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都市事変  作者: フカマル
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1/10

プロローグ

初めての作品なので

優しい目で見てくださると嬉しいです!

ご指摘やコメントも大歓迎です

どうぞよろしくお願いします

プロローグ


怒号が飛び交い、燃え盛る街。

木々は倒れ、大地は荒れ果てていた。


「ここまでか……」


建物になだれ込んでくる人々を見て、彼は呟いた。


「すまない。私が不甲斐ないばかりに」


「いいわ、あなたのせいじゃないわ」


やがて、足音が彼のいる部屋へと近づいてきた。


「しょうを……あの子を頼むわ」


「ああ、任せておけ」


息子を守れる確証などない。

それなのに、なぜこんな無責任な言葉が出てしまうのか。


だが、そんなことを悔いている時間などない。

足音は、もうすぐそこまで迫っていた。


「あなた、早く行かないと」


「……」


言葉が出ない。


なぜ、こんなことになる。

なぜ、このようなことが許される。


世界が憎い。


そんな思いばかりが、頭の中を駆け巡る。


「大丈夫よ。あなたなら、きっとやり遂げられるわ。そして、この子に私がしたかったこと、見たかったものを見せてあげて」


妻は私を抱きしめながら、そう言った。


「じゃあ、もう行くよ」


妻は優しく微笑み、言葉をかけた。


「うん。また会えたら」


私が言葉を唱えると、私と息子は光に包まれ、姿を消した。



「必ず生き残ってね……」



彼女はそう呟き、迫り来る人々を見つめた。

その日、一つの家族の物語は、誰にも知られることなく幕を閉じた。

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― 新着の感想 ―
読みやすくて良かったです、次のエピソード楽しみにしてます!
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