初恋葬送【改訂版】
新興国であるアクロス王国は歴史や格式が欲しかった。内陸国であるルフド帝国は他大陸との貿易のための港が欲しかった。山脈を介して隣り合う両国の思惑は一致して、子度同盟を結ぶこととなった。同盟の証として、アクロス王国王子アーサーの元に、ルフド帝国皇女が嫁ぐ。しかし王子と恋に落ちたのは皇女ではなく、皇女付きの侍女だった。それが、七年と五ヶ月前の話。【以前、小説家になろうにて掲載していた【初恋葬送】の改訂版となります。登場人物の年齢、性格など設定が異なる部分があります】
東の宮 【一】
2012/06/27 20:47
(改)