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第71掌 加護の副次効果

なんか、書いていてちょっとごちゃごちゃした印象があります。

もしおかしかったら教えて下さい。直しますので。

それではどうぞ!



 なんでバレたんだ⁉考えても考えても分からない。マリアーヌが気付いたかとも思ったが、そんなわけではなさそうなことはマリアーヌを見れば分かる。マリアーヌ自身も何を言っているんだ?とばかりに首を傾げている。


「自己紹介はしましたよね?俺達の素性と言いましても、冒険者として活動していたとしか言えませんよ?」


 ごまかしながら言う俺。異世界人ってだけでも厄介なんだ。それなのに勇者を通り越して神の使徒です、なんて言えるわけないだろう!


「いやいや、君のステータスを見れば分かることさ」


「鑑定スキルをお持ちで?」


「ああ。持ってる」


 でも、それでも俺の隠蔽したステータスが出るだけだ。ちなみにそのステータスがこれ。





タカキ・ヤガミ 男  (隠蔽時)


種族 ヒューマン


 レベル60


HP:502/502

MP:533/533


STR:497

DEF:551

INT:478

AGI:559

MND:701


固有:なし


スキル:高速移動 レベル4

    短剣術 レベル4

    二刀流 レベル5


魔法:火魔法

    水魔法




 こんな感じになっているはず。なのにどうしてだ?


 混乱していると急にポケットに入れていたケータイが鳴り出した。こんな時になんだよ!


「失礼。少し時間をくれませんか?」


 その場のみんなに許可を求める。


「それで君の素性を言うのなら構わないよ」


「それは後々相談させてください」


 そう言って俺はその場で電話に出る。


「もしもし?こんな時に電話をかけてくるとはいい度胸してんじゃねぇか」


 思いっきりドスの利いた声で話しかける。周りのみんなもビクッとなっている。そんなに怖い?


『ご、ごめんなさい!でも、君が困っていたみたいだから・・・』


 ん?今回は真っ当なのか?真っ当な感じなのか?


「ほう。つまり今回はきちんと俺にアドバイスをくれると?」


『イ、イエス!』


「なら、話せ。ただし」


『た、ただし?』


「こんな場面でふざけたら今度こそプチッと掌握するぞ?」


『は、はははいいいいいいいいいいいいいいい‼』


 こんな会話をする俺に周りのみんなはドン引き。そして俺のステータスを知っている仲間たちは顔を真っ青にしている。ちなみにアルナスさんも仲間達同様に青い顔をしている。どうやら本当にバレているようだ。


『き、君はどうして彼に自分のステータスがバレているのか疑問を持っているけど、答えは簡単なんだ』


「なんだよ」


『彼も私の加護を持っているから』


「はい?」


『君とは別の僕の協力者なのさ。勿論、この世界の住人である彼には君のことを詳しくは話していないけど』


「マジかよ。じゃあ、他にもそういうのがいるならたまにサボってもいい?」


『やめて―‼君が一番眷属たちに対抗できるの!他の使徒や協力者だと負けちゃうの!』


「分かった分かった。それで、なんでバレてんだ?」


 ここからは隠蔽スキルで声を隠蔽。何を話しているか周りに分からなくします。


『同じ加護を持つ相手には隠蔽とかそういう隠したりとかが出来なくなるんだ。大体同じ加護を持っている者は味方になるからね』


 まあ、加護を与える側はそういう性格とかで選ぶイメージはあるからな。似たような奴や自分の好みの奴に加護とか与えるんだろう。そういう奴は大体的にはならないだろう。


『そんなわけで、彼には僕の加護があります』


「?おい。お前が与えることのできる加護ってのは地球神の加護が最大なんだよな?」


『うん。そうだよ』


「それは誰にでも与えているのか?」


『そんなわけないじゃん!』


「アルナスさんには?」


『与えてないよ』


 いや、でもな~。


「思いっきり、ステータスに地球神の加護ってあるんだけど・・・」


『え?』





アルナス・オルルクス 男


種族 ヒューマン


 レベル31


HP:202/202(+100)

MP:197/197(+100)


STR:197(+100)

DEF:188(+100)

INT:192(+100)

AGI:214(+100)

MND:183(+100)


