぼす好影響が、犯罪捜査だけに留まらず一般人の暮らしにもプラスの変化をもたらしたからだ。管理警察の登場によって市民の安全が向上したのだ。
元々の事前調査によって彼らの素行に問題はないということは判明されており、専門のカウンセリングも完備されていて、彼らには彼らには最高の労働状況が用意されていた。その上での好評はこの制度への追い風となり、今や管理警察は日本の保安対策の中核を担う存在となっている。
実際に彼らが登場してからは大きな犯罪が発生しておらず、我が日本には平和が訪れているように思える。そしてこれからも続いていくだろう。管理警察が平和を紡いでいくのだ。
そんな中で管理警察を志望する男子高校生。それが俺だ。
俺の名前は佐々木真司、高校一年生だ。日本の平和を引き継いでみせる。
短いな……。
でもまとまりを意識するとこんな感じでしょうか?
謎を残してしまったので次を早めに上げようと思います。
では、読んで下さったあなたに感謝を。




