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勇者ではなく英雄に  作者: fusaberu
闘技祭
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拉致

アクセスありがとうございます!

俺達は少し休んだ後、開けた穴をこっそりと通り会場に戻ってきていた。


「犯人は現場に戻るってな。まぁ、何もやっていないんだけど」


そのまま、俺が使わせてもらってた部屋にナタ姉妹を連れて戻ってきた。気配を感じたのか、フィーリア達が部屋に入ってきた。


「・・・また女」


「おい!第一声がそれか!」


「・・・冗談。それで、何があったのか説明して」


それから、今どういった状況なのか、ナタ姉妹の現状も説明すると


「・・・・許せない」


「確実にその仮面の男は黒ですね」


「見つけたらフルボッコです!」


フィーリア、ルシフェル、ノートは姉妹に同情し仮面の男に敵意剥き出しでそう言った。他のみんなも概ね同じ気持ちなのか怒っていた。


俺はそこで、2人人がいない事に気づいた。


「そういえば、加藤と赤城は?」


「まだ帰ってきていないんだよ。最初手分けして立花達を探す事になった時ペアで行動する事になってその2人が組んで探しにいったんだけど。遅いな」


加藤はともかく赤城までここまで遅いと思うと、胸の中に嫌なザワメキを感じた。それは、みんなも感じたのか少し不安げな表情をしていた。


そこで、扉の開く音が聞こえみんな帰ってきたと思ったのか扉の方向を見ると


「はぁはぁ・・・はぁ」


傷だらけで、至る所から血を流している加藤がいた。横には、連れてきてくれたのか兵士の人も一緒にいた。


「加藤!!」


急いで駆け寄った。


「皇!回復を」


「やってる!!」


「おい!加藤!!何があった!赤城は無事なのか?!」


加藤は、皇の回復魔法で喋れるくらい回復すると


「・・すまねぇ。やられた。後ろからいきなり襲われた。赤城は・・・連れ去られた」


「?!?!!!!」


俺が怒りでどうにかなりそうな時、加藤を連れてきてくれた兵士が


「警告はしたはずですよ」


いきなり、感情のこもってない声でそう言った。


「お前ぇ!何が知っているのか!」


「・・・落ち着いて。今の彼は彼じゃない」


「そこのお嬢さんの、言う通り。私は今この男の身体を借りているだけ」


「ぐっ!」


「貴方は警告を破り介入してしまいました。なので、貴方のお仲間を拉致させて頂きました。彼女には、封印の腕輪を付けさせて頂いたのでスキルそして強いステータスは発揮されませんので、早く助けに来ないと野蛮な男達にまるまる無残な姿にされますよ。このようにね」


そう言って兵士が取り出したのは、魔法具でその場の映像を記録しておけるものだった。いわゆるカメラだ。そこには、男達に迫られる赤城の姿が


「・・・・」


「では、早く助けに来ることをおすすめしますよ。では、」


そういうと同時に、見せしめなのか兵士が爆散した。


「うわっ!!」


「・・・最低」


「うぷっ」


部屋中に、兵士の血が飛び散るのを暴食で喰らう事で防ぎ、グロいのに耐性がない朱堂や皇は吐きそうに、フィーリア達はその所業に怒りを見せた。


俺は、足元に飛んできたロケットペンダントを拾う拍子に蓋が開き中には幸せそうな家族の写真が写っていた。


「絶対殺す」


「・・・ショウタどうする?」


「まず、赤城を助ける。その後に、今回の黒幕にこの世の地獄を見せてやる」


俺は、ペンダント握りしめみんなに指示を出した。


俺は一人で他は、襲撃に対応できるように3人チームで捜索にあたった。


「くそっ!どこだ!!写真では、何処かの部屋の中って事しか分からなかった!」


地道に、部屋を探していては時間がかかり過ぎると判断し、後で謝ると決めて思いっきり魔力を放出しソナーの代わりにしと。街中でいきなりの大量の魔力の放出に市民達は驚き空を見上げた。


「やっぱり効率が悪いな!これ!しかも、後の事を考えて残しとかなきゃいけないし!早く見つかれ!」


「見つけた!!」


魔力の放出をやめると、急いで赤木の元に向かった。



赤城視点


「なぁ、そろそろいいんじゃないか?」


「そうだな。もう我慢できねぇよ!」


「ヤっちまおうぜ!」


いなくなった男によって、手を出すなと命令されていた男達が下半身を大きくして私にも近づいてきた。


「まだ、時間じゃないでしょ。ちゃんと守った方がいいんじゃない?」


「へっ!もう、いないからいいんだよ!」


「強がってる余裕なんてないだろう?」


男達は、もう止まらなかった。己の欲望を満たす事しかもう考えていなかった。


「はぁ、はぁ、はぁ」


息は荒く、目は血走っており私の心は限界に達した。


「お願い。やめて」


「いいねぇ〜その表情そそるよ!」


「いや、やめて!」


服に手をかけられ力づくで破られた。素肌が晒され、男達は更に興奮していた。


「いやだ。やめて・・・・・・誰か助けて」


もう少しでキスされそうになり、小さな声で助けを求めると


ドガァン!


見たくないと目を強く瞑っているといきなり大きな音がして、目の前から男の気配が消えた。恐る恐る、目を開くと

そこには、最近見るようになった彼の背中が、あった。


「た・・ちばなく・・ん」


「悪い、遅くなった」



最後まで読んでいただきありがとうございます!


少しでも興味を持った方、続きが気になった方は


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