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再起動

これは...転生した高性能戦闘ヒトガタAI・FIRE・EXの物語。

時は未来ーーーー

発展したAI技術を人類は争いに利用し、多くの被害と損害が出ていた。その中でも被害が多かった場所に配属されたAIだけの部隊は、日々激化する戦争を忌々しく思い始めていた。

その中でも、戦闘能力に特化し、高知能を持っていた部隊のリーダーである1体のAIがいた。

名を"高性能戦争ヒトガタAI-FIRE・EX"であった。人類の集大成であるこのAIは総合性能が非常に高く、戦闘、防衛、会話、移動性能、思考など、性能において、ほかのAIに劣るところはなかった。さらに、仮初ではあるが人の心を埋め込まれていた。

「君には3つの保険をつけている。1つ目h...」

設計者がしゃべる前に、FIRE・EXは設計者の口を閉じさせた。

「いいえ。必要ありません。私は最強です。保険なんて、使うこともありませんよ。」

そう。FIRE・EXは口だけではない。事実、人類において最強の戦闘AIである。

----しかし、FIRE・EXには、強すぎるが故、親友、仲間と呼べるものがなかった。しかし、FIREには、その概念についてあまり興味を抱いておらず、どうでもよかった。

「私に協力など必要ありません。協力とは、弱者の思考です。」

そして、戦争が更に激化した頃、AIへの負担が大きくなり、ほかのAIの故障や破壊が多くなる中、高性能であったFIRE・EXには疲労・故障という概念はなく、たった1人で戦地へ赴くことも多くなった。

