ミイラの正体
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「さぁ、この調子で次の試合に行きましょう!!!!次はなんと前回大会優勝者の登場だーーーーー!!!!ん?ちょっとお待ち下さい」
後ろにスタッフが何かを伝えに来たのか、観客達は待ってる間、各々の感想を言い合っていた。
「すみません!!お待たせしました!!皆さんにご報告があります。シード枠だった、ナイトさんが体調的な面で出られなくなってしまったとのことです!なので、協議の結果代役を立てることにしました!」
観客たちは、興奮しているからなのかその場のノリで騒いでいて誰も疑問に思わなかった。
いくらなんでも、代役を立てるのが早すぎじゃないかと予めこうなる事が予想されていたかのような
しかし、闘技祭はその間にも進んでいき
「お待たせしました!!次の対戦カードは!!鬼の如く荒々しく猛烈に敵をその刀で薙ぎ倒していったその姿はまさに鬼神!!!!!鬼の神!ナターーーーー!!!!!対するは、急遽参戦!!!その素顔を見たものは誰1人いない!!!謎の包帯グルグル巻き!!!ミイラーーー!!!」
どんな紹介とネーミングセンスだと思っていたら、ナタが出てきた後、本当に包帯がグルグル巻きの奴が出てきた。
これには、会場も大爆笑。俺は、スタッフが狙ってやったものだと勘違いした。
「さぁ、一体どんな試合になるのか楽しみですね〜〜!!!それでは!試合開始!!!」
俺は一瞬司会者の言葉に、純粋な楽しみだけじゃなくて何か違うものを感じとった。それは、他の2人もそうだったらしく今まで以上にこの試合中警戒する事にした。
リング上では、
「誰かは知らないけど、私の為にもここで終わってもらう」
「・・・・」
ナタが、刀を抜くと猛スピードで斬りかかっていった。そのスピードは、アリシアに劣るもののそれでも、それに近いほどのスピードが、出ていた。ミイラは、反応ができていないのか、分からないがその場から動く気配を見せる事はなかった。そのまま、ナタの刀が当たると思われた所で透明な壁がナタの刀を防いだ。
俺は、あんなギリギリで、怖くないのかと思っていたらナタの様子がおかしい事に気づいた。
下を向き、何かを耐えているように見えた。しかし、次の瞬間
「妹に、妹に何をしたーー!!!!」
ナタが激昂して、ミイラに斬りかかった。何度も斬りかかるが全て透明な壁に阻まれていた。
「贋作が!!!切り刻んでやる!!!」
どう見ても、様子がおかしくミイラの中身を見ようと魔力で探っいると、その間に、透明な壁にヒビが入り始めていた
「?!?!」
俺は、目の前の窓を暴食で喰らってリング上にたどり着いた瞬間、ちょうど透明な壁が割れた。
バシィン!!!
俺は間に入り、ナタの刀を受け止めた。ナタは、目を開いてびっくりしていると
「邪魔をするな!!そこをどけ!!」
「少し、この落ち着け。お前が斬ろうとしているのは妹本人だぞ!」
「・・・は?」
ナタが放心している間に、俺はミイラの包帯を取ろうとした瞬間ミイラが爆発した!!
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