固有:なし


スキル:礼儀 レベル6

    細剣 レベル3

    威圧 レベル4

     精神安定 レベル3

    権謀術数 レベル6

     鑑定 レベル3


魔法:風魔法


加護:地球神の加護




『・・・』


「・・・」


『・・・・・・あっ、やべ』


「おい‼」


『ご、ごめんごめん。君に上げる加護間違ってた』


「なんて馬鹿なんだ。思わずキュッとしたくなる」


『許してつかあさい!』


 まったく。


「それじゃあ、早く俺の加護変更しておけよ」


『はい!あ、それとステータスの種族の所。オンオフ切り替えで変更できるようにしておいたから!それじゃ!』


 そして電話は切れた。


 最後になんかものすごい重要そうなこと言ってなかったか?あのバカ神。


 さっそく確認。




タカキ・ヤガミ 男


種族 神の使徒 (ヒューマン)


レベル 120


HP:3961/3961(+500)

MP:4011/4011(+500)


STR:4027(+500)

DEF:3958(+500)

INT:3997(+500)

AGI:4126(+500)

MND:9400(+500)


固有:全掌握(下位の把握を偽装として表示できます)


スキル:オール・ブースト

    疑似神眼

    高速移動

    棍術

    投擲

    短剣術

    硬化

    浸透

    MP操作

    二刀流

    剣術

    戦闘術

    孤軍奮闘

    詐術

    隠密行動

    暗殺術 

    威圧

    隠蔽

    火炎無効

    重力操作・自己

    目利き

    教授



魔法:水魔法

   植物魔法

   風魔法

   火炎魔法

   土魔法



加護:地球神の守護




 なんかものすごい大変なことになってるー!+500ってどんだけだよ!神の守護って何?神様が守っているって意味か⁉


 落ち着け俺。今は動揺している場合ではない。ここには仲間だけでなく、マリアーヌやアルナスさん、ハフナーさんがいるのだ。


「話は終わったかい?」


「はい・・・。ありがとうございました。それであなたは協力者、でいいんですか?」


「彼の存在から聞いたようだね。そうとも。私は君の協力者さ。ベルモンド殿とは別口のね」


 俺とアルナスさんの会話にクエスチョンマークを浮かべるマリアーヌ。ハフナーさんはそんなに動じた様子はない。恐らくアルナスさんから聞いていたのかもしれない。聞いていない場合は流石は王弟と言うべきだが。


「別口というのは?」


「彼には君のサポートを頼んだのだろう?私は君のサポートではなく、君風に言えば探しモノかな?をヒューマンの立場で情報集めをしたり、解決できる探しモノ関連の事件を解決したりさ」


「なるほど」


「それで俺の正体はここで明かしてもいいものなんですか?」


「父上にはすでに話してある。私の正体と共にね。騎士たちも上の地位にいる公爵家の者たちだけさ。マリアーヌと執事はまあ、黙っていてもらうしかないね」


「え?え?」


「そうですか。分かりました」


「え?ええ?」


 俺とアルナスさんの間で狼狽するマリアーヌ。俺との初対面の時のまさに王族といった雰囲気はそこにはない。そこにいるのは仲間はずれにされた可哀想な女の子だ。


「俺はこの世界の管理を任された新しい神の代行者。つまり、神の使徒です。簡単に言えばアルナスさんの上司みたいなものですかね」


「ふぇ?」


「まあ、そうだね。君は僕たちや神の使徒たちの中で恐らく現在、一番偉い存在だね」


「ええええ?」


「ま、それだけ危険な役割でもあるんですけどね」


「ええええええええええええええ⁉」


「マリアーヌ、うるさいよ」


「だ、だって!お兄様!」


「驚く気持ちも分からなくはないよ。なんせタカキ君はこの中で一番偉い存在ってことになるんだからね」


 まあ、前にもアメリアに言ったけど、そうだね。


「っていうか、普通に流していましたけど、タカキさんと神様の会話初めて聞きました」


「タカキ、お前、神相手にも容赦ねえな」


「っていうか、本当にどっちが偉いんですか?」


 仲間たちがマリアーヌとアルナスさんが話しているうちに俺に話しかけてきた。


「まあ、本当なら神なんだが、俺相手にはそう強く出れないしな、あいつ。それに俺に与えた能力って神にも通用するから怖いそうだ」


「わ、私の神のイメージが・・・」


 マリアーヌが俺の話を聞いていたためか、そんな言葉を発した。まあ、気持ちは分からんでもない。俺もまさか自分の住んでいた世界の神があんなんだとは思わなかったし。っていうかそもそも今の地球、それも日本には神を信じる奴もあんまりいないしな。


「ええい!もう面倒だわ!これで正体に関しての話はおしまい!本題に戻るぞ!」


 俺はいい加減カオスになって来たこの場を纏めた。


「ハハハッ。そうだね。それじゃあ、父上。お願いするよ」


「ああ。君たちを呼んだ理由を話そうか」


 さて、寄り道はしたけど、やっとスタートだな。さっさと終わらして拠点作りに精を出したいものだ。




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