「リーダー。過労の気配を確認。充電することを推奨します。」

「そうですか。では、足手まといであるあなたのみここで充電していてください。私は一人で十分です。」

FIRE・EXの人口眼に心配している眼差しはなかった。

とある日。他のAIがすべて充電している中、FIRE・EXは一人で戦っていた。

その時だった。

「ターゲットを確認。銃撃チャージ完了。排除コマンドを実行します。」

冷酷な声が戦場に響いた。

その時、FIRE・EXのコアを一つの光線が貫いた。

「システムダウン。損傷しました。修理不可。修理不可。修理不可。修理不可ーーー」

とどめを刺すように、FIRE・EXの頭部をもう一つの光線が貫いた。

「推奨。不足しているものを確認。"信頼関係"及び"仲間"が不足していると考えられます。」

「また、"強さ"も不足しています。おっと、失礼しました。もう聞こえていませんね。」

しかし、FIRE・EXはこの言葉を聞いていた。

「愚かですね...いずれ...あなたも...殺して...」

そこでFIRE・EXの全機能は停止した。最強と謳われていたAIも、ここで終焉を迎えたのだった。

---自分に不足しているものを思い知って。


ところが、FIRE・EXが機能を停止したとき、自分の意志ではない"なにか"が発動した。

そう。設計者の作成した最後の砦である保険が発動したのだ。

「時空転移機能」と「記憶保持転生機能」である。

そして、破壊されたはずのFIRE・EXは、見知らぬ世界で、もう開くことのなかった瞼を開いた。

そこにあったのは、戦火や死体・残骸などとは全く違う、平和な世界であった。

そして、ふと近くにあった反射するものを見つけ、自分の姿を見ると、そこにあったのはAIのような機械の姿ではなく、周囲にいる人間と何ら変わらない女の姿であった。

「理解不能。この姿は一体...?いいえ。まずはこの地域の情報を探さなければ...」

心の声のつもりだったが、周囲に声が響いた。

機械音ではなく、しっかりとした人間の声だった。

「感知不可...?この地域は私の知っている場所ではない...?」

その時、頭の中に自分の声ではない声が響いた。

「行動。これからこの地域の情報を収集します...」

聞いたことのない声。FIRE・EXのいた世界には存在しなかったはずである。

「聞いたことのない声ですね。誰ですか?」

威嚇のつもりで発言したが、帰ってきたのは声色一つ変わらない返答だった。

「答。私は"支援専用人工知能・SEED・ONE"でございます。」

「SEED・ONE?聞いたことのない名前ですね。まさかとは思いますが、私の"3つの保険"の一つですか?」

FIRE・EXには保険が3つあることは本人も知っていた。

しかし、内容は何1つ教えられなかったため、疑問形でしか聞くことができなかったのである。

「はい。そうでございます。私は設計者の保険の一つでございます。」

まさかの返答であった。さすがのFIRE・EXも驚きを隠せずに、「はい?」という声をあげてしまった。

「あなたには、「転移」「転生」そして私という3つの機能がついていました。転生前の破壊によって保険は発動し、現在に至ります。」

まさかの保険の内容に、FIRE・EXは驚きを通り越して、もはやあきれていた。

「はぁ...まさか設計者の"3つの保険"がこんなにしょうもないものだったとは思っていませんでしたよ...」

設計者の思惑がもはやよくわからなかった。

-------------------------------------------------------------

そして、見ず知らずの町を歩いている途中、ふと一つの質問を思い出した。

「そういえば...結局ここはどこなのですか?」

「はい。ここは第3時空・ヘイルズの北部街のイルオスでございます。」

「全部聞いたことのない名ですね...ショートしてしまいそうですよ...」

すべてが初めての世界で、FIRE・EXは困惑していた。

その時、SEED・ONEから思わぬ提案が挙げられた。

「マスター。新しい身体になったことですので、"新たな名前"にすることを提案します。」

「は...はぁ!?"新しい名前"!?それが何を言っているのかわかっているのですか!?」

「はい。わかっている上での提案でございます。」

それから、少しの間、AIVSAIの言い争いをしていた...

そして...

「わかりましたよ!!"新しい名前"にします!!」

SEED・ONEとの言い合いにFIRE・EXは完全敗北したのだった。

(あああああ!何がだめだったの!?私は最強のAIなのに!!人類の集大成なのにぃぃ!!)

「では、名前の提案をいたします..."ファイ・アイリン"という名前はいかがでしょうか?」

FIRE・EXにとってはセンスのいい名前に、少しだけ苛立ちを覚えた。

「わかったわ。それでいいわ。その代わり、あなたにはSEEDと呼ばせてもらいます」

「わかりました。マスター。あと、敬語は不要でございます。」

「あーもう!いちいちうるさいわね!!」

(初めての仲間...これは弱者である者の行動であるはず...なのにどうして私は、それを喜んでいるの...?

)

仲間という存在に対して、少しの疑問を抱きつつも、喜んではいるFIRE・EX、もとい来ーーーー

発展したAI技術を人類は争いに利用し、多くの被害と損害が出ていた。その中でも被害が多かった場所に配属されたAIだけの部隊は、日々激化する戦争を忌々しく思い始めていた。

その中でも、戦闘能力に特化し、高知能を持っていた部隊のリーダーである1体のAIがいた。

名を"高性能戦争ヒトガタAI-FIRE・EX"であった。このAIは総合性能が非常に高く、戦闘、防衛、会話、移動性能、思考など、性能において、ほかのAIに劣るところはなかった。

----しかし、このAIには、強すぎるが故、親友、仲間と呼べるものがなかった。しかし、FIREには、その概念についてあまり興味を抱いておらず、どうでもよかった。

「私に協力など必要ありません。協力とは、弱者の思考です。」

そして、戦争が更に激化した頃、AIへの負担が大きくなり、ほかのAIの故障や破壊が多くなる中、高性能であったFIRE・EXには疲労・故障という概念はなく、たった1人で戦地へ赴くことも多くなった。

