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十四
すぐに、その音の正体を発見した二人。
まず先に、親分がデカイ声で
「おお!」
そして次に、破近がポツリと
「あらら。娘が見つかった代わりに、母親が消えてもうたわ」
そこには、目隠しをされ、縄で縛られている小春の姿があった。
若い衆を使って辺り一帯を調べさせたが、やはり女将の姿が見当たらない。
「うーん、こりゃ参ったわ。ほな、一旦引き上げよっか?」
「父上ー!」
向こうから走ってくる娘、それを認めた主人
「こ、小春!」
すぐに、その音の正体を発見した二人。
まず先に、親分がデカイ声で
「おお!」
そして次に、破近がポツリと
「あらら。娘が見つかった代わりに、母親が消えてもうたわ」
そこには、目隠しをされ、縄で縛られている小春の姿があった。
若い衆を使って辺り一帯を調べさせたが、やはり女将の姿が見当たらない。
「うーん、こりゃ参ったわ。ほな、一旦引き上げよっか?」
「父上ー!」
向こうから走ってくる娘、それを認めた主人
「こ、小春!」
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