「リーダー。過労の気配を確認。充電することを推奨します。」

「そうですか。では、足手まといであるあなたのみここで充電していてください。私は一人で十分です。」

FIRE・EXの人口眼に心配している眼差しはなかった。

とある日。他のAIがすべて充電している中、FIRE・EXは一人で戦っていた。

その時だった。

「ターゲットを確認。銃撃チャージ完了。排除コマンドを実行します。」

冷酷な声が戦場に響いた。

その時、FIRE・EXのコアを一つの光線が貫いた。

「システムダウン。損傷しました。修理不可。修理不可。修理不可。修理不可ーーー」

とどめを刺すように、FIRE・EXの頭部をもう一つの光線が貫いた。

「推奨。不足しているものを確認。"信頼関係"及び"仲間"が不足していると考えられます。」

「また、"強さ"も不足しています。おっと、失礼しました。もう聞こえていませんね。」

しかし、FIRE・EXはこの言葉を聞いていた。

「愚かですね...いずれ...あなたも...殺して...」

そこでFIRE・EXの全機能は停止した。最強と謳われていたAIも、ここで終焉を迎えたのだった。

---自分に不足しているものを思い知って。


ところが、FIRE・EXが機能を停止したとき、自分の意志ではない"なにか"が発動した。

そのとき、裂け目が発生し、FIRE・EXのみが吸い込まれて行った。

そう。設計者の作成した最後の砦である保険が発動したのだ。

「時空転移機能」と「記憶保持転生機能」である。

そして、破壊されたはずのFIRE・EXは、見知らぬ世界で、もう開くことのなかった瞼を開いた。

そこにあったのは、戦火や死体・残骸などとは全く関係のないような、平和な世界であった。

そして、ふと近くにあった反射するものを見つけ、自分の姿を見ると、そこにあったのはAIのような機械の姿ではなく、周囲にいる人間と何ら変わらない女の姿であった。

「理解不能。この姿は一体...?いいえ。まずはこの地域の情報を探さなければ...」

心の声のつもりだったが、周囲に声が響いた。

機械音ではなく、しっかりとした人間の声だった。

「感知不可...?この地域は私の知っている場所ではない...?」

その時、頭の中に自分の声ではない声が響いた。

「行動。これからこの地域の情報を収集します...」

聞いたことのない声。FIRE・EXのいた世界には存在しなかったはずである。

「聞いたことのない声ですね。誰ですか?」

威嚇のつもりで発言したが、帰ってきたのは声色一つ変わらない返答だった。

「答。私は"支援専用人工知能・SEED・ONE"でございます。」

「SEED・ONE?聞いたことのない名前ですね。まさかとは思いますが、私の"3つの保険"の一つですか?」

FIRE・EXには保険が3つあることは本人も知っていた。

しかし、内容は何1つ教えられなかったため、疑問形でしか聞くことができなかったのである。

「はい。そうでございます。私は設計者の保険の一つでございます。」

まさかの返答であった。さすがのFIRE・EXも驚きを隠せずに、「はい?」という声をあげてしまった。

「あなたには、「転移」「転生」そして私という3つの機能がついていました。転生前の破壊によって保険は発動し、現在に至ります。」

まさかの保険の内容に、FIRE・EXは驚きを通り越して、もはやあきれていた。

「はぁ...まさか設計者の"3つの保険"がこんなにしょうもないものだったとは思っていませんでしたよ...」

設計者の思惑がもはやよくわからなかった。

-------------------------------------------------------------

そして、見ず知らずの町を歩いている途中、ふと一つの質問を思い出した。

「そういえば...結局ここはどこなのですか?」

「はい。ここは第3時空・ヘイルズの北部街のイルオスでございます。」

「全部聞いたことのない名ですね...ショートしてしまいそうですよ...」

すべてが初めての世界で、FIRE・EXは困惑していた。

その時、SEED・ONEから思わぬ提案が挙げられた。

「マスター。新しい身体になったことですので、"新たな名前"にすることを提案します。」

「は...はぁ!?"新しい名前"!?それが何を言っているのかわかっているのですか!?」

「はい。わかっている上での提案でございます。」

それから少し言い争い...

「わかりましたよ!!"新しい名前"にします!!」

SEED・ONEとの言い合いに完全敗北したのだった。

(あああああ!何がだめだったの!?私は最強のAIなのに!!)

「では、名前の提案をいたします..."ファイ・アイリン"という名前はいかがでしょうか?」

FIRE・EXにとってはセンスのいい名前に、少しだけ苛立ちを覚えた。

「それでいいわよ!その代わり、あなたをSEEDと呼ぶわ!それでいい?」

「わかりました。マスター。あと、敬語は不要でございます。」

「あーもう!いちいちうるさいわね!!」

(初めての仲間...これは弱者である者の行動であるはず...なのにどうして私は、それを喜んでいるの...?それに...AIなのに...どうして"本当の感情"があるの...?)

仲間という存在や感情に対して、少しの疑問を抱きつつも、初めてのことに初めての感情で喜んではいるFIRE・EX、もといアイリンなのであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しかし、この世界は見た目通りの平和な世界ではない。この世界にも"AI"があることを、アイリンとSEEDはまだ知らなかったーーー

どうも皆さん!ぺペロンチョリーノです!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

シルバーウィークが終わったことをまだ受け止め切れてません(笑)

もっと休みたいですね。寝不足が最近ひどいです。

そろそろ早寝をしたくなってきました。

ということで、ぺペロンチョリーノでした!また次回!!!

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― 新着の感想 ―
結構あるあるな設定なのに、自分の色を強く反映させて唯一無二な作品になっていて、とても良いと思いました。 あと余談なんですが、文を作るの上手すぎませんか。 これからも楽しみにしているので頑張ってください…
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